Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Jul 16, 2009 at 23:56

NTTBP Personal Wireless Router

「 NTTBP 、複数の通信回線に対応した小型無線ルータを開発」BB Watch より)

 NTT ブランドの通信機器と言えば、 まだアナログ回線全盛の時代に登場した MN128 という ISDN ターミナルアダプタを 思い出します。
 当時、ISDN のターミナルアダプタとしては破格の値段で、 発売されるや瞬く間に大ヒット商品となり ISDN 時代の幕を開けた、 いや Windows95 とともに日本でウェブ文化を根付かせた通信機器でした。

 NTT ブロードバンドプラットフォーム から 発表された「 Personal Wireless Router 」は、 第二の MN128 というと言い過ぎかもしれませんが、 NTT ブランドの通信機器としては 久々のヒット商品となるのではないか…と思ったのですが。。。
 この Personal Wireless Router は、 NTT ブランドの通信機器のためか WiMAX をサポートしません。これが致命的。

 この 7 月 1 日より、 KDDI が出資する UQ コミュニケーションズ が 国内唯一の WiMAX 事業を展開し、 Intel が PC に内蔵するモジュールを提供していることもあって、 「 WiMAX は PC に内蔵してなんぼ」という風潮があるみたいですが、 個人的にはそうは思いません。
 あくまで私的な意見ですが、 WiMAX という通信手段のベストのユーセージモデルは、長時間バッテリ駆動でき、 WiFi などの手段で他の端末と接続してルータとなる機能をもつ端末を使う方法だと思っています。
 この端末が携帯電話になっていてもいいですし、ルータ然としていもかまないとは思いますが、 できるだけ小さく(できれば名刺ケース大くらいで、太陽光充電なんかできればいいかもしれない)、 最低でも 1 日はバッテリで駆動してくれれば、大ヒット商品になりそうな気がします。

 すでに WiMAX 対応を謳ったルータはありますが、まだまだ大きいですし、 バッテリーを搭載していないものもあります。

( )
 だからこそこの Personal Wireless Router が WiMAX をサポートしないことだけが惜しい。
 サイズは名刺大、目標値最大 20 時間のバッテリ駆動…理想に近いんだけどなぁ。。。 ほんと惜しい。。。 もうちょっと懐の深いとこ見せましょうよ > NTT ブロードバンドプラットフォーム
Posted on Jul 10, 2009 at 00:34

BUFFALO WZR-HP-G300NH/E: これって罠?

 VAIO type T に 更改し、WLE-AT-DAH でアクセスポイントの アンテナを増強してからというもの、環境の決してよくない自宅マンションでも 無線 LAN でもがっちり繋がるようになったと思っていたのですが、 先般、 うちの嫁が買った dynabook UX での つながりがいまいち悪く、ご立腹、即座に改善命令が出たので、 これを気にうちも 802.11n Draft 環境を整備しようという野望をいだきました。
# type T は 11n Draft 対応ですからさらに快適に… (^^)b

 そこで、以前から目をつけていた BUFFALOWZR-HP-G300NH の ルータ機能を無効にしてアクセスポイントに、 外へのアクセス回線のある自宅自室の LAN 環境は WLI-TX4-AG300N を介してアクセスポイントとつなぎ、 アクセスポイントは単独で自宅の真ん中に設置すると言うネットワーク設計を思いつきました。

( )

( )
 そう考えると、WZR-HP-G300NHWLI-TX4-AG300N のセットモデル WZR-HP-G300NH/E の方が安いと思うじゃないですか?ふつう。

( )
 ところが調べてみると、そうじゃない時があるんだな。。。これって罠!? f^^;;;
Posted on Jun 28, 2009 at 23:24

WiMAX と WiFi のおいしい関係

「 トリプレットゲート、 WiMAX と公衆無線 LAN サービスをセットで提供」ケータイ Watch より)

 さていよいよ 来週から 商用サービスが始まる WiMAX ですが、MVNO だとかいってどこもかしこも一律 4,480 円では、 純和風な横並び主義でおもしろくも何ともないなぁと思っていましたが、 ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX で 4,480 円、端末をつけて二年縛り。 なるほどなと思いました。
 サービスとしては微妙かなとも思いますが、こういうよそとは違うサービスは 今後とも期待したいものです。
# いまいちはやらない公衆無線 LAN サービスも WiMAX のおまけとして結構はやるかも…
Posted on Jun 21, 2009 at 23:16

Wi2 300: 入ろうかな…

うかブログ 「 使わなければ無料の公衆無線 LAN サービス『 Wi2 300 』」

 これすげーよ (T-T) >うかさん

 ネットワーク関係のニュースには精通しているつもりだったんですが、 このサービスは知らなかったなぁ。。。と思って検索してみると、 ありました。

「 Wi2 、11n を使った公衆無線 LAN サービス。東京・丸の内で 4 月に開始」 ~ リムジンバス車内でのネット接続サービスも提供 ( BB Watch より)

