Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Mar 10, 2007 at 00:20

HS-DHGL Hack #4: いよいよ二度目の bootstrap

 Debian を 仕込んだ HDD を、 telnet を有効にした HS-DHGL に USB 接続します。
 接続した HDD は /dev/sdb で認識されるはずですから、 /mnt/debinst ディレクトリを作成し /dev/sdb2 をマウント、 /mnt/debinst/boot ディレクトを作成して /dev/sdb1 をマウントして いよいよ二度目の debootstrap を実行します。 その前に(すでに HDD に仕込み済の) debootstrap 実行に必要なパッケージも展開しておきます。
chroot /mnt/debinst
dpkg -i /tmp/*.deb
mkdir /mnt/debinst
/usr/sbin/debootstrap --arch arm sarge /mnt/debinst http://http.us.debian.org/debian
 今度はエラーらしきエラーも発生せずがんがん進んでいきます。 インターネットに接続しているネットワークの帯域にもよりますが、 結構時間は必要です。

 終わったら一度 chroot から抜けて、二度目の debootstrap でできあがった環境と、 KNOPPIX で 仕込んだ環境を入れかえます。同時に /boot の中身もすべてコピーしておきます。
cd /mnt/debinst
mv mnt xxx
mv /boot/* xxx/tmp
mv tmp/* xxx/tmp
rm -fr bin boot dev etc home lib proc root sbin sys tmp usr var
mv xxx/debinst/* .
rm -fr xxx
 四つ目の tmp の中身の移動は忘れないように。ここに苦労して修正した initrd.buffalo ファイルがありますから。

 さて次はできあがった Debian 環境をちゃんと起動するように整えていきます。 -----
 なおまだ当方でも HS-DHGL のハックは完了していません。 また当然ですが、この手順は HS-DHGL の 標準的な使い方ではなく、この手順を実行するとメーカーのサポートは受けられなくなります。 この手順を実施して不利益を被っても当方は一切、責任を負いかねます。
Posted on Mar 09, 2007 at 23:59

今年の春は楽しい季節

北森瓦版
「 GeForce8600シリーズの登場は 4 月 17 日」
「 GeForce8800Ultra? 」
「 R600 の遅れの背景」

 我が家では DirectX 10 対応の GPU 、 Vista 最初のアップデート( Spring Reflesh? )を待って、 20inch 以上のワイド液晶ディスプレイを購入してから、 今年の夏、メインのデスクトップを Vista 環境を移行するという 豪華な計画を立てています。  まずは現在 暴落している DDR2 メモリを購入しておくのが最初の一歩ですが、 次の一手で DirectX 10 対応の GPU 搭載ビデオカードを購入しようと思います。 現在我が家にある GeForce7300GS 搭載のビデオカードでも Vista が動作することは確認済なんですが、 なにぶんこれが唯一の PCI Express I/F のカードなので、 これを予備に回して、もう一枚広いデスクトップでもさくっと表示できる 十分な性能のビデオカードを購入しておこうと考えたわけです。
 最近見つけた PC パーツ系の濃い情報が満載の 「北森瓦版」 によれば、 NVIDIA から G8x 系の Geforce 8600/8500/8400/8300 が四月に登場し、 遅れて AMD (旧 ATI )から R600/RV610/R630 ( R600 は X2900 シリーズとしてすでに噂があちこちで流れているものだと思われます)が登場と、 ビデオカードに関して今年の春は目移りに事欠かない楽しい季節になりそうですし (^^)
 個人的にこれまでは NVIDIA 派でしたが、 ATI が我が家ではメインの CPU ベンダである AMD に買収されたこともあり、 チップベンダに関しては今回は贔屓目なしで、Dual DVI 、可能であればファンレス、 メモリはローカルに 256MB 以上搭載する製品をねらおうかと思っております。

 今年の夏は有効な投資(無駄遣い?)するぞ!
 早く来い来い夏ボーナス。。。(^^)/
# 次はワイド液晶の品定めっと (^^)
Posted on Mar 07, 2007 at 21:42

