調教を見る限り、やはり前哨戦を叩いてきた組がよく見えます。
年末の 2 歳 GI 戦などから皐月賞に直行する最近のトレンドにもの申す気はありませんが、今年の皐月賞は、ハイレベルな混戦だと思っており、現時点で抜けていると判断できる馬がいない以上、調教を見て目に付いた馬を推すことにします。
本命は、昨年の最優秀 2 歳牡馬 ドウデュースです。
昨年の朝日杯フューチュリティーステークス前の動きも惚れ惚れしましたが、今回はそれ以上。そういう意味で成長も見られますし、ディープインパクト記念を叩いて、中山 2000m も試走済み。極端な競馬をするタイプではないですし、切れる脚はないですが、確実に伸びてきて自在性はある。しかも、鞍上は武 豊 騎手。減点がほとんどありません。
対抗はダノンベルーガ。
共同通信杯からなら常識の範囲内ですし、実際、その内容が強かった。実力伯仲なら、大外よりも、最内の方がマシでしょう。調教の動きも悪くはなかったですし…ただ、この馬の跳びの大きい走り方、明らかに中山向きでも、内で揉まれるのも向かないと思うんですよねぇ…そこは鞍上の川田 騎手も重々分かっていると思うので、何とかしてくれると信じて。
穴というか、落ちる可能性も考慮して、三番手はイクイノックスです。
強いことは認めます。前にも行けて、控えれば切れる。おそらく調教を見る限り右回りも問題はないでしょう。ただ、ほぼ半年ぶりの競馬、中山 2000m ももちろん初めてで、おまけに同コースで常識的に不利な大外枠。これで勝ったら、引退するまでこの馬に付いていきます。
◎ ドウデュース
○ ダノンベルーガ
▲ イクイノックス
△ ジオグリフ
△ デシエルト
× アスクビクターモア
× キラーアビリティ
真に狙う穴はジオグリフです。やはりこの馬にマイルは忙しすぎた。そう確信した共同通信杯で、追い出す前に明らかな不利を受けて、対抗 ダノンベルーガとあの着差。小回り右回りは札幌で経験済み。ドレフォン産駒で、どれくらい距離がもつのか、いまいち判然としませんが、2000m はいけると見ました。
ディープインパクト記念勝ちのアスクビクターモアは高く評価しているのですが、デシエルトも行きそうですし、ビーアストニッシドも譲らないでしょう。さらに、入れ替え候補筆頭と考えているオニャンコポンもつけられるなら前に行くでしょうし、おそらくイクイノックスも出していくように思い、前は込みそうで、この後ろから行ける組を本戦に見ているので、評価を下げました。
キラーアビリティは弱いと思ってませんが、明らかに叩き良化型なので、今回は押さえまで。
ということで、腹を決めて、ドウデュースを軸に馬券戦略は考えるつもり。おそらく今回は、ここに名前を挙げなかった馬は入れないでしょう。あとはパドックと、当日の馬場状態で最終判断します。
狙え二連勝!