後味のあまり良くない NHK マイルカップでした。
勝ったジャンタルマンタルにケチを付けるつもりはこれっぽっちもありません。
が、最後の直線、ジャンタルマンタルにふたをされ、進路を内に取った C. ルメール 騎手騎乗のアスコリピチェーノは降着にならないかドキドキしました。
密かに狙っていたキャプテンシーはまだしも、経済コースを通って馬場のよい内側を伸びようとした 3 番人気の本命 ボンドガールは完全に行き場を失って後退。外ではゴンバデカーブースも外によれたみたいですし。
よく見ると、アスコリピチェーノが内に入った瞬間に、確かにマスクオールウィンも内によれると言う二重事故みたいな感じなのですが、どう見てもアスコリピチェーノは、もう一呼吸待ってから外に出して、ジャンタルマンタルを追うべきだったように、他の騎手ならいざ知らず名手 C. ルメール騎手がゆえに、なおのこと、そう思います。
10 番人気のロジリオンが最後に突っ込んできてくれたので惨敗にならなかったので、後味が悪いくらいくらいで済みましたが、もうちょっと何とかならなかったか…いろいろ思いが交錯したレースでした。
気分を切り替えましょう。
今週はマイル女王決定戦 ヴィクトリアマイルです。
戦前の評価は、昨秋、牡馬相手にマイル王となり、その後も海外で安定した成績を残しているナミュールと、阪神牝馬ステークスを圧勝して、GI 獲りに機は熟したマスクトディーヴァの一騎打ち…と言われますが、果たして?
この時期はとにかく東京の芝は高速で、なおかつヴィクトリアマイルはゆったりしたペースから直線用意ドンになる傾向にあるレースで、牝馬戦の中でも、特に末脚自慢が沈むイメージがあります。
思い出されるのは東京新聞杯で 6 着に沈んだマスクトディーヴァ…出遅れたこともありますが、道中ポジションも回復せず、最後に上がり 3F 33.4 秒の脚を使っても、2 着に逃げ粘ったウインカーネリアンが 3F 34.5 で上がっている展開ではあとの祭り。ナミュールも後ろから行く馬ですからねぇ…展開次第では東京新聞杯の再現が…とは言っても、今回、マスクトディーヴァは阪神牝馬 S と勝った J. モレイラ騎手、ナミュールは武 豊 騎手ですから、末脚だけではどうにもならないことは重々承知しているでしょうけども…
牝馬は格より勢いとも言いますし、なおのこと調教をしっかり見て予想を固めたいと思います。えぇまだ何も見えてません w