Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Jun 14, 2006 at 22:41

Virtual CloneDrive v5.1.4.5

http://www.slysoft.com/ja/virtual-clonedrive.html
 技術の進歩というのはめざましいもので、 今や 2 スピンドルのノート PC が 1 kg 台前半でごろごろしている時代になりました。
 軽さを求めて 1 スピンドル機を使っていた時代から、 オフィススイートでのクリップアートなどの素材を持ち歩くために 仮想光学ドライブを実現するアプリケーションとして、 CD 革命 Virtual を愛用していました。  これまで特に不満もなく使用してきたのですが、 2 スピンドル機である W2 に乗り換えて から、 「オプティカルディスクドライブ省電力ユーティリティ」と 相性が悪いらしく、タイマー設定で光学ドライブを 自動で切り離すことができなくなるという現象が発生します。
 これがずっと気になっていて、偶然見つけたのが、この Virtual CloneDrive
 まだ W2 を購入してから XP を入れ直したことがないので、 入れ直す際は試してみようかなと思っています。
Posted on Jun 07, 2006 at 23:24

メディアとして認められたと言うことかもしれない

「 2 ちゃんネタは誰のもの? スレ紹介ブログの閉鎖相次ぐ」ITmedia より)

 2 ちゃんねるには有用な情報も非常に多く、 そういう情報が行き交うスレを紹介するなり、 まとめるなりするサイトやブログは存在してもいいとは思うんです。
 ただ、映画評や書評のように、ネタバレやそれ見てしまえば、それがすべてのような 構成にしてしまうと、それはルール違反だろうと考えます。
 アフィリエイトで収益をあげることの是非に関しては、 先に例としてあげた映画評などが、(それが無断でなければ)原稿料を得るなり、 掲載された雑誌が売れるなりして、 収益が上げる活動は認められているわけです。

 要は 2 ちゃんねる も 社会的にある程度以上の影響力を持つ「メディア」として、 認められていると言うことではないでしょうか?
 そんな看板はいらんと言うことであればそうと、 逆に新しいメディアとしての立場をより明確にしていくのであれば、 何らかルールを作って行く必要があるのではないでしょうか?
 今の 2 ちゃんねる はあまりにも巨大すぎて、 初めての人には取っつきにくいですから、整理された「入門的入り口」になるような サイトなどあってもいいように思いますし。
Posted on Jun 01, 2006 at 00:07

Faststone Image Viewer v2.60 beta 4

 先般、 圧縮・解凍 ツールの話をしたとき に、 常用しているアプリケーションは Explzh だと言う話をしましたが、 それ以上に長い間、それこそ Windows 95 をβ版で使用していた時代から、 個人的に使い続けているツールが、画像の閲覧時に使用している Susie です。
 とにかくこの Susie 、 UI は貧相ですが、ファイラーの機能も備え、サムネイル表示もでき、 対応フォーマットはプラグインで拡張可能、画像の回転、拡大、縮小など 基本的な機能を、かなりしょぼい環境でも快適な速度で利用できます。

 しかしながら、このストイックなまでにシンプルな UI の Susie を使っていて、 最近、ここまで PC のパワーが上がってきたのだから、もうちょっとリッチな 画像閲覧ツールを使ってもいいんじゃない?と思い始めました。
Image:20060528FaststoneImageViewer.jpg
 そして、業務時間中に現実逃避した成果 (^^;> として、この 「 FastStone Image Viewer 」
 なんと言ってもこのリッチな UI に下手惚れです。
 勿論 Susie が備える機能は、 プラグイン拡張以外すべて持っているように思います。
 まだすべて機能を試してませんが、フォーマットに関しては 動画も含めて多数のフォーマットをサポートしていますし、簡単な編集機能も持っています。 やはり Susie と比べてしまうと、 多少重々しく感じるところはありますが、なんと言ってもフリー。
 また以下のサイトで日本語パッチを配布されるという すばらしいお仕事をなさっている方もいます。
 しばらくの間、ちょっと本気で使ってみようと思っています。

それさえもおそらくは平穏な日々 「 FastStone Image Viewer 2.60 bata4(0521) 日本語化パッチ」
Posted on May 30, 2006 at 23:13

新ラインナップ MacBook 登場

「 新生『 MacBook 』がついに登場――ラインアップには黒いモデルも」ITmedia +D より)

