ZFS を使って自宅の次期ストレージ環境を構築しようと、 NAS4Free を、 休眠していた デル Inspiron Zino HD にインストールしました。

 昔は FreeBSD というか BSD 系のオペレーティングシステムを使っていた頃もあるのですが、 昨今は Ubuntu などの 完成度の高い Linux を使うことが多くなって、すっかり軟弱になってしまったもので、 ZFS でストレージ環境を構築していくにあたって、 FreeBSD 一つですべてすましてしまうレベルまで 知識レベルを回復するには相当な時間を要しそうなので、 今回は FreeBSD をベースの NAS(Netrwork Attached Storage) 用途にカスタマイズされたディストリビューションを 使うことにしました。

 FreeBSD をベースとした NAS 用途向けのディストリビューションには FreeNAS と これからフォークした NAS4Free があるのですが、 今回は NAS4Free を利用することにしました。

 以前は FreeNASNAS4Free では、 ベースとしている FreeBSD のリリースバージョンが違ったらしく、 安定性なら FreeNAS 、 最新のハードウェアへの対応やソフトウェアが必要なら NAS4Free とされていたようですが、 最新バージョンでは双方とも 9.1 をベースとなっているので明確な差はないでしょう。
 新しい物好きなので今回はたまたま NAS4Free を 選んだ次第です。

 ちなみに FreeNAS からフォークした ディストリビューションには Debian GNU/Linux を カーネルに使った OpenMediaVault というものも あるそうですが、今回は ZFS を使うことを目的にしているので、今回はパス。

 さらに脱線しますが、 Debian GNU/kFreeBSD という Debian Project が FreeBSD をカーネルとしてリリースしている オペレーティングシステムもあるそうです。

 さらにもう一丁脱線すると、 ZFS の本家 Solaris が Oracle に買収された後、 OpenSolaris はプロプライエタリな部分をオープンなものに置き換えて、 illumos ってプロジェクトが立ち上がっているとか…
 いやぁ、最近、 BSD 系にはほんとトンと疎くなっていることを再認識しました。

 そろそろ本題に戻りましょう (^^;A
 そんなこんなで使い始めた NAS4Free ですが、 先般、片手間で家に転がっていた USB メモリーに LiveUSB 版を書き込んだものを、 デル Inspiron Zino HD に差してここから起動してみると、 いとも簡単に起動しました。しかもなんのトラブルもなく。。。

 なーんだ。楽勝 (^^)v
 と思って、そのときは一旦シャットダウンしたのですが、 インストール、設定の経緯をまとめようとして、後日、再度立ち上げてみると。。。あれ?
 起動したときにちょっとだけ設定した IP アドレスなどの情報が全く記憶されていない。。。

「???」
 次回はこの問題の解決編の予定です (^^;;;> Ellinikonblue.com Weblog 「 この年末に自宅ストレージの拡張と次期環境構築に向けた準備など」
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