9 月 20 日、毎年のことですが遅めの夏休みを取って、
今年は車で明石海峡大橋を渡り、高松でうどん屋を三軒回って松山へ、
そして宿泊は道後温泉というドライブツアーを敢行しました。
松山市のはずれにある道後温泉は、近代的な街並みにあって、
路面電車も走るなかなかに風情のあるところで、
宿泊は観光名所になっている
道後温泉本館 のすぐ裏手にある
ホテル茶玻瑠 と言うところでお世話になりました。
お部屋食で会席をいただきゆっくりくつろいでいたところで、
お布団の準備と言うことで、女中さんが二人、お部屋に入ってきました。
満腹になって、窓際のいすに座ってたばこを燻らせてその様子を見ていたのですが、
敷き布団を引いて、その長い方の対面に二人の女中さんが屈んで、
一方の女中さんから他方へたたんであったシーツの端を投げ渡した挙動に目が止まりました。
この動き、ただ者ではない!
全く隙がない。無駄がない。
シーツの片端を投げ渡されると、二人呼吸を合わせたかのように
パッとシーツを敷き布団に広げたと思った次の瞬間、
なんの合図もなしに二人同時に両手を軽く広げて、
今、敷き布団の上に広げたシーツをさっと巻き包んでから端を折る。
息つく暇なく、敷き布団用のシーツと同じ要領で掛け布団用のシーツがきれいに広がる。
そして横に用意してあった軽く空に浮いたと思うと、
電光石火、掛け布団の端がシーツにたたき込まれる、次の瞬間逆側もたたき込まれて、
締めにもう一度軽くシーツを纏った敷き布団が宙を舞っておりると、寝床一組完成。
ここまで一分少々。まるで空手か中国拳法の演舞を見ているよう。。。
こういう競技か何かあるんですか? (^O^;
気がつくと一緒にいたうちの奥さんも、この芸(?)に釘付け。
それより何より、もう一回あるこの芸を見逃してはならぬと固唾を呑んで見守りました。
おそらく最初の敷き布団が引かれてから二組の布団を用意するまで
約三分くらいの出来事ですがすばらしい職人芸でした。
手元に動画を撮るデバイスがなかったことが口惜しい。。。
YouTube とかにアップしたら
かなりな再生回数が稼げるはずです。
ブログとかやってるのに全く残念です (_ _;>
「布団姉妹」
女中さん二人が退散して静まりかえった部屋で、
うちの奥さんが口にした先ほどのお二方に名づけた名前。。。
いや、たぶんというか、絶対姉妹じゃないと思うよ (^^;;;;>
それはさておき凄かった。
できうることなら生でもう一回みてみたい。
道後温泉でお泊まりの際は
ホテル茶玻瑠 を
ご一考してみてください。
布団姉妹の職人芸は必見です f^^;