「
ウィルコム、 Vista 搭載の小型端末『 WILLCOM D4 』」
(
ケータイ Watch より)
「
ウィルコム、世界初の Vista/Atom を搭載した新端末『 WILLCOM D4 』」
(
BB Watch より)
なんか違うんだけどなぁ。。。
Intel Atom プロセッサ・
マイクロソフト
Windows Vista Home Premium SP1 搭載の小型端末
「 Ultra Mobile WILLCOM D4 」 が発表されました。
はっきり言いましょう。売れるんでしょうか?これ?
個人的に
Intel Atom プロセッサには
非常に
期待しており 、
Intel の言う
MID(Mobile Internet Device) は「携帯では足りない、ノート PC では重すぎる」という
リッチになりすぎたインターネットへアクセスするデバイスの進化に一石を投じるのではないか?
と思っています。
この期待感を充足させる方向で考えると、
まず
Vista は重すぎる OS であることは、
すでに 低価格モバイル向けだけに
Windows XP の
販売期限を
延長した ように、
マイクロソフト も暗に認めるところです。
次に価格です。
新規・一括購入の場合で 128,600 円。はっきり言って高すぎます。
Eee PC なら…とはワンセグなどの付加機能があるとから言いませんが、
それでも
Vista がまともに動作する
少々ましなノート PC が手に届く範囲です。
回線バンドルで実質約 90,000 円になると言ってもまだ高い気がしますし、
そのバンドルされる回線が Kbps の世界の回線ではリッチになりすぎている今のインターネットには、
少々非力すぎます。
おまけに音声通話用のハンドセットは別売り。
これはバンドルして欲しかったなぁという感じでさらに残念。
次世代 PHS で
使えるならまだしも、今現在の状況下では言い方が悪いかもしれませんが
「客寄せ端末」という気がしないでもないです。
個人的に
Intel Atom プロセッサ搭載の
MID 端末とは何か?と聞かれれば、「いかに機能を
美しく削るか?」と言う問いに対する回答を
具現する端末であると思います。
実際、低価格と言うポリシーを持って機能を削った
Eee PC には
機能美と呼べるほどの割り切りがありました
(日本で発売されている
Windows XP を採用する
Eee PC は
いまいち
割り切れていない
気もします が…)。
「全部入り」というのも一つの割り切りかもしれませんが、
個人的に考える Atom プロセッサの利用価値と考える方向性は
初心者でも買ったその日から何でもできるようになる優しい端末ではなく、
「ネットワークへの接続と(まともな)ブラウザは用意しますから、
あとはあなたの知恵で何とかしてね」と言うようなもうちょっとユーザに対して
挑戦的な端末であって欲しいなぁ。。。と思います。
「
Windows XP Home Edition の販売期限を延長、低価格モバイル PC 向けに」
(
INTERNET Watch より)