まずは、今月 10 日に永眠した藤岡 康太 騎手のご冥福を心よりお祈りします。
今のところ、明らかに飛び抜けていると言う馬は見いだせない皐月賞ですが、それでも人気を集めるであろう 2 歳マイル王 ジャンタルマンタル、そのマイル王を破って共同通信杯を制したジャスティンミラノ、 2 歳王者 レガレイラに、世界的良血 シンエンペラーは、いずれも調教も良かったです。
この中で、最もよく見えたのはジャンタルマンタルなのですが、スローペースになった共同通信杯で強すぎる前進気勢が徒になったので、この 4 頭で唯一、折り合いに不安を抱えます。ただ、今回は前に行く馬が多いこともあって、ペースは決して遅くはならないでしょうし、杞憂に終わるかも知れません。
ジャスティンミラノは右回りが初めてと言うのも気になりますが、調教を見ていると非常にバランスのいい走りをするので、それよりはフットワークが比較的大きいので、小回りに対応できるかということの方が不安を感じます。
◎ シンエンペラー
○ ジャスティンミラノ
▲ アーバンシック
△ レガレイラ
△ ジャンタルマンタル
× メイショウタバル
× ダノンデサイル
正直、先に挙げた 4 頭は甲乙つけがたく、それだけに枠順は大きく影響すると思っていて、そう考えるとレガレイラは非常にいい枠に入ったと思うのですが、スタートに難を抱えますし、おそらく後ろから行くと思われるので、この利点を生かし切れないかと。
逆にシンエンペラーはやや外ですが、内を見て位置を決められるいい枠に入ったかと。そうすると、今回はマークも手薄になりそうですし、中山芝 2000m をすでに 2 回も経験していて一番減点が少なく思えます。消去法になりますが本命で。
穴で狙うのは、京成杯 2 着からここに向かってきたアーバンシック。調教は非常によく見え、枠はレガレイラ同様、一番いいところに入ったような気がしますし、芝 2000m の持ちタイム No.1 。
前で残るとしたら、重馬場の毎日杯を圧勝してきたメイショウタバル。で、アーバンシックを押さえた以上、それに勝って見せた京成杯覇者 ダノンデサイルは、外枠になりましたが押さえざるえないかと。正直、京成杯組の 2 頭は上位組と直接対決がなく、底が見えません。
他にも気になる馬はいます。まずミスタージーティーは、ここまで挙げた馬で、当日、パドックで見て手を広げるならこの馬まで手を伸ばそうと思っています。ただビザンチンドリームは末脚勝負にかけてくるとなると、外枠過ぎ、かつ前が総崩れになるとは思えず、その上、レガレイラやアーバンシックがいるので、分が悪いかと。サンライズジパングは逆に内すぎる気が…
迷い過ぎるとまた収拾が付かなくなるので、堅く決まると信じて、上位 5 頭を中心視しながら、当日のパドックをしっかり見て、馬券戦略は考えたいと思います。