Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Jun 22, 2013 at 18:02

Haswell が導く未来

「 インテル、第 4 世代 Core プロセッサを正式発表」 ~新省電力機能を搭載し、モバイル向けはチップセットも 1 チップ化
笠原一輝のユビキタス情報局
「 タブレットの Windows ライセンス見直しで始まる Wintel“帝国の逆襲”」 ~ Office をバンドルして大幅値下げへ
「 第 4 世代 Core プロセッサで始まる PC 業界の大逆襲」
(以上、PC Watch より)

 さて、 Haswell こと第 4 世代 Core プロセッサが、 Intel から発表され、 Windows 、いや Wintel 陣営の逆襲が始まると… まぁ IT 系と言えども基本、マスコミな訳で、 やっぱりマスコミは「勝った」「負けた」が好きなんだなぁ…と思う今日この頃。

 勝った負けたを口にしている人も気がついていると思うんですけど、 おそらく Haswell がどれだけ売れても、もはや iOS や Android が駆逐されたりはおそらくしません。
 ただ逆もしかりです。
 Haswell が売れなくとも、 Windows が駆逐されてしまうこともないでしょう。

 なぜか?
 一つはコンシューマにおいて、コンテンツを消費するデバイスと生産するデバイスがあって、 誰しもが生産するためのデバイスが必要ではないと認識されてしまったこと。
 コンピュータデバイスを使う人がすべてコンテンツメーカーになるという幻想を もっと早めに捨てるべきだったというのは、結果論でしょうか? ネットブックブームあたりで気づくべきだったと思います。

 もう一つは、 iOS なり Android なり、 Windows でも同じなんですが、 今やそのプラットフォームの成否は OS すら超えて、アプリケーションサービスが 決める時代になったと言うことです。
 特に圧倒的多数であるコンテンツを消費するユーザーにとっては iOS が動くとか Android がどうだとかもすでにどうでも良く、 LINE は使えるの? facebook は? Twitter は?…重要なのはそこであって、 ましてや中に Haswell が入っていようが SnapDragon が入っていようが、 一般人にとってはどうでもいいのです。

 結局、いろいろな選択肢の増加で、 サービスを構成するコンポーネントの数が増えすぎて、 一つ一つの価値が希薄になってしまった。
 残念ながら Haswell もその要素の一つでしかないと思うのです。

 Haswell が導く未来で、Haswell 自身が感じることはおそらく、 希薄化してしまった世界での自分の存在感の小ささでしかないような気がしてなりません。
Posted on Jun 20, 2013 at 22:35

Amazon ベーシック microSDHC カード 32GB 買ってみた

 先般、ドコモ GALAXY S III αに使っていた SanDisk の 32GB microSDHC が逝かれて、 金欠だったこともあり、どこのカードを買おうかと迷っていて遅くなりましたが、 結局、 Amazon ベーシックの microSDHC 32GB を手に入れました。  Amazon ベーシックのメモリカードは容量単価が結構安価で気にはなっていたのですが、 これまではなかった microSDHC の 32GB 品が発売されたので、 今回はこれを手に入れました。

 で、到着した品物がこれ。
Image:20130616AmazonBasics.jpg
 なんとストイックな (^O^;A

 厚手の紙の封筒に、ケースに入った microSDHC 32GB と変換カードが入ってるだけ。
 説明書のたぐい一切なし。

 ま、もちろんどこかの OEM 製品なのでしょうが、 なんと言ってもお安いですし、 Class 10 ですし、今のところ快調に動作しています。 この潔さやよし (^^)b ってとこです。
Posted on Jun 19, 2013 at 00:17

ScanSnap SV600 :投資効果と設置場所が問題

「 PFU 、原稿を傷つけずに A3 サイズまでスキャンできるドキュメントスキャナ」PC Watch より)

 書籍は電子版を優先する電子書籍派なので、 過去何度か ScanSnap の購入は考えたことがあります。
 しかし、「書籍は財産」と教えられて育ったもので、 電子化のために書籍を裁断すると言うことにどうしても抵抗があって、 思いとどまってきた経緯があります。

 でも、これはいいなぁ > PFU ScanSnap SV600
富士通 ScanSnap SV600 FI-SV600
( 富士通 )
¥55,700
 しかし、 59,800 円か…
 投資効果が問題だな…いや、一番の問題は設置場所を確保できるかだな…すぐには無理だな f^^;
Posted on Jun 14, 2013 at 22:43

