「 au 、 9 月 21 日より『 4G LTE 』サービスを開始」
「 au の iPhone 5 、テザリング対応で“実質価格”は 0 円~」
「 ソフトバンク、 LTE サービス『 SoftBank 4G LTE 』をスタート」
「 ソフトバンクが LTE 対応『 iPhone 5 』発売、 16GB モデル実質 0 円」
(以上、 ケータイ Watch より)

 さて、先般発表された iPhone 5 は、日本でもこれまで通り ソフトバンクau から発売され、同時に LTE サービスを開始、 Xi で先行している ドコモ からは発売されません。

 ところが、これまでと違うところが一つ。
 ソフトバンク の iPhones 5 はこれまでと同じで テザリングはできませんが、 au の iPhone 5 はテザリングに対応します。

 テザリング対応、非対応で個人的には非対応のものを選ぶ理由などないとは思いますし、 またこれまでも au の iPhone の方が快適だという話はよく聞きます。
 みんな au になっちゃうんじゃない?と思うのですが、 なにせフィーチャーフォン全盛の時代でも、それを使って PC の通信ができないことに、 あまり疑問を抱かない人たちが大半のお国柄、果たしてテザリングでパワーバランスが変わるのか…?

 変わったら変わったで、 話は ソフトバンク vs au の iPhone 5 販売合戦では話が収まらなくなりそうです。
 ドコモ の Xi には 高速なデータ通信でテザリングができるという魅力がありましたが、 これがまず ドコモ の専売特許ではなくなり、 「 iPhone でテザリングできるなら iPhone だよね」とこれまで以上にユーザーが流れる可能性が出てきます。
 この流れが加速すると、「うちの言うこと聞いてくれないから iPhone 売らない」って、 いつまで言ってられるか…

 ただこのムーブメントが起きたら au の天下か?というと、これもちょっと怪しいところ。

 何と言っても LTE のエリアの問題。
 既にサービスとして先行している ドコモ の Xi ですら、 首都圏ではどうか知りませんが、大阪では市内ですら Xi で通信できないところがまだあります。
 おまけに Xi 対応スマートフォンが出始めたときによく言われましたが、 Xi 圏外にいるとバッテリーの消耗が早くなるという現象があります。
 これらが不満として噴出させないためには、一にも二にも設備投資する必要があるのですが、 果たして 3G/LTE/WiFi に加えて WiMAX を抱える au は どこまでスピードをあげられるか…
# まさか WiMAX いきなりやめちゃったりしないよね (^^;;; > au

 それでなくても au は スマートパスポートやスマートバリューなど、個人的にはコスト構造がよくわからないキャンペーンでも 大量の資金を必要としているように思うのですが、その上で LTE の設備投資。。。 スマートフォンで増え続けるトラフィックというのも問題がなくなった訳ではないですからねぇ。。。

 ことによってはいきなり ドコモ も iPhone 出します!とかなったりなんかしたら…
 当然、 ソフトバンク も黙ってないでしょう。

 LTE 対応の iPhone 5 の発売によって何が起こるのか?想像は膨らむばかり…
 えぇ ドコモ ユーザーの上、 iPhone には興味がない人ですので、単なる野次馬と思っていただいて結構です (^^;>