 従量制で、月額 105 円、上限 980 円というのも破格ですが、 今年の 7 月末までに契約すれば、月額無料、上限 490 円になります。
 公衆無線 LAN が便利なのはわかっているのですが、 普段使うものではないので、月額料金があると言うことに抵抗があったんですよね。 これならキャンペーン期間以外でも 105 円ですから、 まぁいいかと言う範囲。
 BB モバイルポイント が 使えますから東京でなくとも大阪でも マクドナルド で使えます。 さすがに京阪神では使えるところが少ないですが、 それでも月額 0 円なら…

 入ろうかな…ちょっと考えます。
Posted on Jun 09, 2009 at 23:58

イー・モバイルは HSPA+ するだけ?

「 イー・モバイル、最大 21Mbps の HSPA+ を 8 月上旬に導入」ケータイ Watch より)

 UQ コミュニケーションズ による WiMAX の商用サービスがいよいよ来月 7 月から 始まります が、 データ通信 をメインに契約回線を稼いできた イー・モバイル は 8 月から HSPA+ のサービスを開始するという発表がありました。

 まぁエンドユーザにとって正直な話、通信方式なんぞどうでもよく、 要は下り最大 21Mbps のサービスが今と変わらない価格で使えるという話です。 併せて二段階定額でスタート金額を安くする新しい割引サービス「年とく割 2 」が 始まるということなんですが…

 しかし、ただこれだけのことだけでもわかりにくい。
 これだけでなく、個人で 2007 年 12 月に イー・モバイル の回線を 契約して 、 今年の 11 月で丸二年になるので、いよいよ二年縛りの呪縛が年末には解けます。 年が明ければ自由の身です (^O^) ということで、先日、 その後のみの振り方(要は契約時のペナルティ条項)を確認しに行ったんですが、 やめるにしても「ノーペナルティーです」と迷いながら答えられ本当にそうなの?って気にさせられ、 じゃぁ端末を変えるにはやめて新規契約がいいの?継続するにしても機種変のスキームは?という話になると、 奥からいかにも イー・モバイル な人が 呼び出されてくる始末。
# まぁその代わり詳しく説明してもらいましたが…そこは説明が長かったことと、 私の理解が誤っているとあれなので気になる方はご自分でご確認を…ということで割愛 m(_ _)m
## つまりはそれほど話がややっこしいということです。

 去年 12 月の Dual Diamond発売 以来、 個人的には魅力的な端末の発表がないような気がしていますが、 先般の COMPUTEX TAIPEI でも 伏線はあったらしいので、今後に期待したいとは思いますが、 時間はそんなにないような気がします。

 個人的なことだけではなく、 7 月から 始まる WiMAX の料金体系はあまりにも単純明快すぎます。
 単純明快な料金体系をひっさげて携帯業界に参入してきた ソフトバンクモバイル は負け戦と言われた戦況を ひっくり返してしまいました。同じワイヤレスデータ通信回線の業界にも起こりうるかもしれません。
 おそらく二年縛りの呪縛から解き放たれる人間はそろそろあふれてくるでしょう。 そろそろ手の打ち時ですよ> イー・モバイル

「 イー・モバイル、テンキーとフルキーを装備した『 Dual Diamond 』」ケータイ Watch より)
Posted on Jun 08, 2009 at 23:53

7 月 UQ WiMAX 正式サービススタート

「 UQ WiMAX が 7 月に正式スタート、対応製品も続々登場」
「 ニフティ、 7 月 1 日より『 @nifty WiMAX 』を提供」
「 アイ・オー、 WiMAX 対応のデータ通信端末とモバイルルーター」
「 NEC 、メーカーブランドのモバイル WiMAX 端末 2 機種」
(以上、 ケータイ Watch より)

 試験 サービスが始まった なと思ったら、あれよあれよと 7 月です。
 ついに日本でも UQ コミュニケーションズ の 商用 WiMAX 正式サービスがスタートします。
 このことに関して今日、大々的に発表がありました。

 試験サービスの各所で散見するレポートを拝見する限り、
  • サービスエリア内でも繋がらないところもあり、逆にエリア外でも繋がったり。
  • 帯域はまちまち。少なくとも 40Mbps はでない。
    # 論理値だから当たり前って話と、基地局設備がまだ十分でないという話と。
  • 屋内はつらい
    # 窓際でないとつらいという話はちょっとどうかと…
  • つながりさえするエリアなら移動には結構強い
というイメージを持っています。
 百聞は一見にしかず、やっと大阪でもサービスが始まるらしいので、 まずは 15 日無償お試しサービス「 Try WiMAX 」を早速申し込んでみようとは思います。
# サービスエリアマップを見る限りは、間違いなく自宅は圏外ですが… orz

