先般、ちょっくら CentOS 7 を 最小インストールしたときに、初期作成したユーザーが sudo コマンドを実行できなくてちょっと焦ったので、 備忘録を作成しておきます。

 調べるといきなり visudo コマンドで、 いきなり sudo に関する設定ファイルを書き換えにかかると言う方法が 紹介されている場合もありますが、これは個人的にどうかと思うので、 できるだけ簡単な方法を記録しておくことにします。

 その方法は wheel グループに補助グループとして所属させる方法です。
 この方法は CentOS 7 では visudo コマンドで sudo に関する設定ファイルを書き換えなくても sudo コマンドを使えるようになりました。

 ただし、この wheel グループに所属させる方法もいくつか方法があります。
 これも個人的におすすめする方法なのですが、 直接、 /etc/group を編集します。
 /etc/grourp ファイルで wheel を定義している行に ユーザー user を以下のように書き加えることで、 補助グループを設定することができます。
:(略)
wheel:x:10:user
:(略)
※ 複数ユーザーを指定する場合、セパレーターは "," (コンマ)を使います。

 なぜ、 /etc/group を直接書き換えるなどという方法をおすすめするかというと、 CentOS などの Linux の場合、 一般ユーザーが普通に su コマンドで root 権限を取得できる初期設定になっていることがほとんどですが、 これが FreeBSD の場合、 初期設定で一般ユーザーは su コマンドをそもそも使うことができず、 使用可能にするには wheel グループに所属させる必要があって、 この場合も /etc/group を直接編集するという手段が採られるからです。

 コマンド使えよ!って話ですが、 usermod コマンドを -G オプション付きで実行する場合、 そもそも今、所属しているグループも併せて記載しないと、 元々のグループ設定が飛ぶ可能性がありますし、 gpasswd コマンドを -a オプション付きで実行するというのは、 どうも gpasswd と言うのが Linux 固有のコマンドのようなので FreeBSD では通用しないかと… 従って、 /etc/group を直接編集することをおすすめするという結論になりました。

 思い込みがひどすぎるというご意見をいただければ訂正します m(_ _)m
# あくまで個人の備忘録ですのでお手柔らかに… (_ _;>