今年の春先、更改した Windows デスクトップは、構築時にすったもんだありましたが、何とか安定して動いております。
今回も 6 年ぶりでしたし、Windows PC の更改も、そう頻繁にしなくなったので、いざ、その時が来たときに、いろいろノウハウを忘却していることに気付くので、今回苦労した所をメモっておくことにします。
LGA のピンには要注意
昨今の、自作では、CPU はゲージ合わせておくだけ、メモリも挿すだけで、ヒートシンクもついているものもありますし、昔ほど神経質にならなくても良く、ストレージも SSD ですからこれも挿すだけ。。。これで動かないはずなど…電源を入れても、UEFI の画面すら出てこず… orz
CPU も、メモリもマザーボードも予備などあるはずもなく、切り分けでできることは限られているので、諦めて購入先のサポートに切り分けをお願いしてみたところ…
「CPU ソケットのピンが曲がってます」
は?
この時、CPU ソケット側は細かいピンになっていることを初めて知ったのですが、前回、自作したときも第 6 世代の Intel Core で LGA 1151 だったのですが、なにせ置くだけと思っていたので、実際、その時もこんなトラブルには遭遇しませんでした。
そもそも、CPU を上から置くだけでピンが曲がるなど…初期不良に違いない!…と思ったのですが…
「ピン曲がりは初期不良と認められません」
はぁ?!
いや、もう事後のことなので、責任の所在を判別できないことは確かですが、そもそも、その場で箱を開けたとて、CPU ソケットには透明ではない樹脂カバーが付いていて、確認できません。もし、製造時に曲がっていたら「はずれ」と言うことです。メーカーからすれば、製造欠陥は有り得ないから、全部購入者の過失、諦めてもう一枚買えと言うことです。
納得いかず困り果てていると…
「壊れてもいいのならこちらでピンを戻してみますが…」
と言うご提案を受け、お願いして戻してもらって、やっと UEFI の画面が立ち上がるところまで確認してもらったのですが、この「ピン曲がりは初期不良ではない」という話には、まったく納得できずに、その場で聞いてみると、メーカーによるそうです。
少なくとも今回買った ASUS はだめで、ASRock などは初期不良として対応してくれるそうです。次回から ASUS のマザーボードを買うときは、その場で開封することにします。
CPU 補助電源は必須
で、そこまでしてもらって、持ち帰ったマザーボードに電源を繋ぎ、投入してみると…また上がらない orz
原因は電源でした。
家で数年寝かしていた電源を使い回そうと思ったのですが、まず最初は CPU の補助電源を差していませんでした。補助電源がいるのかと思い、差そうとすると、口の形状が微妙に違うようで、これが刺さらない。仕方なく、新しい電源を買い直し、今度は補助電源もしっかり差してたら、難なく起動。
以前は、マザーボードに補助電源用のソケットがあっても、GPU などがなければ、なくても動いたのですが、もう過去の話なのかも知れません。
電源は、常に新しいものを使いましょう。
Intel Rapid Strage Technology の対応
やっと動いて、やっと Windows のインストール。
前回の遠い記憶によると、Windows 10 なら、ドライバ各種はインストールディスク内のもので、インストールでき、Windows アップデートの後に、最新のものを拾ってきて、あっという間に終わったのですが、今回はそもそも Intel Rapid Strage Technology(RST) で RAID1 に設定したディスクが見えない。なんなら M.2 NVMe の SSD も見えない orz
しかし、これが、Intel のチップセットドライバなどを読み込ませても見えません。
どうもマザーボード側で RST の使用を設定すると、チップセットドライバではなく RST のドライバを読み込ませないと、RAID 設定した HDD だけではなく、M.2 接続の SSD すらも見えないようです。
ですので、RST を使うときは、まず RST のドライバは先に用意しておきましょう。
で何とか Windows 10 のインストールが終わって…その後は幸せに暮らしております ^^
デスクトップ PC 更改 2022 お品書き