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夢は夢のまま終わらせない…

Posted on May 02, 2014 at 16:03

iTunes Match いよいよ国内でも始まりました!

「 アップル、国内で『 iTunes Match 』スタート。年間 3,980 円」AV Watch より)

 いよいよ日本国内でも始まりました アップルiTunes Match 。 年間なんと 3,980 円!って米国では年間 24.99 米ドルですから、 ちょっとお高めなのはご愛敬?と言うところでしょうか? (^^;A
 まぁ日本国内で米国と同仕様の iTunes Match が提供できるのかと勘ぐっていたぐらいなので、 始まっただけよしとしましょう。

 ご存じの通り iTunes Match は iTunes Store で購入した楽曲でなくとも、iTunes Store で販売されている楽曲と合致すれば、 iCloud 上で共有され、iTunes Store で販売されている楽曲のクオリティーで再生が可能になるという かなりすてきなサービス。

 結構、待っていたサービスではあるのですが、 まだ飛びつかずにいます。

 なぜかというと、個人的に所持している iPod touch は iOS 7 リリース時に見捨てられた世代(第四世代)で、 またスマートフォンを iPhone にすると言うことを考えたこともないので、 次にポータブルプレーヤーを買い換えるときは、 ウォークマン にしようかと本気で考えているからです。  また アップル が iTunes Match を始めた以上、 Scan and Match と呼ばれる同種のサービスを日本でも他社が始める可能性も出てきました。
# 実際、米国では Amazon.comGoogle も同種のサービスを提供しています。

 ストアとしては iTunes Store が一番使い勝手がいいので引き続き使っていますが、 だから Music Match もこれでと言うと、ちょっと今のところ躊躇しています。
 ま、今、まさに困っているわけでもないので、 次のポータブルプレーヤーの検討も含めて、もうちょっと様子見することにします。 「 Amazon Cloud Player に新機能『 Scan and Match 』」AV Watch より)
「 Google 、音楽サービスでユーザー保有曲と販売楽曲のマッチングサービスを提供」
「 Google 、音楽サービスの『 Scan and Match 』機能を米国でも提供開始」
(以上、 INTERNET Watch より)
Posted on Apr 29, 2014 at 16:37

【暫定版】 NAS4Free で ZFS ストレージを移行する

 今回、我が家のストレージを集約する際、 デル Inspiron Zino HD で 一通り NAS4Free を試してから、 GIGABYTE GB-BXCE-2955 へ ZFS (ミラーリング)でフォーマットしたストレージを移行する際に、 いろいろガチャガチャやって、何とか移行できましたが、 ちょっとしたトラブルもあって、これが確証の持てる ZFS ストレージの移行手順とは言い切れないのですが、 一応、これと思われる手順をまとめておくことにします。

 Oracle のドキュメントによると、 まずは移行する ZFS プールに対してプールの情報すべてディスクに書き込むよう エクスポートを行った方がいいらしいのですが、 NAS4Free の GUI からは実行できないので、 移行元のサーバーの電源を落とします。
# コマンドラインからならたぶんできます。

 そうしてから移行先へ ZFS ストレージをつなぎ替えてから、 移行先のサーバーでディスクを認識させます。
 NAS4Free の管理画面のメニューから 「ディスク」 - 「マネージメント」を選んで、「ディスクのインポート」を押します。
Image:UNIX/20140313NAS4FreeAddDisk-0.jpg
 移行してきた ZFS ストレージのディスクがインポートされたことが確認できたら、 次にメニューから「ディスク」 - 「 ZFS 」を選んで遷移した画面で、 「設定」タブをクリックします。

 ここで先に認識させたディスクから ZFS プールの情報を検出していると、 下図のように「ディスク上の ZFS 設定をインポート」できるはずなので、 これをクリックして実行します。
Image:UNIX/20140421NAS4FreeZFSMove.jpg
 うまくインポートできたら、 「ディスク| ZFS |設定|検出」画面で、 「設定」タブ以下の「同期」を選んで遷移した画面で「同期」をクリックして 実行すれば完了です。

…のはずです m(_ _)m
 次回、ZFS ストレージを移行しなくてはならない事態が発生したら、 この暫定版の手順を検証してみます。
 それまではこの手順はあくまで暫定版と言うことでご容赦ください。
Posted on Apr 28, 2014 at 16:57