HS-DHGL Hack #3: KNOPPIX で HDD の仕込み作業

 ここのところ、久々に Linux のコマンドを連打してます。 ここ数年でこんなに Linux のコマンドを叩いたことは記憶にありません (^^;>

 KNOPPIX に 新品の HDD を USB 接続してパーティションを分割、 神の手順 に逆らって、 最終的に /boot にマウントされる /dev/sda1 ( KNOPPIX を 起動する PC の環境によってデバイスパスは変わります。繋いだ HDD の最初のパーティション) とスワップ領域とした /dev/sda3 以外は xfs でフォーマットしました ( /dev/sda1 は ext3 でフォーマットしました。ここは変えてはだめみたいです)。
 KNOPPIX で /mnt/debinst ディレクトリを作成し、ここに USB で接続した HDD の /dev/sda2 をマウント、さらに /mnt/debinst/boot ディレクトリを作成して /dev/sda1 をマウントします。
 この状態で、以下のコマンドを叩いて最初の debootstrap を実行しました。
# KNOPPIX には 最初から debootstrap が含まれていますので、別途 debootstrap を用意する必要はありません。
/usr/sbin/debootstrap --arch arm sarge /mnt/debinst http://http.us.debian.org/debian
 x86 用の debootstrap でのクロス実行ですから、 最後までは正常終了しませんでした。これはこういうことでいいみたい。

 次に以下のパッケージを Debian の サイトからダウンロードして、/mnt/debinst/tmp にコピーしておきます。
# HS-DHGL 本体に USB 接続で HDD を接続して、 debootstrap を実行するために必要です。
  • debootstrap_0.2.45-0.2_arm.deb
  • wget_1.9.1-12_arm.deb
  • binutils_2.15-6_arm.deb
  • libssl0.9.7_0.9.7e-3sarge1_arm.deb
 さらに標準ファームを修正した initrd.buffalo を 作成して 、 これも /mnt/debinst/tmp にコピーしておきます ( mkimage で 苦労しました )。
 以上で、KNOPPIX に よる HDD の仕込みは終了。

 さていよいよ次は telnetd を有効にした HS-DHGL に HDD を接続してのハック開始です。 -----
 なおまだ当方でも HS-DHGL のハックは完了していません。 また当然ですが、この手順は HS-DHGL の 標準的な使い方ではなく、この手順を実行するとメーカーのサポートは受けられなくなります。 この手順を実施して不利益を被っても当方は一切、責任を負いかねます。

# まだまだ続くハックメモ。。。 当面この HS-DHGL ハックの話で、 ネタ切れは回避できそうだなぁ (^^;>
Posted on Mar 06, 2007 at 23:07

HS-DHGL Hack #2: HS-DHGL 側の下準備

 神の手順 を 熟読して、頭の中でいろいろシュミレーションしてみたのですが、 やはり HS-DHGL に手を入れることを避けては 通れそうにありません。
 しかし、万が一のことを考えて、この作業は最小限にしたいところ。
 最終的に HS-DHGL に USB で HDD を接続して、 ARM 用の debootstrap を実行しなければならないので、telnet だけは可能にし、 また標準ファームである initrd.buffalo を抜き取っておきます。  KNOPPIX を 起動した PC に HS-DHGL から取り出した HDD を USB で接続します(当然ながら SATA/USB 変換アダプタに相当するものが必要です。 当方では RATOCSA-IFKU2LG を使用しています)。
 まず KNOPPIX を 起動した PC 上で /mnt/debinst ディレクトリを作成し、 USB 接続した HS-DHGL の HDD ( /dev/sda として認識されたとします) の二番目のパーティション /dev/sda2 を /mnt/debinst にマウント、 次に /dev/sda1 を /mnt/debinst/boot にマウントします。
 各マウントが終了したら、/mnt/debinst/boot/initrd.buffalo を /tmp にでもコピーしておきます (あとでこのファイルの 中身を編集 します。 苦労 します …)

