元麻布春男の 週刊 PC ホットライン 「 MacBook Air は買うべきか買わざるべきか」
(以上、 PC Watch より)
There's something in the air... その「何か」はやはり噂にもあった超軽量モバイル MacBook Air でした。
しかし、Mac ユーザには申し訳ないですが、 13.3 インチの液晶ディスプレイを搭載するとは言っても、1スピンドルで 1.36kg あるわけですから、重量的には驚くべきものではなく、 USB も 1 ポートしかなく LAN も無線のみ、しかもディスプレイポートは micro DVI で 通常のディスプレイに接続しようとするならば特殊な変換ケーブルが必要で、 ここまでしてフォルムも 2cm の厚さとは言っても犠牲があまりにも大きいような気がしますし、 バッテリも 5 時間では現在の日本製の超軽量モバイル機には及びません。
それでも力自慢でなくても持ち歩けるプロダクトが、 やっと Mac にも登場したという意味は大きいでしょう。
最初にプロダクトの写真を見たときは、一瞬、「ファンレスか?」と思いましたが、 残念ながら本体後部、底面の方に向いて開いた吸排気口があります。 ここが非常に残念でした。
前回のモデルチェンジでファンレスを捨てた Let's note にもう未練はないので、 ファンレスであれば Vista でもつっこんで本気で使ってみるのも悪くないと、 購入計画が頭をよぎったほどでした。あぶないあぶない (^^;>
個人的には MacBook Air と言うプロダクトそのものより、 それが出現したという事実そのものが興味深いです。
上記の 元麻布 氏の コラム にあるように、小型パッケージ版の Core 2 Duo と、 チップセットはおそらく 965 系の新型モバイル版 Intel GS965 Express で、 MacBook Air に採用されている あの薄型のリチウムポリマー電池で 5 時間の駆動ができると言うことは、 双方ともある程度消費電力は低いと予想されます。
いよいよ CPU が変われど超軽量モバイル機に採用され続けてきた Vista には非力な 945 系のモバイル版小型省電力パッケージ Intel 945GMS Express に変わる チップセットが登場した、 つまりは今年の春以降、日本の Windows モバイル機でも、 今回の MacBook Air を ライバルとなる機種が登場する可能性あるということです。
今年の後半から来年にかけて、いよいよノート PC の更改も視野に入れている 人間にとっては楽しめる一年になりそうです。 そう予感させてくれる MacBook Air の登場に拍手 (^^)/ って感じです。