Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on May 02, 2009 at 23:48

UltraVNC v1.0.5.6

http://www.uvnc.com/
 自宅の PC 環境はメインとサブに自作のデスクトップと ノート PC が二台という構成ですが、メインはうちの奥様と共用のため、 長時間独占するわけにもいかず、興味本位でアプリケーションをインストールして ぶっ飛ばすわけにもいかず、 そういう作業はサブのデスクトップで行うことにしています。

 しかしながら、さほど広くもない我が家にあって、 小さくもないデスクトップでゆっくり作業できるスペースなど二つも確保することはできず、 サブのデスクトップは背の低いラックに突っ込まれ部屋の片隅に追いやられています。
 そういう設置環境にあって、このサブのデスクトップを使うときは、 メインのデスクトップから Windows のリモートデスクトップ接続の機能を使って、 たとえば Vista への対応が怪しい古いアプリケーションなどを、 XP をインストールしてあるサブのデスクトップで使っています。
 有線 LAN でつながっていれば、ローカルマシンを使っているときと変わらない感覚で使えますし、 考えようによっては二台分のマシンパワーを使えることになるので思っていた以上に便利です。

 ただ、サブのデスクトップに接続しているディスプレイの解像度が 1280x1024 ですので、 ノートで使う際に困ります。
 VAIO type T は 1366x768 で、これにあわせてリモートデスクトップで接続すると、 デスクトップアイコンの配列がばらばらになったり、ウィンドウを開くと画面からはみ出たりします。
# メインのデスクトップはサブディスプレイの方が 1280x1024 にしてあって こういう問題は起こりません。

 そこでノート PC からサブデスクトップを操作する際は、 UltraVNC を使うことにしています。
 そもそも Linux 環境などでリモート操作をするときに使っていたものですが、 何が便利って広い画面を縮小表示して操作することもでき、 これは便利と言うことで、ノート PC から簡単な操作をするときに使い始めました。
Image:20090501UltraVNC.jpg
 しかし、最近になって、リモートデスクトップ接続をすると、直後に…

「リモートデスクトップ セッションが終了しました。

ネットワーク管理者がこの接続を終了させて可能性があります。接続を再試行するか、 サポートが必要な場合はテクニカル サポートに問い合わせてください。」

と突然切断されるようになりました。

 なぜだろうと、気合い入れて切り分けてみたところ、 最近サービスとして登録した UltraVNC を停止させると、 元のように接続後すぐに切断されることもなく、安定して使えるようになりました。
 特にアプリケーションとしてサーバを起動しているときは問題がないんですけどね。

 まあ通常、リモートデスクトップか UltraVNC かどちらかしか使わないでしょうから、 こういうはまり方する人もいないか… orz 日本語化工房 -KUP さんちより 日本語パッチをダウンロードする際は IE をご使用ください。 Firefox では 403 が帰ってきます。最近知りました。。。
Posted on May 01, 2009 at 00:13

やっぱり Becky! & POPFile が一番 ~ Thunderbird からの脱出

 自前のノート PC を ソニー VAIO VGN-TT50B更改した 際、 すでにオフィスで常用していた Thunderbird の しかも v3 Beta2 にメーラーを乗り換えたのですが、 このたび再び Becky! に出戻って参りました。
 Thunderbird が 決して使い悪かったわけではないのですが、
  • v3 Beta2 では日本語の迷惑メールをうまくはじかない
  • HTML メールは一度画像を表示させるとずっとそのまま。 HTML メールにテキストメール部分があっても表示しない。
  • メールの振り分けに正規表現が使えない
  • メールの生ヘッダーが気軽に見られない
など我慢すれば我慢できるかもしれませんが、我慢できませんでした。

 特に日本語の迷惑メールがはじけないのは大きい。。。 正式リリース版になれば解消されるかもしれませんが、解消されなかったときはショックがまた…

 で、久方ぶりに Becky! ともども POPFile も復活。
 やっぱいいわぁ、この組み合わせ。
# メールの受信は遅いけど。。。

 この際、 Thunderbird から Becky! へ 必要なメールだけ移行しようとしたときの話。
 Thunderbird には ノーマルで受信生ログを記録する機能がありません(私が知らないだけかもしれませんが…)ので、 適当にフォルダーをエクスポートして…できん orz

 実は Thunderbird って メールのインポートはできても、標準でエクスポートができません (むろん一通一通保存はできます)。
 調べてみると ImportExportTools と言う 拡張機能がいるようで、これは日本語にも対応している上にβ版である v3 にも対応しています。
 ただし、このエクスポートをするとき、 Thunderbird で 「フォルダの最適化」はかけた上でエクスポートするようにしないと、 ゴミ箱に移動したつもりになっているメールもろとも(たとえば大量の迷惑メールとか…) はき出してくれるので注意が必要です。

