この D60 に対して、 すでに性能的不満(オートフォーカス周りがちょろい、連写性能が低すぎる)を感じ始めていますが、 近い将来、買い換えるにしてもニコンの DX フォーマット機にせざる得ませんし、 そもそも他に鞍替えする気がありません。
最上位の環境としてデジタル一眼レフを保持しているということが 今回、デジタルカメラ環境を考え直す上での、第一前提です。
この前提を元にこれ以下の装備をどう考えるか… この答えを得るために、まず携帯電話やスマートフォンに装備されているカメラを どうとらえるかから考えることにします。
以前であれば、コンパクトデジカメと比較しても携帯電話に装備されている デジカメ機能はお話にならないほどの差があったのですが、 昨今、その差も小さくなり、個人的に 800 万画素あれば そこそこな(メモ以上の)絵が撮れるものと思っているので、 今の携帯電話(フィーチャーフォン)のカメラですらその基準を越えるものも存在します。
これを装備として考えるとするならばレンズ交換式高級コンパクトを買うという 単純な話ではなく、そうなると本当にデジタル一眼と 携帯電話のデジタルカメラの「間の装備」は本当に必要なのか? という話も真剣に考える必要があります。
逆に今まで通り、携帯電話に装備されているデジカメは所詮おまけで、 装備として考えない方が、話は単純で、 ではデジタル一眼を持ち出すまでもない、もしくは持ち出せないシチュエーションで 通常のコンパクトデジカメかレンズ交換式高級コンパクトかに 話が帰結します。
この方向性での答えはコンパクトデジカメで、 なぜならデジタル一眼を持ち出せない状況下でもっとも重視すべきは携帯性であるはずで、 いくら小さくなったとはいえレンズ交換式である時点でサイズが大きすぎます。 またレンズが沈胴しない以上、鞄などにつっこむには形もいびつになりがちで、 携帯性と言う一点においてコンパクトデジカメが答えになりらざるえません。
これを答えとするならば、環境更新の方向性は デジタル一眼のボディーの買い換えと、今、所持している FX33 より コンパクトで高性能なコンパクトデジカメをどのタイミングでどれに更新するかという話で、 時期の問題を無視すると、デジタル一眼はニコン D7000 、 コンパクトは LUMIX FP7 のような より携帯性を重視した製品を選択するでしょう。