 しかし、実際サービスに即座に申し込むか?というと、これは別問題。
 とりあえず MVNO 事業者として自宅で利用しているプロバイダである @niftyサービスを 提供する らしいですが、価格も含めて他社も横並びのサービス内容。 これからもこうなのか、どんどんサービスとしてこなれてくるのか見極める必要があると思います。

 何よりまだ端末がださい。
 芸のないくらいどでかい PC カードだったり、ぶっとい USB スティック型だったり。 PC に内蔵しているのが一番スマートなんですが、 ユーセージモデルがまだ決まっていない通信方法においてこれが正解かというと、 回答を出すにはまだ時期尚早かと思います。

 そう。時期尚早。
 今現在、契約している イー・モバイル を どうするかの問題もあります。指をくわえてみているだけと言うこともなさそうですし…
Posted on May 26, 2009 at 01:16

「 au 2009 夏モデル発表」という寂しい話

「 au 、夏モデル 8 機種を発表」
「 テーマは“去年と違う夏。”、業界をリードする姿勢を示す au 」
(以上、ケータイ Watch より)

 あまり期待はしてなかったんですけどね。やっぱりかぁ。。。という感じです。

 「 Mobile Hi-Vision CAM Wooo 」 はギミックとしておもしろいなぁ。。。と思いますが、 欲しいとは 決して 思いません。
 「 Sportio water beat」 も目は引きましたけど、 ただでさえ携帯でメールを打つのが苦手なので、すべてタッチパネル操作というのはもってのほか。 却下。
 SH002 も 何か二番煎じな感じが否めません。

 全体的にサービスに関しても二番煎じな感じでありながら、 しかも純増数でここ数ヶ月常に携帯トップ三社で最下位の立場で、 「テーマは去年と違う夏」とか「引き続きライフスタイルを提案する」とか言っているところが、 すでに残念というか、それを通り越して少々痛々しい。
 スマートフォンについてもコメントしていますが、 そもそも日本で実質三社しかない携帯市場で一応、シェア上二番目のキャリアが、 全く端末もサービスも展開せず「日本ではスマートホンが海外のように伸びない」とか 「使い勝手がどっちがいいか現時点ではわからない」とか、 言ってる時点でどうよという感じ。 「 すっぱい葡萄」 の講釈を聞いているような気分です。

 せめてもの救いは パナソニック 製の端末の発表がなかったこと。 ここ一年くらいで唯一 欲しいと思った 端末 P001 が、個人的な次回端末更改まで市場から消えないことが確定的になったこと。
 何か寂しい話です。

「 防水、おサイフケータイ、ワンセグで進化『 Sportio water beat 』」
「 ハイビジョン動画を撮影できる『 Mobile Hi-Vision CAM Wooo 』」
「 ソーラー充電で防水性能も実現『 SOLAR PHONE SH002 』」
(以上、ケータイ Watch より)
Posted on May 20, 2009 at 07:24

ケータイ 2009 夏

「 ドコモ、夏モデル 18 機種を発表」
「 ソフトバンク、夏モデル 19 機種を発表」
(以上、 ケータイ Watch より)

 今年も携帯電話の夏モデルの発表が始まりました。 まずは ドコモソフトバンクモバイル から。

 なんと言っても注目は ドコモ の ラインナップにある 日本で初めての Android 携帯 「 HT-03A 」 でしょう。
 例のごとく HTC 製で、 もちろん ドコモ 独自のコンテンツやサービスは使えません。 残念なところですが、 日本でも Android 携帯が 簡単に手に入り使えるようになるという事実と、 なにより iPhone をとられた以上はこの気概が大事です。
 次は気概だけで済ませて欲しくはないですが…

 対して ソフトバンクモバイル 側の注目は ソーラー充電対応携帯 936SH ですかね。
 あえて言えばと言うくらいで、のどから手が出るくらい欲しいかというとそうでもなく、 今回もスマートフォンの発表もなく、 派手さと手数はあっても実がないなぁ。。。と言うのが正直な感想。

 さて残るはマイキャリアである au
 あんまり期待はしてませんが…そろそろ逆転打を頼みますよ > au

「 国内初の Android OS 搭載モデル『 HT-03A 』」
「 ソーラー充電&防水機能搭載の『 936SH 』」
(以上、 ケータイ Watch より)
iPhone Fan 2009 Spring (MYCOMムック)
池田冬彦 著
( 毎日コミュニケーションズ )
¥8,913
Posted on May 05, 2009 at 23:36

