Raspberry Pi 2 に
Fedora 21 Xfce Spin をインストールした環境で、
xrdp を動かしたという話をしましたが、
その際、いろいろ別の環境(
VMware vSphere Hypervisor
(ESXi) 上の仮想環境マシンにインストールした Linux )
でも
xrdp をインストールしてみたので、
その結果をまとめておきます。
その1:
Fedora 21 Xfce Spin
(
Raspberry Pi 2)
まずは先般、話題にしました
Raspberry Pi 2 へ
インストールした
Fedora 21(Xfce Spin) では、
標準リポジトリからインストールできるバージョンは v0.6.1 で、
インストール後にファイアウォールの設定とサービス起動の設定を行う以外に、
ホームディレクトリに .Xclients ファイルを作成する、
もしくは /etc/X11/xinit/Xclients などを書き換える必要があります。
うちでは一番簡単(そう)で、
xrdp でアクセスできる
ユーザーを限定するために .Xclients を作成する方法を採用しました。
作成する .Xclients ファイルの中身は以下の通りです。
startxfce4
その2:
Xubuntu 14.04.02 LTS(ESXi)
Xubuntu では、
標準リポジトリからインストールするだけで使えるようになります。
バージョンは v0.6.0 になります。
インストールに関しては以下の通り。
# sudo apt-get install xrdp
インストールするとサービスは勝手に上がりましたし、
ファイアウォールの設定も必要ありませんでした。これが間違いなく一番楽。
その3:
Fedora 21 Workstation(ESXi)
Raspberry Pi 2 のものとの環境比較のために
Fedora 21 Workstation も用意して、
xrdp をインストールしてみました。
当然こちらもバージョンは v0.6.1 。
ただサービスがこちらはうまく起動しません。
調べてみると SELinux を無効化するか、
# sudo chcon --type=bin_t /usr/sbin/xrdp
# sudo chcon --type=bin_t /usr/sbin/xrdp-sesman
# sudo systemctl enable xrdp.service
# sudo systemctl start xrdp.service
とすることで、サービスを起動することはできるようになりますが、
接続してみると、うまくリモートデスクトップクライアント側の解像度に合ってくれません。
動いているようには見えます…
あくまで
Raspberry Pi 2 の
Fedora 21 との比較環境で用意したものなので、
これ以上深くは突っ込まないことにしました m(_ _)m
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CentOS 7 は、
標準リポジトリに
xrdp がなかったので試していません。
また、いずれの場合も、Windows から接続するとキー配列が日本語配列になっていないので、
日本 xrdp ユーザ会 の
「
キー配列について」 のページにある
日本語配列のキーマップファイル km-0411.ini をダウンロードしてきて、
/etc/xrdp ディレクトリにコピーしてから、
# sudo ln -s km-0411.ini km-e0200411.ini
# sudo ln -s km-0411.ini km-e0010411.ini
としてから
xrdp を再起動すると、
Windows のリモートデスクトップから接続すれば、日本語配列になりました。
ただし、
# sudo ln -s km-0411.ini km-e0210411.ini
も加えれば、 Mac のリモートデスクトップからでも日本語配列になるという記載を見つけて、
実際に試しましたが、これは日本語配列になりませんでした。
Mac からは今現在も日本語配列になってませんが、
特に今のところ大きな問題と認識していないので放置しています (_ _;
以上で報告完了とさせていただきます (^^;>
OSS はアルミニウムの翼で飛ぶ
「
Fedora 19/20 上にリモート開発環境 (xrdp & LXDE) を整える」
Ellinikonblue.com Weblog
「
Raspberry Pi 2 のおいしい食べ方: Fedora Xfce Spin #3 」