「 BD と HD DVD のコンパチプレーヤー『 Super Multi Blue 』発表 ―― LG 電子」ITmedia より)

「鳶に油揚げをさらわれる」ということわざが日本にはありますが、 まさにこういうことを言うのだなというお話。

 光ディスクの規格というのは、 日本企業が標準化をハンドリングしているといっても良い、 工学・情報の分野では希有なものです。 その次世代規格を日本企業同士が各々別規格を立て分断し、 コンテンツホルダーを巻き込んでスタンダード争奪戦になったことは 皆さんご存じの通り。
 現状、Blu-ray 陣営で最安値のプレーヤーは 言わずとしれた PLAYSTATION3 で、 日本での販売価格は 50,000 円弱、 一方、最安値の HD DVD プレーヤーは 東芝HD-XF2 でやはり 50,000 円台と まさに真っ向勝負の激戦を繰り広げています。
PLAYSTATION 3(20GB)【メーカー生産終了】
( ソニー・コンピュータエンタテインメント )
¥36,580

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 で、この戦場に現れた「鳶」LG 電子 は Blu-ray/HD DVD 両方のコンテンツを 再生できるプレーヤーを 1199 米ドルで発売すると言います。 日本で販売するとしたら 140,000 円前後でしょうか? 東芝 のハイエンドプレーヤー HD-XA2 が 130,000 円弱ですから、 LG 電子 のこの製品を並べられたら、 皆さんならどちらを買いますか?
 せっせと規格争いやって、結局、売り上げを攫っていくのは、 LG 電子 の製品。。。 そうなりかねないです。

 早いとこ両陣営の日本企業も両対応ドライブ出しましょう。 そうでないと消費者も欲しいのは「プレーヤー」ではなく 「コンテンツ」だと言うことに気づいちゃいますよ。。。