Haswell 世代の Macbook Air と Mavericks

「 Haswell でロングバッテリーを実現: 『 MacBook Air 』に第 4 世代 Core + 12 時間駆動の新モデル」
「 200 を超える新機能:アップル、次期 OS X 『 Mavericks 』を今秋リリース」
(以上、ITmedia PC USER より)

 Sea Lion でも結構おもしろかったかと… (^O^;>

 それはさておき。
 今回からネコ科の動物からはなれて、カリフォルニアの地名がコードネームになった 「 Mavericks 」こと、次期 OS X が今秋リリースされることが発表されました。

 個人的にはまだ OS X 10.7 Lion を使い続けていて、 10.8 Mountain Lion も華麗にスルーしたのですが… 今回も、おそらく対応機種に変化がないと言うことは、裏を返すと大きな変化はないのかと。
 となると、まだ 200 もあるという新機能にすべて目を通したわけではないですが、 今回もスルーの公算がなきにしもあらず…
# まぁ デスクトップやノート向けの OS ですし、 iPod touch のように、 ばっさばっさと切り捨てられても困るわけで。。。 (^^;

 さて Sandy Bridge 世代の MacBook Air オーナーとしては、 Haswell 世代となった MacBook Air も非常に気にはなっていたのですが、 Haswell こと第 4 世代 Core を搭載してバッテリー駆動時間が延びる… ここまでは十分に予想できたわけです。
# この円安に戻り始めた中、13inch/256GB モデルが 12 万 8800 円と言う価格にとどまったことはちょっと驚きましたけど。

 個人的にはまだまるまる一年しかマイ MacBook Air を 使っていないわけですし、次も Mac を買うと決めたわけでもないですが、 考えるなら Retina ディスプレイを搭載した MacBook Air が 登場したときですかね。

 欲しい欲しくないの話とは別に、 Apple はほんと MacOS X やそれがサポートするデバイスに、 タッチインターフェスを持ち込みませんね…一貫してます。 二兎を追った Windows などとは対照的です。
 これに関しては感心していますし賛成です。スタイルとして貫徹いただきたいものです。
 ただ Kinect のようなジェスチャーインターフェイスを 考えてもおもしろいかなと常々思ってはいます。

 すみません。
 iPod touch で音楽を聴き、 MacBook Air でブログ記事を書きながら、 なんか Apple 愛が足りなくて…
 ま、こんなもんです。。。 (^^;A

( )
Posted on Jun 03, 2013 at 21:30

git な話題を 2 話

「 和製 GitHub 『ギットブレイク』公開、プライベートリポジトリが無料・無制限」INTERNET Watch より)

 かれこれ四半世紀以上、プログラムというものを書いてきておきながら、 最近になってやっとコード管理の重要性を理解し始めた愚か者です orz

 GitHub を使って、 このブログ で使用しているコードを 若干なり管理をしているのですが、やはりプライベート・リポジトリを作りたいと思うときが 少なからずあって、 ちょっと gitBREAK の話題が目にとまりました。
 ま、 Bitbucket と言う選択肢もあるみたいだし、 もちょっと使い慣れたら真剣に考えてみるか…

 もう一つ。

100SHIKI 「 Github のリポジトリをエクスプローラー的にわかりやすく表示する『 Gitray 』」

 これは便利かも> Gitray.com

 GitHub のインターフェイスはこれはこれで好きなんですが、 実際、コードをいじっているときにリポジトリ全体を俯瞰するには Gitray.com がいいかも。

 さ、ちょっと最近、やろうと思っていたことが(また)停滞してるし、 ちょっと気合い入れましょか…と言ってみる (^^;A
Posted on May 27, 2013 at 22:41

かわいそうな Surface Pro

「 日本マイクロソフト、またもや発売前にティザー広告!」 ~ Surface Pro がいよいよ国内発売か? ( PC Watch より)

 なんというか。。。かわいそうなハードウェアになりそうです > Surface Pro

 Surface が日本で展開された段階で、 いつかは Surface Pro も展開されることは予想されました。
 今度は間違いなく Surface Pro が登場するのでしょう。
 ただ Surface が日本で発売されたあのタイミングで、 やはり Surface Pro を発売すべきだったと思います。