 以上、メーラーの乗り換えが必要になった際はお試しを。
Posted on Apr 30, 2009 at 00:57

Debian GNU/Linux 5.0.1(lenny) on VirtualBox

 xVM VirtualBox の仮想マシンへ、 CentOSインストールした時のメモ に続き、 今度は Debian 。 5.0.1(lenny) をインストールしたときのメモ。

 仮想マシンの新規作成、OS のインストールについては特に困ることはないでしょう。
 肝はゲストモジュール、ユーティリティのたぐいのインストール。
 まずは基本に従って、gcc 、 make 、カーネルヘッダーをインストール。 Debian の 場合は Linux-headers-2.6-686 の中から、 カーネルバージョンにあった最新版を以下のようにインストール。
aptitude install gcc make linux-headers-2.6.26-2-686
 それから今度は仮想マシンのメニューからではなく、 Debian の場合は xVM VirtualBox Open Source Edition の パッケージが提供されているので、これをインストール。
 なぜかというと新しくなると apt で簡単にアップデートできるから。
# CentOS の時 と同じ方法でやってうまくいかなかったという話もある。
aptitude install virtualbox-ose-guest-modules-2.6.26-2-686 virtualbox-ose-guest-utils
 virtualbox-ose-guest-modules については linux-headers パッケージと同様カーネルバージョンにあったものを選択します。

 最後に X11 の設定変更。
perl /usr/share/virtualbox/x11config.pl
 これで Debian 快適仮想環境できあがりと。
 うちではこの仮想環境に ApacheMySQL などをインストールして、 MODx のお試し環境を 構築しました。
 最初は後学のため CentOS を!とも思ったのですが、 やっぱり Debian玄箱 Pro でさわり慣れているおかげで楽で。。。 目的は OS いじりじゃないですから!。。。と自分に言い訳しておきます f^^;
Posted on Apr 29, 2009 at 23:48

CentOS 5.3 on VirtualBox

 最近ちょっと、使い込んでいる xVM VirtualBox で いろいろ試した結果をメモ。

 まずは CentOS 。 使用したバージョンは 5.3 です。
 インストール時は OS タイプとして Red Hat を選択で O.K. 。 OS のインストールは問題なく終了するはずで、 次は Guest Additions の導入。
 これを導入しないと VRDP で操作したときに、 マウスカーソルが二つ表示され、まるで二人羽織みたいな操作感になります。
# 最初はちょっとおもしろいですが、すぐにいやになります f^^;

 まずは OS をインストールしてから yum で update を一通りかけてから、 次にコンパイル環境などをインストールします。 カーネルとそのカーネルコンパイル時のヘッダーの最新版を 一緒にインストールするところがみそ。
yum install gcc make kernel kernel-devel
 以上の作業が終わってから、仮想環境のメニューから [ デバイス ]-[ Guest Additions のインストール ] を選ぶと 自動的に CD-ROM がマウントされますから、 この CD のルートディレクトリに移動して
sh ./VBoxLinuxAdditions-x86.run all
とするとしてから、再起動するとウインドウモードでも、 リモートデスクトップでも、シームレスな感じで快適にマウス操作ができるようになります。

 一応これが Guest Additions 導入の基本パターン。
 次回はこの基本パターン以外の方法として Debian を 導入したときの例を紹介します。
Posted on Apr 29, 2009 at 17:26

8連休!

 私事ですが…
 今日、 4 月 29 日からなんと8連休です。 こんなに長く休暇が取れるなんて、正月ぶりかもしれません。
 どこも同じかと思いますが、会社というものは、不景気な世の中にあって 「稼働は去年より 10% 削減で…」と言いつつ、 1% すら削減されるはずもない仕事を与えておいて、 「スケジュールはしっかり調整して有給休暇はしっかり消化するように…」などと さらっと言うもので、自分の発言と行動に矛盾を含んでいるなどとは考えもしないものです。
 真に受けてまじめにやっていると休みなど取れるものではないので、 こういうときほど鈍感力総動員。
「4/30, 5/1 とお休みいただきます」とたった二日休むだけで8連休!ハッピーです (^O^)
 最近仕事で風向きが悪いので、ここは思い切って心身ともにリセット。 休み明けにはひょっとして風向きも変わってるかもしれない。。。(<破滅的楽観主義 f^^; )

 今度、こんなに長い休暇をいつ取れるかわからないので、今回は
「だらだら思いのまま過ごす」
と言う一貫したテーマをもって休暇を消化したいと思います。

 コナミスポーツクラブ へ行って、 果てるまで体を動かすもよし、最近更新の頻度が下がっている このブログ の更新をネタが尽きるまで やって見るもよし、 MODx をいじり倒すもよし、 久々にまじめにプログラムに取り組んでもいいかなとも思っています。
 買うだけ買ってほとんどやってない スパロボ K も少しやり込んでみよう。
 そうだ。D60 担いで 安治川口の ハナミズキ を撮りに行くのもいいかもしれない。駅前の郵便局のさつきもきれいだし。。。
 久々にゴルフクラブも振ってみたいなぁ。。。何かおいしいものも食べたい。。。

