「
キヤノン、ファインダー視野率 100 %の APS-C 最上位機種『 EOS 7D 』」
~ 19 点クロス AF センサー、 8 コマ/秒記録、フル HD 動画に対応
「
キヤノン、『 EOS 7D 』の発表会を開催」
~愛称は「イメージモンスター」。ハイアマ層を狙う
(以上、
デジカメ Watch より)
7D がでるという噂を聞いたときは
型番から言ってフルサイズの入門機かと思ったのですが、
開けてびっくり、個人的には出さないかと思っていた
キヤノン の APS-C サイズ機の最上位機種でした。
ニコン のラインナップだと
D300S に対抗する機種です。
しかし、です。
キヤノン取締役イメージコミュニケーション事業本部 本部長の真栄田雅也 氏が
「
EOS 7D で
ミドルクラスのラインナップが完成したと考えている。」とコメントしているように、
キヤノン にとってはやっぱり、
最高峰といえど APS-C サイズの一眼デジタルは「ミドルクラス」という位置づけで、
ハイ
アマチュア 向けなんですねぇ。
そりゃぁまぁ無尽蔵に資金をつぎ込めるのであれば、
また同じ画素数なら CCD の表面積が大きい方がノイズの少ない絵が撮れることはわかりますが、
だからといって、「プロはフルサイズ」という一方的な押しつけはちょっと好きになれません。
写真を芸術として「芸術に前に金の話をするなんて低俗な」とおっしゃる方もいるでしょうが、
金をかけなきゃ芸術は作れないというのもおかしな話で、
写真芸術を創り出すデバイスとして、フルサイズ機、APS-C サイズ機、フォーサーズも含めて、
どれであるべきかをメーカーが決めることではないような気がするんですが…
個人的には経済的にも、裾野の広さから言っても APS-C サイズ以下のデジタル一眼が
デバイスとしては優れていると思っていて、
だからこそこの
キヤノン の
EOS 7D や
ニコン の
D300S など
APS-C 以下のサイズの CCD を採用するすばらしいプロダクトが出てくることが、
うれしくもありですけどね。