IE/Gecko 両方のレンダリングエンジンを使えるという謳い文句の タグブラウザをオフィスの PC にお試しインストールしても、 これまでうまく Gecko に切り替わってくれた試しはありませんでした。
 しかし、オフィスで現実逃避中、先般、 Sleipnir2 正式版リリースと ドキュメント類がそろうのを待ってから…と言った舌の根も乾かないうちに、 軽く気合を入れて調べるとわかりました。。。切り替える方法。

 要は Gecko エンジンとして使用されている Mozilla ActiveX Control 用の プロキシ設定がされていなかっただけのことだったようです。

 Sleipnir2 βの場合は、配布パッケージに Mozilla ActiveX Control が含まれているものがありますので、これを使用しました。
 インストールして起動後、一度でも Gecko エンジンに切り替える (左下にある IE なアイコンをクリックすると切り替えられます。 切り替え後は Mozilla なアイコンになります)と、 (うまく切り替わったかどうかに関わらず) C:\Documents and Settings\[ ユーザ名 ]\Application Data\ フォルダ ( C ドライブに OS がインストールされている場合)の直下に MozillaControl\profiles\MozillaControl フォルダができ、 さらにその下に適当な名前のついたフォルダができます。このフォルダの下に prefs.js というファイルが作成されているはずですので、 これを確認して、ここで一度、 Sleipnir2 を終了します。
 HTTP プロキシを設定するだけであれば、この prefs.js を編集して以下の行を追加します。
user_pref("network.proxy.http", "プロキシアドレス");
user_pref("network.proxy.http_port", ポート番号);
user_pref("network.proxy.type", 1);
 Firefox などを すでに使用しているのであれば、 同名のファイルが Application Data フォルダ下の Mozilla フォルダ以下にありますので、
user_pref("network.proxy.…
で始まる行をすべてコピーして、ペーストしてもかまいません。

 これらの作業が終了して Sleipnir2 を再度起動すれば、 切り替わるようになりました。
 ただし、Gecko エンジンを使用すると、マウスの右クリックでポップアップする コンテキストメニューは英語ですが…

 こういう設定をしなければならないことを知っていれば、 MaxthonLunascape2 でも Gecko エンジンに切り替わるかもしれません。
参考