「 Apple “独裁”路線加速 意に沿わぬ業者“追放”」ITmedia より)

 対岸の火事だと思っていたら自分のところも火事になりました (_ _;>

 Apple Store のアフィリエイトプログラムを一方的に提携解消されました。
 理由はいくつか書いてあったのですが、「あんたのとこに広告出しても売れないから」と言うのが端的な理由のようです。 意にそぐわぬ販売店では売らせてくれない、個人に対しては広告バナーすら貼らせてくれないんだそうです。
 まぁ何というか。腹が立つのを通り越してあきれました。「あぁそうですか」という感じです。

 iPod なる新しいデバイスが登場したときは Apple という看板以外には、商品としてのブランド力などなかったはずです。 その後、もちろん Apple 自身のプロモーション活動の賜でもあるでしょうが、 iPod というブランドを作ったのは、 その製品を使って賞賛の声を上げたユーザーの熱心な支持でもあったはずです。
 そのユーザーが、インターネットでその良さを伝えるための商材一つ提供しないとは。。。
 たった一製品が発売一日で 170 万台もの数を売り上げるモンスタープロダクトになって、 確かに iPod/iPhone というブランドは今、 まさに世界に冠たるブランドであることは間違いありません。
 ブランドが十分にできあがったから、もうユーザーの支援などいらない。私にはそう聞こえます。

 確かに、アフィリエイトという仕組み上、不正をして稼ぎを上げようという輩がいることは否定しません。 またリアル店舗での販売でもそれは同じことでしょう。
 だからといって、有贈未曾有はすべて切り捨てて 一部の Apple のコントロールが利くところだけで商売をすることは、 果たして誉められた施策でしょうか?

 iPod/iPhone は確かにすばらしい製品、ソリューションです。 それは今の熱狂が証明しています。しかし、歴史的にみても永遠に売れ続ける商品など存在しません。
 遠い将来、今を振り返って Apple のこのようなプロモーション方針の転換が、 失墜へのプロローグになっていないことを切に祈ります。