 次に telnet を有効にするため vi で /mnt/debinst/etc/init.d/rcS を 編集します。このファイルの 42 行目で
# /usr/sbin/telnetd
と telnetd の起動がコメントアウトされているはずですから、 これを有効にします。

 次に root アカウントのパスワードを消します。
 同じく vi で /mnt/debinst/etc/shadow を編集して、
root:(パスワードが暗号化された文字列):11009:0:99999:7:::
の部分を
root::11009:0:99999:7:::
として初期設定されている謎のパスワードを削除します。

 以上の作業が終了したら、 KNOPPIX を 起動した PC から、 HS-DHGL の HDD をアンマウントして取り外し、HS-DHGL 本体に 戻してやります。
 HS-DHGL を起動して telnet すると、 root ユーザ、パスワード認証なしでログインできるはずですから、 root ユーザパスワードを再設定すれば完了。

 以上で HS-DHGL 側の下準備は終了です。 -----
 なおまだ当方でも HS-DHGL のハックは完了していません。 また当然ですが、この手順は HS-DHGL の 標準的な使い方ではなく、この手順を実行するとメーカーのサポートは受けられなくなります。 この手順を実施して不利益を被っても当方は一切、責任を負いかねます。
Posted on Mar 05, 2007 at 23:14

VirtualBox v1.3.6

「 USB 機器も利用できるフリーの仮想 PC 作成・実行ソフト『 VirtualBox 』」窓の杜 より)

http://www.virtualbox.org/
 Virtual PC無償に なってから 便利に使わせてもらってますが、 やはり マイクロソフト の 製品だからということでもないでしょうが、 Linux のディストリビューションを試そうとすると一筋縄でいかないことが多いです。
 と言うことで、この VirtualBox にも 興味があります。日本語化されないかなぁ。。。

Posted on Mar 05, 2007 at 22:22

スーパーロボット大戦 W

 個人的に今、 ニンテンドー DS Lite のおかげで、 非常にゲームに費やす時間が増えています。 脳トレ はすぐに飽きましたが、 ファイナルファンタジー III を結構時間をかけてやり込んだあと、 正月 以来はまり続ける 麻雀格闘倶楽部 DS Wi-Fi対応 (ついに CPU 対戦で黄龍召還しました (^-^)v )に続いて、 今度は スーパーロボット大戦 W をご購入。 昔から大好きですこのシリーズ。  いやぁしかし久々です>スパロボ
 自宅でリビングに座り込んで、PS2スパロボ をやってると、嫁に白い目で見られるので最近控えてたんです (まぁ 40 近いおっさんが、夢中で スパロボ を プレーしているのは、確かに絵的にかなり痛いとは思いますが… orz )。
 通勤時間に ニンテンドー DS Lite で マイワールドにこもってこつこつやる分には、 人に白い目で見られることも(おそらく)あるまい (^O^;>
 フルボイスでないのが非常に残念ですが(通勤電車の中で何かの拍子に 「ストナサンシャイン!!!」とか響き渡るのもある意味危険ですが…)、 これでまた当面通勤のお供には ニンテンドー DS Lite は 欠かせそうにありません。 # しかし、いくつになってもプラットフォームが変わっても、 スパロボダビスタ で総ゲームプレイ時間の半分以上は消費しているような気がする…進歩がない orz
Posted on Mar 04, 2007 at 21:31

HS-DHGL Hack #1: mkimage でいきなりはまる

 素直に 神の手順 に従えば、 苦労も少なかろうと思うのですが、 この手順、すでにハックした玄箱 などが必要なので、 ここは KNOPPIX を 利用して手順を最適化しようなどと考えたわけです。

