そこで、今の安定してきている手順をまとめておこうと思います。
我が家では、 GIGABYTE GB-BXCE-2955 に インストールされた NAS4Free で ストレージを集約してあり、これに対して、 Intel D34010WYK にインストールした VMware vSphere Hypervisor (ESXi) ホストが NFS マウントしており、 この ESXi ホストの上で CentOS 7 がインストールされた仮想マシンが、 我が家の LAN 上のバックエンド機能( DNS/DHCP やファイルサーバーの機能)を提供しているという 環境になっています。
NAS4Free をアップグレードして、 ESXi ホストが無事立ち上がるまでがアップグレード作業ととらえており、 この手順は 2015 年 6 月現在、以下の通りです。
- NAS4Free の WebGUI 管理画面にアクセスし、 ログインして、「システム」メニューから「ファームウェア」を選択します
- バージョンアップがある場合、遷移した画面の「オンラインバージョンチェック」の欄で、 最新リリース版のところがリンクになるので、ここから辿って最新版のファームウェアイメージを ダウンロードする
- 最新のシステムイメージのダウンロードが終わったら、「ファームウェアアップロードを許可」を
押下して、ファームウェアイメージファイルとして、
先ほどダウンロードした最新のファームウェアイメージを指定する
# まだ「ファームウェアアップグレード」を押下しません - この時点で ESXi で動作しているすべての仮想マシンを終了し、ESXi ホストもシャットダウンする
- NAS4Free の WebGUI 管理画面で、 「ファームウェアアップグレード」を押下して、アップグレードを開始します
- アップグレードの作業が始まった時点で、作業用クライアント PC から ping を
NAS4Free が動作するサーバーに向かって打ち続けます
# ディスプレイをつなげていないので、これでアップグレードの進捗をおおざっぱに把握するためです - 一度、 ping が届かなくなって NAS4Free の再起動が始まり、 再度、 ping が届くようになるまでじっと待ち、届くようになってしばらく( 3 分弱くらい)してから、 WebGUI 画面で「ログアウト」を選んで、ログイン画面に戻れば、 NAS4Free 自体のアップグレードは終了
- ESXi ホストを立ち上げる前に、NAS4Free へ SSH でログインします。 ここでインポートされていない ZFS プールがあれば、コマンドラインから強制的にインポートします
- NAS4Free から ESXi のホストに ping を打ち続けます
# これで ESXi ホスト起動時に NFS マウントに失敗する確率が減る傾向にあります - NAS4Free からの ping が届くようになって、 しばらくして WebGUI 画面で「ステータス」メニューの「グラフ」で確認して、 自動起動に設定している仮想マシンが立ち上がって、 NAS4Free への LAN アクセスが急激に増加を始めたら成功
- いつまで経っても LAN アクセス急増しない場合は ESXi ホスト起動時に NFS マウントが失敗しています。 再度、 ESXi ホストをシャットダウン→起動を繰り返します
願わくばこの平和な日々が長く続きますように… (_人_;>