「
デル、 12.1 型液晶ノート『 Inspiron Mini 12 』を最大 35,000 円値下げ」
「
デル、『 Inspiron Mini 12 』に XP 搭載モデル」
~「 Mini 9 」の Office 搭載モデルも
「
レノボ、ネットブック『 IdeaPad S10e 』を 49,980 円に値下げ」
(以上、
PC Watch より)
ネットブックがこれだけ安くなる中でフルスペックのノート PC の購入を検討し、
またキーボード重視の PDA 至上主義からキーボードはあればいいレベルで
よりコンパクトな携帯性に優れた PDA にという風に、
将来的なモバイル環境構想が固まってきた理由は、
ここ最近のネットブックの隆盛と、その急激な変化に影響されているところが多分にあります。
ネットブックは、ディスプレイの解像度が 1024x600 で最大は 10 インチクラス、
プラットフォームは
Intel Atom + 946GSE Express で横並びですが、
これは
Microsoft が
ULCPC(Ultra Low Cost PC) 向けの
XP の
ライセンスの提供条件を厳しく規定しているためです。
しかしながら、今回
デル の Inspiron Mini 12 に
XP 搭載モデルが出た ことで、
このライセンス提供条件が今後変化していく可能性があることが見て取れます。
Windows 7 に
関して もネットブックのような貧弱な性能の PC でも動作することを
しきりにアピールしているとおり、今後、ULPC 向けへの OS の提供を停止することなく、
ある程度までは提供条件を緩和していくことが考えられます。
そう考えた場合、今のネットブックには食指は伸びず、
フルスペックのモバイルノート+携帯性性重視の PDA で環境を構築してみて、
それでも補完する必要が出てきたら、初めてネットブックを考える。
もしくはネットブックそれ自身を PDA として運用し、
イー・モバイル の端末はデータ通信専用か、
それに準じた端末に変更するというのも一手かと考えます。
要するにネットブックはあくまである環境を補完するか、
もしくは PDA の延長にしかなり得ないというのが、今の結論です。
IdeaPad S10e が 50,000 円以下というのは、
かなり危険な魅力ですが、今は将来を見据えて我慢我慢… (-_-;>