「 ASUS 、大画面 6.8 型スマホ『 ZenFone 3 Ultra 』を発売 ~デュアル SIM デュアルスタンバイに対応PC Watch より)

 日本でもやっと ASUS から 6 インチ超級 ZenFone 3 Ultra が発売されました。
 以前から、何度かここでも話題にしているとおり、 8 インチ級のタブレット、5 インチ弱のスマートフォンの間、 「ファブレット」と呼ばれるサイズの Android 端末で、 個人的にこのサイズは Fire HD 6 を使っていて、邪魔にならず使い勝手のなかなかいいサイズで、 さらに ZenFone 3 Ultra は画面解像度がフル HD (1920x1080) で、 重量も 300g を切る 233g と、SIM フリー端末としてかなり注目していた機種でした。

 ただね。高いよ!
 米国では 479 ドルで発表されている機種が、税抜 59,800 円と言うことは、税込 6 万円を超えてくる機種で、 現在の為替を考えても高いと思いますし、 5.7 インチの ZenFone 3 Deluxe が 89,800 円という設定も、 正直異常に高いと思いましたが、ZenFone 3 Ultra の 価格設定もなかなか理解しがたいものです。

 まぁ正直、ファブレット不毛の国、しかも Zultra(Xperia Z Ultra) や Galaxy Note 難民が溢れるこの日本で「敵はいない」と高をくくっているのかもしれませんし、 50,000 円を超える機種に関しては売れればラッキー、 売れなければ値下げのためのバッファーを残しているのかもしれません。

 まったく根拠のない個人的な意見ですが、 SIM フリーの端末を数売ろうと思うと 50,000 円というのは超えてはならないラインです。 なぜかというと、そこまでの金額が払えるなら iPhone/iPad が視野に入れられるから。

 今、日本でちょっと SIM フリー端末が今もてはやされるのは、 日本人が Android や SIM フリー端末のできの良さに気づいたからではありません。
 キャリアと契約すれば、端末は必要以上に高性能な端末から選ばざるえず、 その割賦で押しつけられ実質二年縛り、しかも二年後には機種サポートが切れ機種交換を余儀なくされ、 また割賦を押しつけられる。それが嫌ならば iPhone にせざる得ない国です。

 性能が欲しいのならキャリ端末か iPhone/iPad で十分です。
 少しお金を貯めれば届く範囲で一括で購入でき、必要十分の安定性と性能、 そしてランニングコストの安い MVNO の SIM 。
 これらがすべて揃ってこそ、「そこそこ」もてはやされるのです。
 使っていないので性能云々はひとまず置いておいて、 少なくとも ZenFone 3 Ultra の 価格設定はもてはやされるものではないことは確かで、残念で仕方がありません。
 さっさと ZenFone 3 Ultra Laser とか廉価版出しませんか? > ASUS さま d(^^;