今年買ったちょっといいもの: BUFFALO WLE-AT-DAH

 昨年末、ソニー VAIO type T更改し 、 それまで使っていた Let'snote W2 は、 再セットアップしてうちの奥さんが使うことに相成りました。

 しかし、この W2 なにせ初代 Centrino プラットフォーム機で、 処理能力は今のネットブックに毛が生えたくらい、何より普及し始めた頃の無線 LAN (かろうじて 11g )で、アクセスポイントが 激安で買った とは言え、比較的新しい製品である BUFFALO WHR-HP-G54 であっても、 クライアントが古くては接続がどうしても安定しません。
 自分で使っていたときはそれでもだましだまし使っていましたが、 うちの奥さんのようにさほどテクノロジーに詳しくない人が使うと 「つながらん。だめやん」でぽいになってしまいます。
# type T では何の問題もありません。がっちりつながります。

 まして自宅は、 200 世帯以上ある少し大きめのマンションで、 鉄筋である時点で電波の通りが悪い上、電波状況の悪さには事欠かない環境です。

 そこでクライアントを変えるかどうしようかと考えたあげく、 買ったのはオプションの 指向性アンテナ WLE-AT-DAH  これでだめだったら、アクセスポイントごととも思っていましたが、 これが効果覿面。
 type T はもともと安定していましたが、 Let'snote W2 でもがっちりとは言えませんが、 自宅内どこでも接続をしっかり維持できるようになりました。
 4,000 円もしないたったこれだけのもので…たいしたものです。

 しかし、また最近悩みが…
 市場では 11n Draft 2.0 の BUFFALO の新製品 WZR-HP-G300NH が人気で、 type T も 11n Draft 2.0 対応なんで、 そろそろアクセスポイントを変えたいなと。
 今年中には 11n が正式に承認されますから、買い換えるのはそれからにしても、 WZR-HP-G300NH はオプションアンテナをつけられませんから、 本体付きのアンテナで果たして W2 を拾いきれるか… 無線系の商品でほんと買ってきて設置するまでわからないからなぁ…悩む悩む(_ _;>

( )
Posted on May 05, 2009 at 12:04

個人的見解:スマートフォンとネットブック

「 2008 年度のスマートフォン市場、前年比 68 %増の 158 万台」ケータイ Watch より)

 日本でも着実にスマートフォンの市場は広がっているようで、 TV 見たり、音楽きいたり、ゲームしたりと高価なおもちゃのような携帯電話ばかりでどうよ? と常日頃思っている人間としてはうれしい話です。
 しかし…
同調査では、「携帯電話市場が低迷する一方、海外メーカー製端末が相次いで導入されたことや、 キャリア各社が積極的な導入に踏み切ったことが増加要因」としている。
 積極的?
 ソフトバンクモバイル は別として、 マイキャリアである au は全く興味ないようにも思えますし、 ドコモ もそんなに種類ありましたっけ?
 そもそも携帯電話を作っている会社が国内でこれだけあって、 アクティブにスマートフォンを売っている会社が何社ありましたっけ?
 それは裏返すとまだまだ市場は広がる余地があると言うことなんでしょうけど。。。

 もう一つ気になったこと。
 この手の調査って必ずと言っていいほど
同調査では「スマートフォンにとって、携帯電話とネットブック、 MID(Mobile Internet Device)がライバルとなる」と指摘。
と締めくくられることがおおいですが、果たしてそうでしょうか?

 人間同士のコミュニケーションがある限り音声でのコミュニケーションがなくなることはありませんし、 そのためのデバイスが現状の携帯電話よりサイズが大きくなることも、 小さくなることもないように思えます。
 どのようなデバイスにも最適なサイズというものがあって、 タイプライターの時代から文字の入力に使われるキーボードは、 万人が使える限界のサイズというのが、経験的に定まりつつあります。
 そのサイズと携帯電話のサイズには明らかに一線を画する違いがあって、 スマートフォンという限りは、プロダクトデザインとしてどちらかのサイズに傾倒してしかるべきです。
 しかし、どこまで行ってもスマートフォンは PC の処理能力を上回ることはないでしょうし、 そうなるとスマートフォントは携帯電話の高機能化が PC 連携という方向で極まった製品と言うところが、 最終的な落ち着きどころでしょう。

 ネットブックという製品カテゴリが誕生して、 たとえ処理能力は十分でなくても、バッテリー駆動時間の長い、携帯するに十分に小さく軽い、 そして気軽に手に入る価格の PC という要求は確かにあることが証明され、 携帯電話はエンターテイメントという方向性の進化では、 そのサイズに入り込める機能に限界が見え始めています。
 ミニノートはその名の通りノート、スマートフォンはメモ帳といったところで、 似て非なるものです。スマートフォンのライバルというよりもう一つの進化の方向性として、 日本メーカーにそろそろ本気でスマートフォンに取り組んでいただきたいものです。