 その理由は以下の二点。
  1. もうすぐ Intel の次世代 CPU(Haswell) を搭載する PC も発売されます。これらに対して、現世代の CPU(Ivy Bridge) を搭載する Surface Pro は 性能的なアピールではどうしても見劣りしてしまうでしょう。
  2. 今年後半には Windows 8.1(Windows Blue) が提供されます。無償提供とはいえ、 新しいものが出ると言われれば買い控えが起こっても不思議はないでしょう。
 おまけに、いつまで待てど販売好調とは伝わってこない Windows RT を搭載する Surface の売り上げにも影響するでしょう。
マイクロソフト 9HR-00019
( マイクロソフト )
¥6,580
 日本マイクロソフト 様の気遣いなんっすかねぇ。 日本のメーカーに対する。。。
 うーん。。。 Surface Pro を Windows 8 という OS を活かす 優秀なハードウェアだと思っているだけに、 最悪とも思えるタイミングで登場することがかわいそうに思えて仕方がありません。

「 Windows Blue は、 Windows 8.1 として 2013 年後半に無償提供」PC Watch より)

Ellinikonblue.com Weblog 「 なぜ今、 Surface Pro ではないのか?」
Posted on May 12, 2013 at 23:35

コマンドプロンプトの文字コードを設定する

 最近、思うところがあって、 HTML 5 の他に、 SQLite の勉強を始めています。
 これは個人的に事務仕事が最近、多くなってきていて、 Excel でできることに限界を感じ、 データベースを…と考え始めたことが一つの理由です。

 ところが、使い始めて間もなく コマンドプロンプトから SQLite を実行した時に 日本語が文字化けすることに気がつきました。
 普段は PupSQLite を使って、 簡単なデータ処理から勉強がてら使っていて、 特にそれで困っていないのですが、後々、コマンドラインベースで使用することが必要になったときのために、 解決できるものなら解決しておいた方が良いと判断して、 ちょっと調べてみました。

 要はコマンドプロンプトでは文字コードは ShiftJIS で表示されるので、 これを変更してやれば良いようです。
 chcp(CHange Code Page) と言うコマンドで実現できます。
> chcp 65001
 上記のように指定すると表示される文字コードは UTF-8 になります。
 逆に ShiftJIS に戻すには、以下のようにします。
> chcp 932
 ただし、文字コードを UTF-8 にする前に、 起動したコマンドプロンプトのプロパティを開いてフォントを 「 MS ゴシック」に設定しておく必要があります。
 理由は不明ですが、コードページを変更した後に 「 MS ゴシック」に変更することはできませんので、注意が必要です。 コマンドプロンプトを立ち上げた直後にフォントを設定するようにしましょう。
Image:20130511chcp.jpg
# 一度、ShiftJIS に戻すと設定できるようなりますが、 再度コードページを切り替えると表示できなくなったりします。
Posted on May 10, 2013 at 00:02

結局、手に届きそうにない Creative Cloud

「 Adobe 、クリエイティブ製品群の定額制『 Creative Cloud 』への移行を発表」ITmedia より)

 世界の片隅でこうやってブログなんぞをやっていて、 PhotoshopIllustator の心得もあるので、 がんばってグラフィカルにしたいと思っても、 高すぎるんですよね。 Adobe のツール群って。  しかし、今後 Creative Suite シリーズはアップデートされず、 月額制サブスクリプションサービス「 Creative Cloud 」に移行するそうです。

 全部入りで月額 5,000 円か…
 たとえば、 Photoshop だけ使いたいと言っても、 月額 2,200 円で年間契約しなければならず、年額で言うと 26,400 円。。。 これ毎年々々アップグレード版を購入するのと同じぐらいのコストですよね。

 やっぱプロフェッショナル向けのツールなんですね。
 しがないサラリーマンサンデーデザイナーにはどちらにしてもとても手に届きそうにありません。 心得が有り、そのツールの優秀さを知っているだけに残念です orz
Posted on May 06, 2013 at 21:33

2013 年春、 Windows 端末が売れない理由を考える

「 Windows Blue ではスタートボタンが復活?」ITmedia より)

 最初に断っておきますが、毎度の勝手な持論です。

 どうも昨今、 Windows 搭載端末というのは売れていないように思えます。
 私がこんなですから、基本、周りにはガジェット好きが多く、 iPad mini などの最近はやりのタブレットなど 購入しようものなら、結構、自慢されるのが常なのですが、 昨今、PC を買い換えた or パーツを購入/アップグレードしたと自慢されることが とんとないと言うことに気がつきました。

