最近、また UNIX 環境が必要になって、 「 Oracle 」のロゴがでてくるようになった VirtualBox v3.2.0 を 使っています。 その VirtualBox の 仮想 PC で使っているのが最近リリースされた Ubuntu 10.04 LTS 。
 ここ数年、 Debian 系の ディストリビューションを使うことが多いのですが、 いまいちパーソナルユースに特化したようなつくりの Ubuntu は 好きではありませんでした。 しかし、今回は個人的な実験環境を作ることが目的だったこと、 リリースされたばかりで興味本位が先に立ったこともあり、Lucid Lynx (Ubuntu 10.04) を インストールしてみたのですが、これがこれまで使った Ubuntu で やっぱり一番よくできています。
# いや、最新バージョンなんだからあたりまえっちゅう話は置いといて。。。

 なにがって、多少設定を間違っても元に戻せるというところ。
 なにを言ってるんだだとお思いでしょうが、 個人的な経験上、GUI を作り込んだ Linux ディストリビューションって、 あれができるこれはできるはいいですが、何か間違えた設定をしてしまったとき、 元に戻すのが設定を変えるときより難しい。。。 下手すると元に戻らなかったりということがあります。
 ところがこの Lucid Lynx 、元に戻るんです。ちゃんと。 というか、そもそもそんなに設定の袋小路に入り込まない。
 感覚的なものなので、具体的にどこ?といわれると困るのですが、 たとえば以前のバージョンだと画面の解像度を変えるとメニューバーなどの配列がぐちゃぐちゃになって 元に戻せなかったり。。。

 今回の Lucid Lynx では Netbook Edition の出来がすばらしい。
 個人的な実験環境だと X でバンバン、ウィンドウを開くより、 VirtualBox で こじんまり開いたウィンドウの中でもそれなりに GUI な画面が動いてほしいという 個人的な要望にぴったり。
Image:20100602LucidLynxNBRemix.jpg
 うまく表現できているかはなはだ疑問ですが、百聞は一見にしかず、 今回の Ubuntu は 一度使ってみる価値あり。いや是非。