 最近 Boot Camp の話もあり、個人的には近年まれに見ないほど Mac 欲しい熱が高まってきている今日この頃 (^^) 、 ついにと言うかとうとう「 MacBook 」が 登場しました。  そのお値段 134,800 円 ( Apple Store 価格)から。
 その中身はと言いますと。。。
  • Intel Core Duo 1.83GHz
  • PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB
  • 13.3inch WIDE 液晶 (1280x800)
  • 60GB HDD
  • DVD コンボドライブ
 てっきり MacBook は Core Solo で MacBook Pro と 差別化するものだと思っていましたが、 これなら十分じゃないですか?
 カラーリングもブラックモデルがあって、これも何となくノスタルジックな感じがして、 ある意味、 中途半端に お高くなった Mac mini より個人的には魅力的に思います。
 もし万が一、自分が買うとしたらこれかなぁ。。。  ただ 2.36kg って重量だけはいただけません。 このあたりだけがまだ何ともアメリカン (^^;>
 せっかく Intel Core を 載せたわけですから、もうそろそろ何とかならないものでしょうか? せめて 2.0kg 以下になって欲しいなぁ。。。
Posted on May 27, 2006 at 00:47

画像フォーマットに不満はありますか?

「 ライバルは JPEG -- MS 、新デジタル画像フォーマットを公開」CNET Japan より)

 JPEG というフォーマットに対して、現状不満があるかと聞かれれば、 特にないなぁという答えになります。しかし、画像フォーマットについて 不満はありますか?と聞かれると答えは違います。
 そもそもにして JPEG という画像フォーマットは「枯れた」ものですから、 今の技術を持ってすれば、高圧縮率で復元性の高いフォーマットを 考案することもできるでしょう。
 問題はそれを利用するときの利便性が果たして(即座に) JPEG にかなうのかというところです。
 音声(音楽)フォーマットに関しても MP3 という規格があり、 これに対して高圧縮率で復元性の高いフォーマットもあります。 しかし、現状もっとも流通しているフォーマットはおそらく MP3 です。これと同じことです。

 ただし、音声データに関しては著作権保護という観点から MP3 が敬遠されるシチュエーションはあります。 ではなぜ画像はそういうことが問題にならないのでしょう?
 昨今、ブログの流行によってホームページの数は飛躍的に増大しています。 中には「この画像どっから取ってきたの?著作権はクリアしてるの?」と 疑問に思う画像が、それこそ無数に転がっています。
 何でもかんでも DRM でがちがちに縛ることには賛成しかねますが、 だからといって音楽や動画には著作権保護は必要だが、静止画は適当でいいじゃない? とは思いません。
 そもそも IT 業界は、お金が絡むとフットワークが軽くなる業界ですが、 文化に寄与する産業となるためにも、 もう少し画像(静止画)についてもまじめに考えてはいかがでしょうか?
Posted on May 24, 2006 at 23:52

This is SONY's Origami? 「 VAIO type U VGN-UX50 」

「 ソニー、スライド式キーボードを備えた『 VAIO type U 』」PC Watch より)

 結論からすると、これは Origami ではないようです。
 CPU に超低電圧版 Core Solo U1300(1.06GHz) 、メモリ 512MB (増設不可)、 チップセットに Intel 945GMS Express (ビデオ機能内蔵)、HDD 30GB を 重量約 520g の筐体に押し込んだこの VAIO type UIntel のいう UMPC にはなるのでしょうが、 搭載する OS は残念ながら日本メーカーお得意の Windows XP Home Edition(SP2) 。 直販モデルとして Professional Edition も選べますが、 Tablet PC Edition 2005 を搭載しない以上、 Microsoft のいう Origami ではないのでしょう。
 さらに残念なことに、天下の ソニー をもってして、 リチウムイオンの標準バッテリで駆動時間は約 3.5 時間。。。 しかし価格はオープンプライスで、店頭予想価格は 17 万円前後の見込み。 ここはさすが ソニー 。 恐ろしいくらいの強気です (^O^;>  売れるんだろうなと思いますよ。そこそこ。
 しかし、それとは別にやっぱり日本で Origami を普及させる最大の障壁は R5 の存在ような気がしてきました (^-^;>

# 別記事 で 「これ( VAIO type U )は Origami ではない」と VAIO 事業部門長様が断言しておられます。
Posted on May 23, 2006 at 00:14

今年の WinHEC は話題満載?

