Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Oct 29, 2016 at 15:52

日本の携帯キャリアの戦略が「苦肉の策」としか評されない理由

「 ドコモ、 VoLTE 対応ケータイを 2 機種投入 テザリングは非対応」ITmedia Mobile より

 スマートフォンの性能争いはすでに終わり、PC と同じ新しいユーセージモデルを見つけられない 袋小路までたどり着いた。

 個人的にはそう思っています。
 携帯電話会社から目が覚めるような新しい事業戦略が提示されれば目が覚めるかもしれませんが、 少なくとも ドコモ をはじめ、 秋冬モデルが発表された新機種、新サービスには目を引くものはありませんでした。

 ただ ドコモ が発表した LTE 対応フィーチャーフォン向けの新しい料金プランと、それと合わせて発表された Android ベースのフィーチャーフォンのスペックを確認して、目を丸くしました… やっと LTE ベースで VoLTE にも対応し、おサイフケータイも使える。。。 まともな Android ベースのフィチャーフォンが ドコモ からも発売されると思って、 上記の ITmedia Mobile の 記事を見て愕然としました。この機種「テザリング」が使えないのです。

 先に発表された ソフトバンク の AQUOS ケータイ 2 と外見は若干違いますが、 ドコモ の AQUOS ケータイ SH-01J などは、 おそらく中身のハードウェアはほぼ同じものだと思われ、 わざわざテザリングの機能を無効にしているとしか思えません。

 ソフトバンク の AQUOS ケータイ 2 を 購入したユーザーになら言えますよね。 「一緒にタブレットを使ってみませんか?」と…
 そして、それをステップアップに次の機種変更では スマートフォンユーザーになってくれるかもしれない。 もしかしたら、テザリングでタブレットを使う事が面倒になって、もう一回線追加してくれるかもしれない。。。
 しかし、ドコモ のユーザーには そういう自由度は与えられないないわけです。
# ま、そういう誘導を ソフトバンク が するかはわかりませんが…

 フィチャーフォンか、スマートフォンか、二つに一つ。その選択肢しか与えない。 それでは新しい使い方は生まれてきづらいと思います。
 ドコモ 様に限らず、 日本の携帯キャリア様は「新しい使い方はユーザーが生み出すのではなく、キャリアが与えるのだ」と 思っているのかもしれません。 もしそうであれば、流出するユーザーを食い止めるための「苦肉の策」と評されても、 甘んじてその評価を受けるしかないしかないように思います。
Image:Network/20150910iPhone6s.jpg
「 AQUOS ケータイ 2、テザリングや VoLTE に対応のフィーチャーフォン型端末」
「 LTE と VoLTE に対応した Android フィーチャーフォン『 AQUOS ケータイ SH-01J 』」
「 月額 1200 円の通話定額、ドコモが LTE 対応フィーチャーフォン向け料金」
(以上、 ケータイ Watch より

「 ガラケー値下げ合戦 乗り換え阻止『苦肉の策』 格安スマホに危機感(産経新聞)」Yahoo! ニュース より)
Posted on Oct 24, 2016 at 23:55

キングジム ポメラ DM200 に感じる難しさ

「 【詳報】キングジム、ハード/ソフト両面から設計を見直した Wi-Fi 対応の『 ポメラDM200 』」 ~文章入力の集中力を阻害するブラウザやメール受信機能は非搭載 ( PC Watch より)

 キングジム のポメラに関しては、 ずいぶん前になりますが、 DM20 という初期に発売された機種を、それこそキーボードがすり切れて キーヘッドに印字された文字が消えるまで使いました (^^;A

 そんな1ユーザーから見て、今回発売された ポメラ DM200 には、 今の時代においての製品として「難しさ」を感じずにはいられません。  そもそもにして、DM20 の頃には、開いてすぐ使えるデバイスと言うものが存在しませんでした。
 Windows 端末は起動や、スリープからの復帰に数分かかるというのは当たり前の時代で、 もちろんスマートフォンやタブレットも存在しない時代でした。
 そこに PC と遜色のない入力効率でテキストを作成でき、しかも、開けばすぐに使えて、 電池で長時間動くDM20 は夢のデバイスでした。

