「頸椎症」という病気に限ったことではないのですが、
得てして自分で異常に気づいて医者に診てもらって治療を始めた少々あとくらいに峠がくるもので、
私の場合も例外ではありませんでした。
私の場合、さらに運の悪いことに3月まで関わっていたプロジェクトのバグ対応、
追加開発が襲いかかり、これにプラスして全く別件の開発準備、おまけに転勤の話が加わり、
また軽いお祭り状態に突入しました。
最初は肩の痛みだけだったのですが、この痛みが広がって、
程度もひどくなり、徐々にひどい肩こりの症状も現れ始め、
ひどいときは右肘近辺の筋肉が痙攣を起こすこともありました。
また寝るときも仰向け、うつ伏せでは右腕がいたくて眠れず、
身体を横にして右腕が身体の上にくる状態で、
少し身体を丸めた姿勢を維持しないと(今も)寝付けません。
最近こそなくなりましたが、それでも寝ているときに寝返りをうつと、
右腕に痛みが走って目が覚めてしまいます。
これでは体力が持たないので、痛み止めをもらって就寝前に飲んで睡眠時間を稼いでいましたが、
この痛み止め、5時間程度しか効かず、だいたい明け方近くに効果切れとともに
激痛で目が覚めるという日々が続きました。
これに対する治療及びリハビリは、日々二度の内服薬とどうしても我慢できないときの痛み止め、
そして週一度、首の牽引(絵面はかる~い首吊りです)と
整体マッサージと即座に効果が出るものではありません。
とにかく日中も腕を地面の方に向けて下ろしているだけでつらく、
また肩に PC の入った鞄をかけるなど以ての外、普通にちょっと歩くだけで肩にこりが蓄積し、
椅子に座っているのもつらくなったりもしました。
それでも会社に行けば、椅子に座って PC での作業は避けられず、
そんな中、先述した軽いお祭りが始まり、ただでさえ頸椎症の症状で体力の消耗が激しい上に、
連日の睡眠不足で、とうとう6月の終わりにダウン。
整形外科にすがりつくことになりました。
(とにかくただ歩くだけで辛いわけですから)それこそ息も絶え絶えになって、
整形外科にたどり着き、静脈注射で痛みを和らげてもらい、それから激痛に耐えながらリハビリ、
もう本当に意識朦朧となりながら帰宅してからは、
コンテッサ に三角座りして身体を丸めてじっとして(この姿勢が今も一番楽)、
一度、その体勢になると部屋の電気をつけにいくのも億劫になって、
日が暮れても音楽を聴いて気を紛らわすことしかできない状態で食事もできませんでした。
こんなこと長く続けると性格が(さらに)暗くなってしまいます。
幸いなことに何とかこうにか半日で症状が和らぎ、そこからは転勤を理由に業務に引導を渡し、
ほぼ毎日定時退社、週一度整形外科で静脈注射と首の牽引、
並行して通ってもかまわないと言われたので鍼灸院に通って鍼をうってもらい、
週末はジムで念入りにストレッチしてから、もしくはスーパー銭湯へ行って長風呂と、
治療とリハビリに専念し、最近、やっと普通に缶コーヒーが飲み干せるまでに回復しました
(何せひどいときは、ただ上向くことすらできませんでしたから… (_ _;> )。
洒落や冗談でこんな病気を患うなど、もう二度とごめんです。絶対この夏中に完治させる!
みなさん、ただの肩こりだと思っていると危険です。
私のようになりたくなかったら、肩こりがとれないなと思った時点で
一度しっかりした整形外科で診てもらうことをおすすめします。
Posted on Jul 06, 2008 at 22:40