「 ソフトバンクとヤフー、広告モデルによる無料動画配信サービス」
「 GyaOとBSフジ、奥菜恵主演のドラマ『おいしい殺し方』を 2006 年に配信」
(以上、Broadband Watch より)

 「ある技術なりビジネスモデルが、現状を『革新』するには、 比較的短時間に現状を一変させる必要がある」 と言うのが私の持論です。 少々前だと ソフトバンク による ADSL の展開などがよい例だと言えます。

 そういう意味で、既存の放送業界のビジネスモデルを直接、 インターネット上での動画配信ビジネスに持ち込んだ USENGyaO は、 サービスインから八ヶ月で登録者を 500 万稼ぎ、革新の一歩手前まできています。
 あとは黒字化すれば…と言うところで、今回のネット界の巨人の登場です。

 GyaO 陣営からすると、 ソフトバンク どうこう、 孫 正義 氏どうこうと言うより、 既に成功する可能性があることを示したビジネスモデルに、 日本有数の集客力を持つポータルサイトが結びついていると言うことが脅威でしょう。 逆に言うと、これで黒字にできなかったら、 サイドビジネスモデルの模索からと言うことになりかねません。

 次に実際の中身の話をみてみると、 GyaO はオリジナルコンテンツの充実へと、 Yahoo! 動画 が テレビ業界ウェルカムの体制を用意した上で、 中継コンテンツを中心に展開していくようです。
 これでユーザがどっちへ転ぶかがまず注目ですが、 実際に用意したプラットフォームに民放各局がのってくるかが、 やはり最大の注目点かなと思います。

 まぁ何にせよ、始まったばかり。 何より日本のネット配信自身がまだビジネスとしては夜明け前、 まだまだこれからこれから。。。