春の天皇賞は、真に長距離適性を問われるレースだと改めて思い知らされるレースでした。
ハナを切ったマテンロウレオがそれほどとばさなかったこともあって、ドゥレッツァを見る位置にテーオーロイヤルがつけ、さらにそれらを見る位置でタスティエーラと言う隊列で、全馬折り合いを欠くことなく進んでいったように見えたのですが、最終コーナー抜群の手応えで、自信を持って外から前を交しにかかるテーオーロイヤルに対して、内で追っても前を捕らえられないドゥレッツァ。
まさかあそこまでの惨敗をドゥレッツァが喫するとは思っていなかったのですが、やはりほとんどの馬が未経験でおっかなびっくりでこなす 3000m と、歴戦の古馬たちと戦う 3200m では、たった 1F の距離の差でも、求められる資質が違うという事をあのテーオーロイヤルの強さ、ほぼ最後の直線だけで 2 着に突っ込んできたブローザホーンがみせた末脚、そして、前々で 3 着に粘り込んで見せたディープボンドを見て感じずにはいられませでした。
やっぱりディープボンド…買っとくべきだった orz
いやブローザホーンのおかげで惨敗は避けられた!ここから上げていく!
今週は NHK マイルカップです。
比較的、短い距離の GI の方が相性がいいのですが、唯一、完勝した記憶があまりないこのレース。ですが今年は昨年の 2 歳マイル王ジャンタルマンタル、マイル女王アスコリピチェーノがそろい踏み!
両馬とも余裕を持ったローテーションで、ジャンタルマンタルは皐月賞 3 着、アスコリピチェーノは桜花賞 2 着。その強さは十分に見せつけた上で、さらに上積みも見込めそうで、正直、3 着探しとは言いませんが、2 頭とも飛ぶなんて事は考えなくてよさそう。
その残り一頭も、シンザン記念馬 ノーブルロジャー、復帰戦のニュージーランドトロフィーを引っかかりながらも 2 着して賞金を加算したボンドガールと困ることはなさそう。
…雨さえなければ…