「 Windows Vista のハードウェアスペックがまもなく明らかに」CNET Japan より)

 先般、 Vista 対応を意識した PC を自作した ものとしては、 一応、徹底的に情報収集したつもりですが、 やはり正式発表でどんでん返しがないか気になりはします。
 我が家の Vista 対応 PC は、上記の記事にある 「 Vista Capable 」 となる 最低でも 800 MHz以上のプロセッサと 512 Mバイトのメモリ、 そして DirectX 9 対応グラフィックスカードと いう条件は楽にクリアしてます。
 ところが「 Premium Ready 」となる 1GHz のプロセッサ、 1G バイトのメインメモリ、 Vista 用の新しいドライバモデルをサポートするグラフィックカード(メモリ容量は 128M バイト以上)を 搭載という条件は、今のところメモリ容量以外はクリアしてますが、 そのメモリが今のところ 1G バイトに置き換える(現状 512M バイト)のが限界で、 グラフィックカードが 7300GS のため、Turbo Cache が効き始めるとメインメモリとして 使える容量も減りますから、 動くかどうかといえば動くでしょうが、快適に動くかどうかいうと疑問が残るライン。。。 まぁ実際、ものが出てこなければ、確証はないというのが結論なんでしょうけど。

 とりあえず明日( 23 日/現地時間)、シアトルで行われる 今年の WinHEC(Windows Hardware Engineering Conference) は、 ポータブル Xbox なるものの噂もあるようですし、 もちろん Vista 関連の話もわんさと出てくるでしょうし、 話題満載でおもしろそうですね。
 明日からの各ニュースサイトのレポートが楽しみです。
Posted on May 20, 2006 at 23:24

Lhaz v1.31

http://www.chitora.jp/
 普段はファイルの圧縮・解凍作業というと、 Explzh を 使っていますが、これシェアウェアなんで会社の借り物 PC になど ほいほいと入れることはできません。
 それで会社 PC に環境構築するたびに、 Explzh と同等とまで行かなくても、 使いやすいものを…と探しては見るのですが、どうしても使い始めると Explzh と比較してしまいます。 それくらい Explzh は 使いやすく良くできたアプリケーションだと心酔しています。

 しかも昨今の個人情報保護の風潮から、 メール添付用のファイルアーカイブは、暗号化して圧縮/復号化して解凍ができる アタッシェケース を 使うことが多く、また Windows XP 標準で ZIP アーカイブはフォルダと同等に 扱えるので、必然、オフィスでは圧縮・解凍用アプリケーションって なくても何とかなるのでは?と思い始めています。
 しかしながら、やはりどうしても圧縮形式が LHA などのファイルが回ってきたり、 拾ったりすることがあって、結局この手のアプリケーションが必要になってしまいます。
Image:20060516Lhaz.jpg
 そこで今回見つけたのがこの Lhaz
 アーカイバ DLL 不要で多数のファイル形式に対応している上、 サポートするファイル形式を減らした軽量バージョンも公開されています。
 その上インストール作業なし。必要とあらばファイル関連づけもできますし、 なんと言ってもこの手の簡単圧縮・解凍系アプリケーションって得てして、 書庫の中身を(解凍せずに)閲覧だけと言うことができなかったりしますが、 これはできます。すばらしい!
Posted on May 13, 2006 at 00:21

問題の本質がゆがむ原因

コデラ ノブログ 「 はぁ? OS 作るってか」
政府が Winny 対策として、 独自OS を作るそうである。 えーと、ちょっと待ってな。どこから突っ込むか順番考えるから。 ……………。
 気持ち分かるなぁ。。。 つっこむ相手が横にいたら「グー」でつっこんでるかもしれない (^O^)
 そもそも「情報セキュリティ政策会議」なるものにいったいどれくらいの 技術的知識の蓄積があるのかがよくわかりません。
 こういうときにこそ「民にできることは民に」だと思うのですけど…
 まずだな、「来年度から政府機関での利用を目指す」って、OSってそんな簡単にできんだろ。
 一応、曲がりなりにも大学時代は、オペレーティングシステムを研究した端くれとして、 一言言わしてもらうと、オペレーティングシステムとは、それが動作するハードウェアリソースを それ上で動作するアプリケーションすべてが利用しやすくするために、 管理、制御の手段を提供することが目的のソフトウェアです。
 ですから対象となるハードウェアリソースが小規模であれば、 必然、オペレーティングシステムの規模も小さくなりますから、 一概に「一年ではできんだろう!」とは言えないとは思いますが、 オペレーティングシステムの規模の大小にかかわらず、 できたてほやほやのオペレーティングシステムなど使わされる方は大変でしょう。

 幸か不幸か大量の国費をつぎ込み、おっしゃる「セキュアなオペレーティングシステム」が 完成したとしましょう。 その上で動作するアプリケーションは誰が作るのでしょう?
 誰も作らなかったら、「利用を促進するため」とか言って、 また貴重な税金つぎ込む気ではないでしょうね?
 そうして最後には誰も使わなくなって、つぎ込んだ大金は帰ってこなくなると。 本当に勘弁してください。
 ていうか Winny 対策って基本的に OS が悪いのか? そうじゃないだろう。
 問題の原点はここなんですよね。
 基本的に悪いのは人間であって、それをシステムで縛ろうとするところに 問題の本質がゆがんでくる根本原因があるのだと思います。