 唯一例外があって「俺、 Mac に乗り換えた!」ってのは聞きます。 私もそうです。。。えぇ、あん時は自慢しましたし。。。 (^^;A

 要は Windows 端末がお寂しい状況になっている気がします。
 去年、出たばかりのはずの Windows 8 の次の話が、 出たなと思ったらあれよあれよのうちに、今年何らかの発表があって、 来年には出るなんて盛り上がりを見せているところを見ると、 おそらくは勘違いではなさそうです。

 なぜ今、 Windows 8/RT 端末が売れないのか?
 Windows 7 の頃に比べれば、 ハードウェア性能は十分に上がっているのになぜ?
 全く個人的な持論ですが理由は以下の二つに集約されるでしょう。
モダンインターフェイスを前に出しすぎた
 Apple が統制する iTunes Store があって、 それに反発を覚える人たちの受け皿としての側面がある Google Play もすでにある。
 そういう状況下にあって、 Windows Store を待望していた人って圧倒的に少ないことは予想できたはずです。
 わかっていたはずなのに、 なぜ Microsoft は、 デスクトップアプリの使い勝手を落とす選択をしたのか?
 過去の Windows でも DOS が使えて Windows も使えるというところから始まって、 10Feet UI では Media Center もそうでした。 新しい UI は過去の UI も十分に使える上での新しい選択肢だったのです。
 しかし、なぜか Windows 8 は、 過去の UI の使い勝手を落として、強制的にモダンインターフェイスへの移行を促そうとした感があります。
まずデスクトップアプリがあって、さらに用途を広げる(タブレットスタイルで使う)ための モダンインターフェイスであるべきだったのではないでしょうか?
Windows RT を前に出しすぎた
 正直、 Windows RT はあとでも良かった。
 まずは Windows 8 をしっかり売って、 十分にモダンインターフェイスのアプリが浸透してから Windows RT でよかったように思います。
 デスクトップインターフェイスを意識せずにはいられない キーボードも装備した Surface というハードウェアを展開しながら、 デスクトップインターフェイスの使い道がない RT なら、 極論、 Windows Phone を拡張してタブレットに当てても良かったのではないでしょうか?
 出すのであれば、エミュレーションを搭載してでもデスクトップインターフェイスの使い道を もっと強調すべきだったように思います。
マイクロソフト 9HR-00019
( マイクロソフト )
¥6,580
 PC はなくなったりしません。よく考えてください。
 iOS も Android もそのアプリケーションは PC で作られているのです。 スマートフォンやタブレットでは完結しないのが今の現状です。

 得意な点を伸ばして、不得手をなくす。。。 じっくりとそういうビジョンを組み立て直した方がいいと思いますよ > Microsoft
Posted on Apr 16, 2013 at 00:00

7 インチの Surface ?必要だと思いますよ

「 Microsoft が 7 インチ『 Surface 』を開発中か」ITmedia より)

 7 インチの Surface ?必要だと思いますよ。
 昨今、タブレットというと、 iPad miniNexus 7 のような 7 インチサイズの方がちやほやされる傾向にあり、 確かに Nexus 7 を所持していますが、 その活動範囲を広げるには 10 インチ級ではやはり大きすぎる気がしますし、 タッチインターフェイスで扱えるアプリを使っている限りは、 7 インチで画面が狭いと思うこともありません。

 デスクトップインターフェイスを多用すると思われる Windows 8 ならまだしも Windows RT を搭載する端末であれば、 7 インチ級の Surface は絶対に必要でしょう。
マイクロソフト 9HR-00019
( マイクロソフト )
¥6,580
 ただし、モダンインターフェイスで必要十分なアプリケーションが提供されているとはとても言えないわけで、 これではいいハードがあっても商品の魅力をアピールするには非常に厳しい…と言うのが現状です。

 かといって、 デスクトップインターフェイスの十分な数のアプリケーションが使える Windows 8 を搭載できるように 十分にパワーのある x86 アーキテクチャーの CPU と十分な容量のバッテリーを 7 インチサイズのフォームファクターに詰め込むには無理もありますし、 また実現できたとしても 7 インチというディスプレイサイズでは デスクトップインターフェイスが十分機能するかは疑問です。

 ハードウェアとして 7 インチサイズは必要でしょう。 ただ今の Windows 8 や Windows RT で そのサイズのハードウェアの魅力を引き出せるか…べたに言うと売れるか? これは非常に難しいと言わざる得ないではないでしょうか。