まず、そのハードウェアとしての使い心地ですが、まずはキーボードでしょう。 DM10 を使ったことがないので DM20 が比較していいとも言えませんが、 秋葉原や日本橋で安価に購入できるパンタグラフキーボードくらいの品質のように思いますから、 このサイズのガジェットとしては上質な方ではないでしょうか。
普段、ソニー の VAIO type T を メインで使ってますが、これとの比較なら「ぜんぜんだめ」とはならず、 逆に ポメラ の使う頻度が上がってくると type T のキーボードの方が だめになってしまわないか怖くなってくるくらいです。
また開けて電源押して起動は 2 秒に偽りはないです。 正直ここまで早いと思っていませんでした。
キー操作のレスポンスもかなりいいです。いろいろな意味で待たされることがまったくありません。
全体的にはサイズ的に思っていたとおりの大きさで、 ほぼ一般的な電子辞書と同じくらいか、ちょっと分厚いかなというのと、 重さ( 400g 弱)は意外に重く感じます。
おまけになんだかんだ言ってもフルキーボードが搭載されているので、 サイズ的にも立った姿勢での入力は無理だろうと思っていましたが、 これが意外にいけます。 入力効率はかなり犠牲になりますが、片手でもって逆の手で入力しても使えそうです (その程度のずっしり感です)。
液晶は白黒ですが、一般的な図書館くらいの明るさであれば、視認性に何の問題もありません。 ただバックライトがないので、たとえば寝室で寝る前に開けて書き物となると、 相応の照明が必要になるでしょう。
少なくとも先般買った(そもそも商品コンセプトが違うという話もありますが) DSi とは 5,000 円程度の価格差では埋まらないものとしてのしっかり感、高級感があります。
だらだらとちょっと長くなってきたので、ソフトウェア的インプレッションはまた次回。