 はてさてどこまでのだらだらできるやら。。。8連休。。。ハッピーです (^^)v
Posted on Apr 28, 2009 at 23:38

国産ミニノート三者三様

「 東芝、新デザインの10.1型ネットブック『 dynabook UX 』」
「 富士通、同社初の国内向けネットブック『 LOOX M 』」
「 シャープ、光センサー液晶搭載の『 Mebius 』」
(以上、 PC Watch より)

 昨年から火が付いたミニノート市場ですが、国内メーカからも夏モデルとして、 国産第二世代とも言えるミニノートが次々と発表され始めました。

 まずは シャープ
 光センサー液晶を搭載して製品としておもしろいですね。モニタ募集も当然応募しました。 当たればいいなぁ。。。f^O^;
 ただ Atom N270 + 945GSE でなぜ Vista ?とも思いましたが、 どこかのコラムで読みましたが、Windows7 が出てきたときのことを見越して、 独自のプレインストールアプリケーションを Vista 上で開発しているんですね。なるほど。
 と言うことは、type P 共々、 本領が発揮されるのは Windows7 登場後の第2世代?  お次は 東芝
 今度は本気と思えるデザインと、そしてとうとう「 dynabook 」の名を冠してきた UX 。 HDD 搭載機ながら重量もそこそこ軽く (1.18kg) で 3 セルバッテリで 4.0 時間駆動。
 おお!と一瞬思いましたが、Bluetooth 非搭載。そこを日本仕様にしなくても… f^^;  最後に 富士通
 ………今更こんな直球勝負のネットブックを出荷してどうなさるおつもり?  新製品は三者三様…国産ネットブック第2世代はまだ遠い?
Posted on Apr 27, 2009 at 23:35

こどもの日、 Windows 7 RC 一般公開

「 Windows 7 RC の一般公開は 5 月 5 日―― MS 、公式ブログで発表」ITmedia エンタープライズ より)

 β1を 試しました が、ちまたの評価通り、すでにかなり完成度の高い Windows7 ですが、 いよいよリリース候補版 (RC) が 5 月 5 日に一般公開されるそうです。
 すでに 9 月リリース などと 言う声も聞こえてきますが、いよいよリリースに向けてカウントダウンが始まります。

 Windows XP との互換性に対しても 新たなソリューションが 提供される ようですし、ちょっと今度は本気で使い込んでみようかと思っています。

 で、今度は Media Center 機能も試したいので 32Bits 版をいただくぞと。

「 MS 、 Windows 7 で XP アプリを稼働できる「 Windows XP Mode 」発表」ITmedia エンタープライズ より)

Posted on Apr 25, 2009 at 11:03

Sun xVM VirtualBox v2.2.0

http://jp.sun.com/products/software/virtualbox/
 VMware や最近だと coLinux など 仮想環境作成のためのいろいろ触ったつもりでいたのですが、 この xVM VirtualBox は 今回、初めて触りました。
 こんなに使えるとは…

 まず VMware Player のように、 それ単体で仮想マシンを作れないわけではないですし、 Virtual PC のように Linux 系の OS をインストールしようと思うと一苦労と言うこともありません。
 coLinux ほどの 軽快さは期待できませんが、仮想マシンへフルスペックの OS をインストールするわけですから 利用用途によっては GUI 環境の構築も労せず、OS のインストーラに従ってできるわけです。
 全く期待はしていなかったのですが、最近のデスクトップ PC クラスのパワーを持ってすれば、 3D ゲームも飛ぶように動くようなスペックでなくとも、それなりの性能の PC で Linux なら結構快適な速度で動作します。
# Windows 系は試してません。 OpenSolaris をもともと試したかったので。

 しかも、VRDP サーバ機能を xVM VirtualBox は有していて、 これが便利。
 VRDP サーバポートをデフォルトの 3389 番から、たとえば適当に 13389 番とかにして機能を 有効にするだけで、 xVM VirtualBox をインストールした ホストコンピュータにポートを指定して(たとえば host:13389 とかして)、 リモートデスクトップ接続ができます。
 これでパワーのないノート PC に直接 xVM VirtualBox を インストールしなくても、パワーの有り余っているデスクトップの仮想マシンに接続して、 フル機能の Linux を快適に使用できます。超便利 (^-^)b

 これは使えると言うことで、最近、時間があるときに触っている MODx の お試し環境を構築しようと考えてます。 これなら xampp でつくる 環境と違って blosxom 用の お試し環境も簡単に構築できると言うもの。

