MacBook Air を買って 一番最初に悩んだことはメールクライアントどうしよう?ということでした。  Windows では Becky! Internet Mail を 長年愛用していました。
 受信メールを細分化したフォルダーに振り分けし、ルールは正規表現で書けるもので、 結構、自由自在に振り分けができました。

 しかし、当然のことながら Becky! Internet Mail に Mac 版は存在せず、かといってオフィスでも使っている Thunderbird も 正規表現で振り分けルールを設定できるわけではないので、 使おうという気にはなれませんでした。
 ということで、使い始めたのが、MacOS X 標準の Mail (Mail.app / 以下、単に Mail ) でした。

 MacOS X 標準 Mail も、 正規表現でルールを書いてフォルダに振り分けるなどということはできません。 さて、どうしたものかと思ったのですが、妙案も浮かばなかったもので、 ひとまずこれまでのメールデータも移行せず、 受信ボックス一本でメールの受信を始めました。
 昨今、類に漏れず、公には Gmail を使っていて、 Mail で受信する私的なメールボックスにはあふれるほどのメールはこないので、 最初はこれでも困りませんでした。

 ただ一ヶ月も経つと、受信したメールもそれなりの数になり、 特定のメールを探し出すのは困難になり始めたとき、 ちょっとしたひらめきがありました。

 そもそもにして昨今のメールクライアントというものは、 受信したメールデータを可読なテキストで保存していることは少なく、 Thunderbird や Mail にしてもそうで、そうであるならフォルダーに分けることにどれほどの意味があるのか?… 受信したメールを可読なテキストで保存している場合は、 おそらくフォルダー分け=保存ファイルの分割ですが、 データベースに保存している場合は単にタグの付加ぐらいしか意味はないでしょう。 データベースそのものを分割しているとは思えません。
# 実装を知っているわけではないです。念のため。

 そこで Mail だとスマートメールボックスなる機能があって、 これでメールを分別しても一緒じゃないかと思ったわけです。
 この方がフォルダを分割するより今風(そう思っただけ (^^;A 根拠なし)ですし、 これには思わぬ利点があって、フォルダー分割すると必ず問題になる 複数のフォルダーに同じメールがあって欲しいという要望も 簡単に実現することができます。
 またメールを読む際、これまではメールが自動で振り分けられるために、 フォルダーを切り替えて読んでいく必要がありましたが、 新着メールは受信ボックスだけざっと目を通すだけですみ、 非常に効率的で、また未読メールがどんどん溜まっていくということもなくなりました。

 このメール管理方法は自分の中では結構な意識改革で、 非常にスマートになったなぁと自画自賛。
 これが読まなくても受信していることに意味があるメールが来るような オフィスでも意味があるかはちょっと微妙で、 今更この方法に全部を切り替える意味も見いだせませんので そのうちぼつぼつと。。。ですかね。

 まずは自宅でこのメール管理方法を極めたいと思っています ^^