 で、はまりました orz
 というか KNOPPIX を 使ったからと言うのではありません。 標準ファームの initrd.buffalo を変更する際、 mkimage というコマンドを使うのですが、 「 LinkStation /玄箱をハックしよう」 の手順では、さらっと
mkimage -A ARM -O Linux -T ramdisk -C gzip -a 0x00000000 -e 0x00000000 -n initrd -d initrd.gz initrd.buffalo
としているこの一行、実行して初めて mkimage と言うのは、 ディストリビューションに標準でくっついてくるコマンドではないと言うことに気づきました。
 これは何かと調べてみると、 u-boot というブートローダに含まれる コマンドの一つでした。 apt-get でインストールできるかと試してみたのですが、これが出来ず、 コンパイルかぁ。。。とここですでにいやな予感。 u-boot の最新版 v1.2.0 を ダウンロードしまして、コンパイルをいろいろ試みたのですが、 make ファイルすらうまく作れません orz
 ではそもそも 「 LinkStation /玄箱をハックしよう」 ではどうしたのだと調べてみると、 v1.1.4 を コンパイルした模様
 ということで、u-boot の サイトから v1.1.4 のソースをダウンロード、 同じ手順で mkimage のコンパイルを試すとあっさり成功。
 でなんとか initrd.buffalo の変更もうまくできました。

 最新版がコンパイルできなかったのは気持ち悪いですが、 ひとまず置いといて、先を急ぐことにします。
# どのみちカーネル再コンパイルする際は必要になると思われますので、 そのときに再度悩むことにします。
Posted on Mar 03, 2007 at 00:02

LS-GL/HS-DHGL の皮を被った玄箱 PRO

「 玄箱のLinuxマニア向けモデルが登場」AKIBA PC Hotline! より)

 上記の AKIBA PC Hotline! にあるように 玄箱 PRO の販売が 始まったようで、記事中の写真をみると、LS-GL/ HS-DHGL とは、内部の構造がまったく違います。  玄箱/ LinkStation ハック界の神域 「 LinkStation /玄箱(くろばこ)をハックしよう」 でも、 すでに製品を入手、分解記事がアップされていて、 外見は LS-GL/ HS-DHGL と似ていますが、 やはり中身は全く別物のようです。
 まずい。欲しくなってきた。。。 HS-DHGL買ったばかり というのに。。。夏までは我慢だ。。。最低でも (-_-;>
Posted on Mar 01, 2007 at 23:38

bracket_fep プラグイン

 ここのところ、久々に blosxom プラグインを作ってました。 bracket_fep プラグイン と言います。 一応すでに Photolog の方で 動作しています。
 とは言ってもこのプラグイン、 さして強力な機能を提供するプラグインではありません。

 当ブログ では、 snap_in プラグインasin_complex プラグイン のように、 ブラケット( [ ~ ] )で文字列を囲うと、 ある決まった形式の文字列に変換してくれる類のプラグインを 使っています。
 ただこの手のプラグインは、 プラグインごとにエントリ本文を検索するために、 同様の処理を行うプラグインが多くなってくるとページ生成の効率に 響いてくることになります。 この手のプラグインのアイデアをいくつか温存しているので、 これでは問題だと思ったわけです。
 そこで変換を行うアルゴリズム部分だけを別途プラグイン (Bracket Front-End Plugin) として読み込んで、 エントリ本文の検索を一回ですませる目的で、この bracket_fep プラグイン を作成しようとなったのです。

 もくろみ通りうまく動いたわけですが、このプラグインを作っていて、 blosxom では、 プラグインで機能を拡張していくために、このほかにも同じような処理 (たとえばエントリファイルの全件検索など)をしている プラグインが複数あったりするので、これが blosxom を多数のプラグインをつっこんで高機能にしていくと、 性能劣化につながる原因になっているのではないかと思い始めました。
 何が言いたいかというと、 blosxom は もともとその軽い実装が魅力のスクリプトで、 その特徴を通常のブログツールくらいまでの機能拡張で打ち消してしまうのではなく、 もっと高機能にしても効率が落とさない 「ブースター」 と言うか、 プラグインのための ライブラリ的なプラグイン が 作れないかと思ったわけです。

 あ、まだ全く構想の段階です。戯言だと思って忘れるように (^-^;>
# ちょっとだけ行動を起こしていますがまだひ・み・つ (^_-)-*