AlmaLinux 万歳! docker 万歳!

投稿者: | 2024年5月6日

サーバの移行完了しました! (^^)b

Rockey LinuxAlmaLinux とで悩んで、結局、「アプリケーション・バイナリ・インターフェース (ABI) 互換」を目指すという方針の AlmaLinux と決めて、移行を始めました。

これまでのサーバ移行

何度かこのサイトの移行をやってきましたが、これまでは新しい VPS 環境に、RPM 系のディストリビューションだと、SSH を鍵認証でアクセスできるように設定をして、プレインストールされているパッケージをアップデート。次に古くは iptables 、今は firewalld の設定。

そこから Apache をインストールして設定を見直し、動作試験。blosxom のために perl とライブラリもインストール。WordPress を利用するようになってからは、ここに MariaDB のインストールと設定も加わり、一通り試験が終わった後で、コンテンツの移行、blosxom の設定変更、データベースの移行と、コンテンツの移行を始めてから、動作確認を完了させるまで 2 〜 3 時間、トラブると半日くらいはかかってました。

そこまでやって、DNS の設定を新サーバに切り替えてやっと完了。

正直言って、一度やると数年はやりたくない作業でした。

AlmaLinux 万歳!

そんなわけで、docker というコンテナ化の技術を知って、サイトのコンテナ化を進めました。昨年、その作業を終え、一応、理屈では、docker さえ動いて、コンテナを移行すれば、Apache や MariaDB のインストールに設定、blosxom に perl などの設定をいちいちやらなくてもいいはずですが、実際やってみないとわからない。。。本に書いてあったことではなく、自分の手を動かしてできたことだけが真実。システムエンジニアの心構え…と言うか性根です。

で、ついに実際、やってみた!

今回、追加した VPS は AlmaLinux 9(x86_64) がインストールされたもの。vCPU 2 コアでメモリは 1GB / SSD 100GB 。

SSH の設定をしてから、パッケージアップデート、firewalld の設定と、ここまではこれまでと同じ。ここに docker をインストール。基本、CentOS に導入する手順と同じで OK でした。

ここに、docker で動かしていた compose ファイルやらサイトのデータやらをひとまとめにしていたフォルダをまるごと tar で固めたバックアップファイルを持ってきて展開。再び、コンテナのビルドして…いよいよ…

docker compose up -d

できちゃったよ…ほんとに。

あとは DNS の設定を書き換えて終了。新しい VPS 側の docker が動くまで設定したあと、移行元の VPS でコンテナを停止して、バックアップを取ってから、移行先の VPS でサイトが動き出すまで、多く見積もっても 30 分くらいの作業でした。

これで AlmaLinux 9 のサポート期限は 2032 年までありますが、これなら明日にでももう一回やってもいいです w

docker 万歳!

実はコンテナのバックアップを新 VPS に持ってきて展開した際、ファイルのパーミッションが維持されておらず、あわわ…ってなったのですが、管理者権限で展開しなかったと言う単なる凡ミスで、ちゃんと手順を精査して、実行すればもっと時間は詰められると思います。

他にも、VPS のセットアップ前や、運用し始めたあとにプチパニックはありましたが、この話はサイトの移行と直接関係ないので、また別途。

コンテナ化しておいた甲斐があったというもの。とにかく docker 万歳!と言う今回のサーバ移行でした。


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