「
WWDC の基調講演で発表されたこと、されなかったこと」
(
ITmedia より)
Mac OS X Yosemite と iOS 8 が今秋リリースと予告され、
新しい開発言語として「 Swift 」が発表されましたが、
期待された新型 iPhone やずいぶん長いこと噂だけが先行している iWatch など、
ハードウェアのたぐいの発表は一切なし、もちろん「 One more thing 」もなかった
Apple が開催した今年の WWDC 。
ま、 iPhone 4S 以降はずっとその年の WWDC 以後の発表ですから、これは昨今の傾向とも言えるでしょうし、
WWDC で iOS の発表をしておいて、その秋にハードウェアを出せば、
新しいフィーチャーもハードウェア発売と同時に回り出す。サイクル的にもこの方がいいように思います。
しかし、発表されたヘルスケアのための新しいフレームワーク「 HealthKit 」や
スマートホームのためのフレームワーク「 HomeKit 」ですが、
これらは iPhone 以外のデバイス、たとえば特定のウェアラブルなデバイスなどを
あまり前提としていないように思えて仕方がありません。
基調講演まるまる聞いたわけではないのであれですが、
もし仕組みだけを提示して、デバイスはサードパーティーに、
もしくはリファレンスのようなデバイスだけをアップルが用意するなど、
Apple 自身が iPhone 以外のデバイスを
本気で用意する必然性はないと考えているのかもしれません。
ま、なんせ、 iWatch の噂が走った途端、
こぞって他社が腕時計ライクなデバイスなどを発売しましたが
どれもムーブメントを起こすに至っていませんし、
この様子を見て
Apple が
考えを修正していても不思議はありません。
ただ、「
Apple は年内に、
私が
Apple での 25 年間に見てきた中で最高の製品をリリースする」
というエディ・キュー上級副社長の言葉はちょっと引っかかりますけどね。
iOS の話から書き始めてしまったので、これにもうちょっとフォーカスしてみると、
新しい iOS 8 のリリースによって、実質、
iPhone 4 が切られることはちょっとどうかと思いましたが、
よくよく考えるとすでに 4 年も前の機種で LTE にも対応していません。
こと日本に限って話をすれば、日本の iPhone 販売キャリアはすべて主戦場を LTE に移してますし、
2 年縛りや下取り制度などを考えると大きな問題にはならないんでしょうね。きっと。
もう一つ、 iOS で気になったのは、
NFC に関する機能のインプリメントが(発表上は)なかったこと。
実は個人的にはここを一番期待していて、
おサイフケータイさえあれば iPhone もありだと本気で思っています。
でもやっぱり iPhone でおサイフケータイというのは夢想なのかなぁ…
ま、これに合わせて新調されるハードウェア (iPhone 6) が出てこないとわかりませんが、
そういうインプリメントがなされているのであれば、
この新しい iOS が開発者向けにリリースされた時点で、どこからともなくリークしてくるはずですから、
ないんでしょうね。。。
ちょっと長くなったので、
Yosemite と Swift に関してはは次回 (^^)/