自宅では、ロジテックのハードディスクケース LHR-4BNHEU3 を USB で接続した今でいうミニ PC に XigmaNAS をインストールし、Samba を動かし、これをファイルサーバとして、基本、テンポラリで作成中のデータ以外は、ここに保存するようにしています。
4 台のハードディスク (HDD) で ZFS を組み、当初 一台あたり 2 TB で実容量 6 TB からスタート、それが一台あたり 2TB から 3TB、 4TB と容量を拡張し続けてきましたが、いよいよ実容量 12TB でもいっぱいになりつつあるので、一台あたりの HDD の容量を 6TB に換装して実容量 18TB に拡張しようと画策し始めました。
ただその前身 NAS4Free から使い始めてほぼ 10 年!そろそろ XigmaNAS に飽きが… w
TrueNAS SCALE の魅力
そんなときに NAS4Free のブランチ元 FreeNAS は TrueNAS Core と名を変えていて…なんと美しい管理画面。おまけに Debian ベースの SCALE という実装もあり、Linux で ZFS が使えるなら、これよくない?! (o^^o)
TrueNAS にはアプリケーションストアのような仕組みがあり、これを使って簡単に機能追加ができる上に、SCALE にすれば、docker まで使えるとあって、上手くすれば、別途 Ubuntu Server を立てて機能しているサーバー機能も集約できるのではないかと、ただ単に UI の美しさに魅せられたわけではありません w
インストールも比較的簡単で、あっという間にあの美しい UI の管理画面が開き…
ポートマルチプライヤをサポートしてくれない TrueNAS
… HDD を認識しない! orz
なんで?!…と思って、ログを見てみると、1 台目を認識して、すぐ 2 台目も認識して…で最後に認識した HDD しか表示されない。なんで?!
SCALE ( Linux ベース)だからか?と思って、XigmaNAS と同じ FreeBSD ベースの Core も試して見ましたが、同じようなログが出て、結局、LHR-4BNHEU3 に収容した複数台の HDD の内、最後に認識した 1 台しか認識してくれない。
当然、XigmaNAS をインストールすると、普通に全部認識する… なぜ!?
結論として、TrueNAS はポートマルチプライヤ (PMP/Port Multiplier) をまともにサポートしてくれないようです。正確には Serial ATA のポートマルチプライヤの動作には問題があるようです。
同じ FreeBSD ベースならサポートするデバイスも変わらないだろうと思いこんでいたのが、甘かったようです。
しかし… ZFS を使うために Serial ATA のポートがそんなに潤沢にあるマザーボードで、個人がファイルサーバーを作るかね? SAS のインターフェイスカードも自宅用には買わんでしょ。普通。
ZFS を使いたいなら TrueNAS は個人が使う物ではないようです。と言うわけで、やっぱり XigmaNAS でファイルサーバの構築を、ゼロベースですることにしました。
XigmaNAS TrueNAS – Welcome to the Open Source Storage Era