 と言うことで、どの Linux ディストリビューションで環境を作ろうかと、 いくつか仮想マシンにインストールしてみたときに、 ちょっとしたノウハウがたまったので、まとめておきたいと思います。。。 これは次のネタということで。。。つづく。

「 OVF 形式の仮想アプライアンスに対応した『 Sun xVM VirtualBox 』 v2.2.0 が公開」窓の杜 より)
Posted on Apr 21, 2009 at 22:23

Oracle 、 Sun を 74 億ドルで買収

「 オラクル、サンの買収で最終合意」
「 オラクルのサン買収、 MS と IBM には寝耳に水」
(以上、 CNET Japan より)

 いやぁびっくり。
 朝出勤して、毎朝日課の情報収集のために IT 系のニュースサイトに目を通してたら、 最初に飛び込んだこのニュース。
 Sun を買収すると噂のあった IBM や商売敵の Microsoft でなくとも寝耳に水のこの話。

 MySQLOpenOffice はどうなるの?とか ソフト屋がハード屋を食ったとかいろいろ言われますが、 個人的な見解を言わせてもらうと、 Oracle にとって一番の魅力はおそらく Java で、 これで OS 、データベースからアプリケーションサーバ(これも 買収した WebLogic )、そしてサーバ、クライアント双方のアプリケーションプラットフォームまで 自社でカバーすることができ、ウェブアプリケーションプラットフォームベンダーとして 一気通貫で製品を提供できます。いろんな意味で驚異ですね。

 こうなってくると心配なのは SPARC アーキテクチャー。
 OracleSun の ハードウェア資産を本当に必要とするでしょうか?
 いまや Solaris も x86 の上で動きますしね。。。

「 Oracle 、 BEA を買収:紆余曲折の末今年半ばに」CNET Japan より)
Posted on Apr 20, 2009 at 21:56

Logitech V470 vs マイクロソフト Bluetooth Notebook Mouse 5000

 さて、初期 不良だった マイクロソフト Bluetooth Notebook Mouse 5000 を気持ちよく 某家電量販店で交換してもらって使い始めてかなり経ったので、 で結局、Logitech V470 と どっちがいいのよ?と言う話。  入手のしやすさから考えれば、そりゃもう当然、 Bluetooth Notebook Mouse 5000 です。
 日本国内で普通に売ってますから、通販だろうが店頭売りであろうがすぐに手に入ります。 おまけに安いですし。
 V470 は輸入品になりますので、 当然、お値段もそれなり。何らかアメリカにでも行く予定があってお土産代わりに買ってくるならいざ知らず、 下手に日本国内で手に入れようとすると、 Bluetooth Notebook Mouse 5000 の 1.5 倍はします。  製品としての質感も Bluetooth Notebook Mouse 5000 の方が上です。 V470 はデザイン的にものっぺりしていて、 こういう表現が適切かは疑問ですが、 V470 は女性的、 Bluetooth Notebook Mouse 5000 は男性的なデザインと言うのが個人的なイメージです。

 では V470 には見所はないのか? と言うとこれがそうでもなく、まず V470 の方が、 Bluetooth Notebook Mouse 5000 より大きさ的に一回り大きいので、 標準的な手のサイズの男性であれば、 おそらく V470 の方が握りやすいかと。
 あと、ホイールが回転するときの感覚。 Bluetooth Notebook Mouse 5000マイクロソフト 製品には珍しく、 ホイール回転時にクリック感があり、これがかなり硬質な「カリカリ」という感じです。 対して V470 は、 ロジクール らしい柔らかい感じのクリック感があります。 好みもあると思いますが、個人的には V470 の感覚の方が好きです。

 おおむね個人的にはどちらにも満足感はあったのですが、不満もありました。 残念ながらどちらにもいえる不満が一つ。
 同じ 2.4GHz 帯の無線を使っていることもありますが、 断続的に無線 LAN に大量のトラフィックを流しているとき、 たとえば GB クラスのファイルコピーなどを行うと、 マウスが動かなくなるというか、明らかに動きが悪くなると言うか、 思い通りに動かなくなります。これは Bluetooh マウスの宿命かもしれません。

 で結局、どっちを使っているの?と言われれば、 これが Bluetooth Notebook Mouse 5000 。 ドライバいらずとサイドボタンがあることが個人的には決定打。
# 逆に V470 にはチルトホイールなので、 これを普段多用する人はこれが決定打になることもあるでしょう。

 結論、日本で V470 が発売されるまでは、 Bluetooth 対応モバイルマウスとしては、 マイクロソフト Bluetooth Notebook Mouse 5000 と言うことで。
 特にネットブックなモバイラーは一度お試しあれ。