 しかし、今は時代が違います。

 手元には常時起動していてすぐにメモくらいはできるスマートフォンやタブレットというデバイスが、 非常に安価に手に入る時代です。また、Windows 10 になり、スリープしていても、 開けばそこそこすぐに使えるという環境も整ってきました。

 DM100 が発売されたときに思ったのですが、ソフトウェア面で文字コードに UTF-8 が使えて、Wi-Fi で Dropbox と同期がとれればそれでいいのに… と思ったのですが、DM200 のレビューを見たときに、 Google 認証への対応が完璧ではなかったりするのであれば、 あまりアプリケーション機能を充実する方向にリソースを向けない方が良い結果になりそうに思います。

 Wi-Fi など装備せず、USB のケーブルを内蔵して、 アプリケーション機能は、全勢力をエディタ機能の充実に向けて、 個人的には辞書機能くらいはあってもいいような気がしますが、コストが高くなるくらいなら、 データのやりとりは USB ストレージ機能だけとか、もう機能は徹底的にシンプルに…
 スマートフォンやタブレットにこだわらず、どんなデバイスででもポメラのキーボードを使い続けられる。 でも、持ち出せばそれ単体でテキストだけは書ける… それならもっと魅力を感じて、食指が伸びたかもしれません。

Hothotレビュー 「 ヘビーモバイラーがキングジムの新型ポメラ『 DM200 』を一刀両断!」PC Watch より)

Ellinikonblue.com Weblog 「 でっかいポメラ! DM100 登場」
Posted on Oct 09, 2016 at 17:13

期待していたのは ZenFone 3 Ultra だった

「 次は『 ZenFone 3 Ultra 』も~ ASUS『 ZenFone 3 』発表会」ケータイ Watch より)

「もうすでにスマートフォンは性能を争うものではなくなっている」

 少なくとも自分の中ではすでにそうです。

 フラッグシップなスマートフォンであれば、動作もさくさくでカメラもきれいで電池もちもいい。。。 もうすでにそれは過去の話です。
 スマートフォンを使うことで得られる利便性は、価格最重視のエントリークラス製品ででもない限り、 フラッグシップな機種と変りません。
 得られる利便性・快適性はすでにハードウェアが決定するのではなく、 オペレーティングシステムを含めたアプリケーションが決定していると言いきっていいと思います。

 実際にスマートフォンとして ドコモ の Xperia Z3 Compact SO-02G (以下、Z3 Compact )を、タブレットとして ASUSZenPad 8.0 Z380KL (以下、 ZenPad 8.0 )を 使用していますが、速度感、バッテリーのもち、どちらにも不満は感じません。 カメラに関しては Z3 Compact の性能がいいのと、本当に必要なときはコンパクトなり 一眼なりのカメラを持ち出す人なので気にしないということもあります。

 ZenFone 3 シリーズは、 今年の COMPUTEX TAIPEI で発表されたときから注目していました。
 しかし、それは期待していたのは、性能には興味はないので Deluxe ではありませんでした。 またおサイフケータイが使えない海外製の SIM フリーのスマートフォンには基本興味がありませんので、 ZenFone 3 でもありませんでした。
 興味があったのは Ultra だけです。

 スマートフォンの性能にはすでに興味がないのですが、 フォームファクターにはまだまだ興味があって、今、スマートフォンやタブレットと言うデバイスとしての ベストなサイズと、それらを組み合わせた自分なりのユーセージモデルを模索していて、 去年は実質、選択肢がなく 8 インチの ZenPad 8.0 を購入しましたが、 できれば「ファブレット」と呼ばれるサイズの端末を一度は試してみたいと思っています。
 実は安かったときを狙って Fire HD 6 を購入して 6 インチクラスのデバイスの サイズの絶妙感を、すでに実感しています。

 これだけ持っててまだ買うのか?と聞かれれば、 ZenPad 8.0 を結構雑に使っていて、 一年ですでにぼろぼろなこと、それとあとは値段次第です w

 と言うことで… ZenFone 3 Ultra, Please! 「 ASUS 、au VoLTE 対応デュアルスタンバイ『 ZenFone 3 』『 ZenFone 3 Deluxe 』発売」ケータイ Watch より)