「
プロとのアマチュアの境界線――決めるのは DPE ?」
( ITmedia より)
動画や音声データに対しては、盛んに DRM(Digital Rights Management) の
話はされますが、そう言えば静止画に関してはほとんど耳にしたことがありません。
電子透かしとか技術は存在するのでしょうが、
一つは静止画データを芸術的価値のある作品として見た場合、
厳密な同一性を破壊してしまうような技術は
(例え人間の目で見てその違いが分かりづらいと言っても)
採用されるべきではないと、個人的には思います。
かといって現状の JPEG 等のフォーマットでは、
ビットデータのコピーは簡単に行えてしまいます。
こういう問題が存在する種のデータにおいて、
その複製を第三者に依頼できる DPE のような作業では、
(犯罪の片棒を担ぎたくなければ)
現時点で個人的な主観で拒否するしかないのでしょう。
とは言うものの、一枚の写真にユーザの利便性を無視した DRM を
持ち込まれるのは勘弁願いたい。
無論、芸術的価値を持った写真やグラフィックスと言うものは、
事実存在し、それを軽んじるつもりは全くないのですが、
少々楽観的に考えると逆にデジタル化され利便性が向上し、
その著作権保護に関する判断を個人レベルに問われるデータは、
ひょっとすると現時点では静止画だけなのかもしれません。
Posted on Jun 21, 2005 at 17:23