「 今度こそ iPod キラー?ソニー、音楽プレーヤー『 Rolly 』を予告」ITmedia より)

 来月、ソニー が Rolly という新型の音楽プレーヤを発表するそうです。
「反撃、まだですか?」とつっこまれているどこぞの携帯電話会社ではないですが、 そろそろ「 iPod キラー」という文句も聞き飽きました。
 何度も言うようですが「 iPod キラー」と口にして、 Apple を目の敵にする企業が勝てないのは、 結局のところ iPod というハードウェアではありません。 iTSiTunes との トータルソリューション、それが iPod の魅力です。
Apple iPod 30GB ブラック MA446J/A
( Apple(アップル) )
「トータルソリューション」というと格好良く聞こえますが、 要は楽曲の入手から鑑賞、管理に至るまで 現状で一番簡単で自由度が大きいということだと思います。
 自由度が大きいと言っても、楽曲を手に入れるところは iTS しかなく、 管理も iTunes でしかできないわけですから、 所詮、Apple の手のひらの上の 「自由」でしかありません。
 しかし、裏を返すとその程度の自由に勝てないのが現実です。
 正直、ソニー の製品には、 「バッテリーのもち」以外の魅力は感じません。

 イメージの問題も大きいでしょう。
 今や AppleiTunes Plus の 開始 を始めユーザの自由度を高めてくれる会社、 そして ソニー は未だに 傘下のレーベルが持つ膨大な数の楽曲を iTS にだけ提供しない、 ユーザのニーズなどは二の次の会社、個人的にはそういうイメージです。
# アクセスするなりウィンドウサイズを変えてくれる Rolly-show は、 このイメージを象徴しているように思います (-_-;>

 どちらにしろハードウェアではないユーザの立場に立ち返ったブレイクスルーがない限り、 どんな製品を出しても「 iPod キラー」には なり得ないと思います。
 Rolly の登場でたった一つ期待することがあるとすれば、 「 Rolly キラー」として、 お預けになっている第 6 世代 iPod が 登場してくれることですかね。。。残念ながら、 それは Apple に対する期待ですが…

 ソニー の製品は 昔からあこがれもあり、今も好きなメーカーの一つなんですが、 こと携帯プレーヤー製品に関してだけは 年々イメージが悪くなっていっているような気がする…