「 全世界 10 都市で Google Developer Day 開催 -- 目玉は『 Google Gears 』の発表」
「 これが Google ブラウザの正体? -- オフラインでもウェブアプリが使える『 Google Gears 』」
(以上、 CNET Japan より)
「 Google、Webアプリをオフラインで利用可能にする『 Google Gears 』β版を公開」窓の杜 より)

http://gears.google.com/
 すいません。まだよくわかってません> Google Gears
 ただだいぶん前に自分がこんなことを言ってるのを思い出しました。

「 Mozilla から SeaMonkey へ」 より
 全く個人的な妄想ですが、例えば HTTP/SMTP(POP/IMAP)/FTP などで交換される情報はまとめて ローカルで(勿論サーバ側でやってもらってもかまいませんが)プロキシ的な動きをする (データベース的な)エンジンに任せて、収集系と検索系等の機能追加は、 そのエンジンのアドインで実現し、閲覧、編集などだけそのエンジンに対するアプリケーションとして、 各個個別に開発するというインプリメントの仕方はないのかなぁ。
# ウェブポータルにかなり考え方は近いですが、 それだと閲覧/編集系アプリはブラウザに限定されてしまって 開発的な自由度が小さくなるのでちょっとイメージと違う。
 この雲をつかむような上記の妄想を HTTP に的を絞って実現したのが Google Gears …かな? 基本「オフラインでウェブアプリを使う」と言う発想で収斂していくと、 Google Gears という実装が できたといところでしょうか?
 ただわざわざ UI を構築すると制限が出てくるブラウザにこだわる必要はあるのかな? と個人的には思います。やっぱりメールは専用アプリの方が、 どこまで行っても使いよい気がしますし、HTTP にしても FTP にしても ファイル操作に特化すると、やはりブラウザでの UI 実装は限界があります。
 あと気になるのはオフラインでのアプリケーションが使用するデータを、 無限に蓄積できるわけがないですから、この収集・蓄積戦略を今後どう改良していくかは、 (言い方が悪いですが…)見物です。 今回対応する Google ReaderGmail なら 過去数日分+αを収集蓄積していけばいいでしょうが、 その他のアプリケーションを考えると「どこまで、どのように」は、 非常に重要な要素になるでしょう。

 どこまで行ってもオフラインとオンラインの垣根が 完全になくなることはあり得ないでしょうが、 個人的な妄想を形にしてくれたようなアプリケーションなので、 贔屓目で期待はしています。
 まずは Google Reader ともども日本語の手厚い対応を早急に期待したいものです。
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