ビーナスベーリング(牝)
父 Bering
母 ミルラインレート

 早々と未勝利を脱出するとジャングルポケット、テイエムオーシャンを 押しのけて三戦目で札幌チャンピオンに輝き、放牧明けで阪神 JF 制覇。 チューリップ賞を圧勝したが桜花賞をローテーションミスでのがすも、 優駿牝馬(オークス)を制し、中一週で臨んだ重馬場の安田記念も アグネスデジタルを押さえきって優勝し、この時点で早くも顕彰馬入りを確定。 その秋は GI 戦線で振るわなかったが翌年、安田記念を二着後、宝塚記念を圧勝、 秋はエリザベス女王杯を制覇して引退した。
 よくよく配合をみてみると Le Fabuleux の 2x4 というかなりな近親配合で、 その後全弟が誕生するも、体質が弱くデビュー前に屈腱炎を発症、 復活後オープンまで昇りつめるが重賞戦線で歯がたたずそのまま引退した。 自身も十二歳で死亡するまで、たいした産駒を残せなかったが、 ラストクロップとなった父 タマモクロスの産駒は…