MacBook Pro(Late 2016) 買いました!
待ちに待ってやっと発表された新しい MacBook Pro と
すでに発売されていた新しい MacBook とは、散々どちらがいいかと悩みましたが、
MacBook Pro にすると決めたあと、
意外に Touch Bar 付きのモデルを待って買うか、
Touch Bar なしのモデルを買うかはほぼ即決でした。
Touch Bar 付きのモデルは CPU 性能も良く、Thunderbolt のポート数も倍なのですが、
メモリの容量は同じだったので、
CPU のパワーに関しては Skylake なので下位モデルでも十分と思っていましたし、
これまで MacBook Air(Mid 2011) を使ってきた経験上、
自分の使い方ではそれほど拡張性を Mac に求めないと思ったので気にしませんでした。
では Touch Bar は?
言葉を選んで言うと「今はいらない」、歯に衣着せずに言うと
「ただの見た目が派手なファンクションキーに成り下がる」と思ったからです。
それはなぜか?
Touch Bar の利用をアプリケーション側の実装に任せてしまったからです。
おそらく Apple 謹製の
アプリケーションは頑張って見た目派手な機能を実装してくるでしょう。
Apple に近しい、アプリケーションベンダーなどでは、
採用してくるかもしれません。
ただ今現時点で見えるのはそこまでです。
将来的に見て Touch Bar は必要なデバイス、マンマシンインターフェイスになり得るか?
と考えると、これは相当に難しいと思います。
昨今、アプリケーション開発ではマルチデバイスで動作する、
極端なものだと Mac でも Windows でも Linux ですら表面的には同じ機能を提供するアプリケーション、
例えブラウザでも Google Chrome のようなものが
もてはやされますし、おそらく今後、どんなマシンを使っても同じフィーリングで使える
アプリケーションの開発というのが主流になってくるでしょう。もう既にそうなっているかもしれません。
この流れの中で、決してメジャーとは言えない Mac の、しかも、現時点では一部の機種のみに実装された
インターフェイスを、果たして開発者がサポートしようと思うでしょうか?
少なくとも自分が開発する立場なら「後回し」でしょう。
もっと単純な話、個人的に Mac では
Google Chrome や
Firefox 、
かな漢字変換は ATOK を、
テキストエディタは Atom を使っていますし、
メディア再生で VLC などを
ごくまれに使うくらいで…少なくともこれらのアプリケーションが、
Touch Bar で明日いきなり世界が変ることはないのです。
なんと言っても特別なアプリケーションが動いていない状態では、
ファンクションキーに加えてボリュームなどを表示する
見栄えが派手なファンクションキーにしかなっていないように思われます。
日常から使わないマンマシンインターフェイスが世界を変えることはない。
これは Microsoft の
Surface Studio と同時に発表された Surface Dial にも同じことが言えます。
今時のマウスには当然のようにあるスクロールホイール…
あんな単純とも思えるインタフェースがなぜ世界を変えたのか、
それはアプリケーションにその実装を任せるだけでなく、オペレーティングシステムそのもの、
スクロールという日常的な機能に割り当てたからだと思っています。
たぶん当面、一般の人にとって、 Touch Bar は目を楽しませる以上のことはできないでしょう。
少なくとも今すぐ、 3 万円ものコストを払って手に入れるべきデバイスではありません。
だから Touch Bar は次の Mac を買う機会でいいかな ^^;A
この結論に至るまで時間はかかりませんでした。
ただなぁ… Touch ID は全機種搭載でよかったのではないでしょうか?
> Apple さま
Posted on Nov 18, 2016 at 22:30