接続した HDD は /dev/sdb で認識されるはずですから、 /mnt/debinst ディレクトリを作成し /dev/sdb2 をマウント、 /mnt/debinst/boot ディレクトを作成して /dev/sdb1 をマウントして いよいよ二度目の debootstrap を実行します。 その前に(すでに HDD に仕込み済の) debootstrap 実行に必要なパッケージも展開しておきます。
chroot /mnt/debinst dpkg -i /tmp/*.deb mkdir /mnt/debinst /usr/sbin/debootstrap --arch arm sarge /mnt/debinst http://http.us.debian.org/debian今度はエラーらしきエラーも発生せずがんがん進んでいきます。 インターネットに接続しているネットワークの帯域にもよりますが、 結構時間は必要です。
終わったら一度 chroot から抜けて、二度目の debootstrap でできあがった環境と、 KNOPPIX で 仕込んだ環境を入れかえます。同時に /boot の中身もすべてコピーしておきます。
cd /mnt/debinst mv mnt xxx mv /boot/* xxx/tmp mv tmp/* xxx/tmp rm -fr bin boot dev etc home lib proc root sbin sys tmp usr var mv xxx/debinst/* . rm -fr xxx四つ目の tmp の中身の移動は忘れないように。ここに苦労して修正した initrd.buffalo ファイルがありますから。
さて次はできあがった Debian 環境をちゃんと起動するように整えていきます。 -----
なおまだ当方でも HS-DHGL のハックは完了していません。 また当然ですが、この手順は HS-DHGL の 標準的な使い方ではなく、この手順を実行するとメーカーのサポートは受けられなくなります。 この手順を実施して不利益を被っても当方は一切、責任を負いかねます。