「 速報:ソニー、 PC 事業を投資ファンドへ売却。 VAIO ブランドは新会社で継続」
「 ソニー平井社長、 VAIO 事業の売却やテレビ子会社化など合理化を説明。 5000 人を整理」
(以上、 Engadget 日本版 より)

 個人的には美的な要素のなかった PC に初めてデザインを持ち込んだのは ソニー だと思っていて、 しかし、一時、デザインそっちのけで数を売ることをめざしているように見えた その ソニー の VAIO も、 PC 市場に陰りが見え始めた最近になって、原点回帰してきたなと思い始めた矢先、 この 2014 年春モデルが最後になることが決まりました。  今の MacBook Air に買い換える前まで VAIO ユーザーだった者としては、 ソニー が PC 事業の売却を検討している噂を 初めて耳にしたときはちょっと驚きがありましたが、 結局、デザインで先に行くにしろ、低価格化を徹底するにしろ、 大量生産をいかに極めてワールドワイドにいかに同じ製品を売っていくかを突き詰めないと、 勝てないのが今の PC 事業なんだと考えると、自分の中でちょっと納得してしまいました。

 ソニー だけに限った話ではないのですが、 スマホの負けパターンが今、そのまま PC 事業でも負けパターンになっていて、 日本で独自進化した携帯電話が「ガラケー」と揶揄されたりしますが、 日本でしか使われないソフトウェアを山盛りにしたりした PC も十分にガラパゴス化していたんだなと思わざるえず、 スマートフォン市場での敗戦を繰り返さないことが、 経営という視点では重要と判断されたのかもしれません。

 なんとなく寂しい話ではあるのですが…

「 ソニー、 PC 事業の譲渡で合意」 ~譲渡先の日本産業パートナーズが設立する新会社で VAIO ブランドを継続 ( PC Watch より)