スマートフォンの性能争いはすでに終わり、PC と同じ新しいユーセージモデルを見つけられない 袋小路までたどり着いた。
個人的にはそう思っています。
携帯電話会社から目が覚めるような新しい事業戦略が提示されれば目が覚めるかもしれませんが、 少なくとも ドコモ をはじめ、 秋冬モデルが発表された新機種、新サービスには目を引くものはありませんでした。
ただ ドコモ が発表した LTE 対応フィーチャーフォン向けの新しい料金プランと、それと合わせて発表された Android ベースのフィーチャーフォンのスペックを確認して、目を丸くしました… やっと LTE ベースで VoLTE にも対応し、おサイフケータイも使える。。。 まともな Android ベースのフィチャーフォンが ドコモ からも発売されると思って、 上記の ITmedia Mobile の 記事を見て愕然としました。この機種「テザリング」が使えないのです。
先に発表された ソフトバンク の AQUOS ケータイ 2 と外見は若干違いますが、 ドコモ の AQUOS ケータイ SH-01J などは、 おそらく中身のハードウェアはほぼ同じものだと思われ、 わざわざテザリングの機能を無効にしているとしか思えません。
ソフトバンク の AQUOS ケータイ 2 を 購入したユーザーになら言えますよね。 「一緒にタブレットを使ってみませんか?」と…
そして、それをステップアップに次の機種変更では スマートフォンユーザーになってくれるかもしれない。 もしかしたら、テザリングでタブレットを使う事が面倒になって、もう一回線追加してくれるかもしれない。。。
しかし、ドコモ のユーザーには そういう自由度は与えられないないわけです。
# ま、そういう誘導を ソフトバンク が するかはわかりませんが…
フィチャーフォンか、スマートフォンか、二つに一つ。その選択肢しか与えない。 それでは新しい使い方は生まれてきづらいと思います。
ドコモ 様に限らず、 日本の携帯キャリア様は「新しい使い方はユーザーが生み出すのではなく、キャリアが与えるのだ」と 思っているのかもしれません。 もしそうであれば、流出するユーザーを食い止めるための「苦肉の策」と評されても、 甘んじてその評価を受けるしかないしかないように思います。
「 LTE と VoLTE に対応した Android フィーチャーフォン『 AQUOS ケータイ SH-01J 』」
「 月額 1200 円の通話定額、ドコモが LTE 対応フィーチャーフォン向け料金」
(以上、 ケータイ Watch より
「 ガラケー値下げ合戦 乗り換え阻止『苦肉の策』 格安スマホに危機感(産経新聞)」 ( Yahoo! ニュース より)