「 石田晴久氏が死去 UNIX 、インターネットの国内普及に尽力」ITmedia より)

 プログラムのいろはもよくわかっていなかった頃、 大学の研究室の書棚にあった 「 The C Programing Language 」 を横目に、英語のできない私が必死になって読み込んだ本が、 石田晴久 氏が訳された 「プログラミング言語 C 」 でした。
プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠
B.W. カーニハン 著
( 共立出版 )
¥2,850
 プログラムの「い」くらいはわかるようになった今でも、 C 言語以上に深く理解しているプログラミング言語はほかになく、 しかし、たった一つでも深く理解しているからこそいろいろな言語に対応でき、 それは他でもなく石田 氏が翻訳された本のおかげだと思います。
 大学の頃、うちのお師匠について学会に行ったり、 講演に出席させられたりした中で、お目にかかることはなかったと思いますが、 お目にかかったことのある他のどんな著名な方より、近い存在だと勝手に思っていました。

 そんな氏の訃報に何かまた一つの時代が終わったような気持ちにならざる得ません。
 ご冥福をお祈りします。