米国のネット系ニュースサイトの記事らしいですが、 iTMS のコンテンツビジネスが 広がって行っている方向として、 ハリウッドに対して映画配信ビジネスを模索していることは間違いないでしょう。
日本で同じビジネスを展開するとすると、音楽が米国で「 1 曲 1 ドル」で 日本では「 1 曲 150 円以上」という現状を考えると、 映画は日本では「 1 本 1500 円以上」と考えるのが妥当でしょう。
ここで iPod で動画を閲覧する場合、 H.264 で 最大 768Kbps/320x240pixel/30fps の Level1.3 までの Baseline Profile で 音声が AAC-LC(MAX160Kbps) 48kHz ステレオ、 MPEG4 で 最大 2.5Mbps/480x480pixcel/30fps の Simple Profile で 音声が AAC-LC(MAX160Kbps) 48kHz ステレオのファイルとなります。 容量はおそらく 1GB 前後となるでしょう。 しかも音楽と違って自由に光学メディアに掃くことはできません。
以上と併せて DVD で販売されている映画が 1500 円くらいからある現状を考えると、 個人的には iPod のコンテンツとして 映画がふさわしいとは思えません。
どうしても見たい話題作は、やはり音響環境の整った映画館で見たいと思いますし、 そもそも映画を iPod のあの小さい画面で見たいとも思いません。
コンテンツ展開の方向性として否定する気はないですが、 iPod の現状の記憶容量、 再生及び管理環境を鑑みて、時期尚早なのではないでしょうか?
# 勿論、このビジネス展開に併せて新しいハードを準備してくる 可能性は否定できませんが。。。