今回、メインのデスクトップの環境を
Windows 10 へ
移行するにあたり、プラットフォームを Skylake 世代に入れ替えたわけですが、
ここで一番の懸念事項になったのはストレージの移行です。
オペレーティングシステム自身はクリーンインストールするつもりだったのですが、
古くからの習慣で、ドライブは最低 2 パーティションに分け、
片方をシステム、他方をデータドライブとして使うようにしています。
クリーンインストールするのでシステム側はフォーマットし直すのですが、
データ側は可能であれば、そのままの状態で移行できないかと考えていました。
これもシングルドライブでパーティションを切り直さなければ、
何も考えることなくできる話なのですが、自宅のデスクトップは、
2 台のハードディスクで RAID1 (ミラー)を構成したボリュームに SSD でキャッシュ
(ISRT/Intel Smart Response Technology) をかけていて、
また RAID コントローラーはオンボード(チップセット内蔵)のものを使っています。
そもそもマザーボードを変えて、ミラーボリュームを認識するのか?
意外にネットで調べても「大丈夫」と太鼓判を押す記事は見かけなかったんです。
なので不安半分で、一応、別途 HDD を買って、移行前にフルバックアップをとって挑みました。
ところが、実際、マザーボードを
ASUS P8H77-M PRO から
H170M-PLUS に
変えて PC を組み上げてみると、あっさりミラーボリュームを認識しました。
ただ以下の 2 点、注意事項があります。
- ISRT は移行前に解除しておく
Windows 10 のインストールが終わって、
ISRT を有効にしようとキャッシュに使っていた SSD を繋いで、
Windows 10 を起動したとたん、修復が始まってしまいます。
すぐに気がついて止めて、一度 ISRT を解除して、SSD を初期化、
再度、ISRT を有効にして事なきを得ましたが、キャッシュ用 SSD は
Windows 10 移行前に、
( Windows 7 の状態で)ISRT を解除して、初期化しておくことをおすすめします。
- Windows 10 で IRST(Intel Rapid Start Technology) は
サポートされない
Windows 10 の起動は十分に速いですが、
より早くなればと思って IRST も有効にしようとドライバーを探しましたが、
IRST は Windows 10 でサポートされないようです
( インテル のサイトのどこかで見ました)。
SSD は使える分だけ ISRT のキャッシュとして使いましょう。
何かの拍子にクリーンインストールする際、忘れているような気がするのでメモっておきます。
# IRST/ISRT 用に使っていた SSD 初期化の方法は以前、
メモってあるのでそちらを参照して下さい m(_ _)m
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