さて次はどの Linux を使おうか…

「 Ubuntu 14.04 LTS リリース、高解像度化とマルチタッチに対応した長期サポート版」Engadget 日本版 より)

 4 月の 17 日に事前にあった予告通り二年ぶりとなる長期サポート版 Ubuntu 14.04 LTS(Trusty Tahr) が リリースされました。

 先般、GIGABYTE GB-BXCE-2955NAS4Free を動かすために、 それまで一つ前の Ubuntu 12.04 LTS(Precise Pangolin) で 機嫌良く動いていた 東芝 dynabook UXFreeBSD をインストールしたのですが、 この子 (dynabook UX) は 32bit 版しか動かないために結局、役には立てませんでした。
 そのまま FreeBSD で使おうかとも思ったのですが、 昨今のよくできたデスクトップ環境が付属する Linux で甘やかされた人間にはとても耐えきれず (_ _;>、 ならば PC-BSD があるじゃないか!とも思ったのですが、 残念ながら公式の最新版は 32bit 版が存在しませんでした。

 14.04 LTS もリリースされたし、 Ubuntu に戻すか…と考えたのですが、 せっかくなら違う Linux も使ってみたい。。。 っていうか、ibus-mozc と Dropbox が使えた Ubuntu はあまりにもお気楽だったので、 これから派生したものを…と Ubuntu GNOME とか Linux Mint とかいろいろ考えたのですが、 今回は Xubuntu で (^^)b
Image:UNIX/20140426Xubuntu.jpg
 XubuntuXfce をデスクトップ環境とする Ubuntu から公式に派生したディストリビューションです。
 Xubuntu 14.04 LTS は Ubuntu 14.04 LTS と 同じ長期サポート版で、 Xfce を採用するため、 動作が軽いのが特徴で、ネットブックごとき (^^; にはちょうどいいかと。

 リリース直前にインストールセットから IBus が削除されたりと、 以前、 Ubuntu 12.04 LTS で実現していた 環境に近づけるには多少苦労しそうですが、 ものは試しということで… 挫折したら即座に Ubuntu を入れなおすことにします w Ellinikonblue.com Weblog
「 Ubuntu 14.04 LTS (Trusty Tahr) リリース間近か…」
「 Ubuntu でチャレンジ! dynabook UX 環境構築」
Posted on Apr 24, 2014 at 21:41

Windows で Sass 環境を実現する Rumix2 をもっと便利に!

 Windows でもある程度、 Sass を使えるようにする Rumix 2 を もうちょっと便利に使えるようにちょっと環境をカスタマイズします。

 そのポイントを順を追って説明します。
インストールディレクトリにはスペースを含まないディレクトリを用意する
 まずは Rumix 2 については、 USB 版を使いますが、これはたとえばドライブのルートディレクトリに Rumix2 など パス名に スペースを含まない 適当な名前のディレクトリを作成して、 解凍してください。
 Sass だけ使う分には問題がないのですが、 コンパイルの必要なネイティブエクステンションをインストールできなくなります。
ckw-mod を見やすくする
 Rumix 2 には コマンドプロンプト代替ツール ckw-mod が 付属していますが、デフォルトでは字がちっちゃくて見づらいので修正します。  Rumix 2 をインストールした ディレクトリ直下にある ckw.cfg ファイルの 24 行目
Ckw*fontSize: 12
となっているところを 12 → 16 に変更します。
 これで表示が大きく(通常のプロンプトくらいのサイズ)なります。
DevKit 付属のコマンドにパスを通す 等
 Rumix 2 には 日本語拡張コマンドラインシェル NYAOS が付属していて、 ckw-mod を開けば、 ls とかも使えるのですが、実はネイティブエクステンションコンパイル用に添付されている DevKit の中にはさらに less や awk, perl までありますが、 なぜかここにパスが通っていないためにこれらが使えません。
 これらを使えるようにするため、その他諸々のため、 NYAOS の設定を変更します。
# PROXY の設定
# set HTTP_PROXY=http://proxy.yourdomain.net:8080
# set HTTP_PROXY_USER=
# set HTTP_PROXY_PASS=

# DevKit へのパス追加
set PATH+=%NYAOSDIR%/../../ruby/devkit-mingw64-32/bin

cd
 上記の設定を Rumix 2 をインストールした ディレクトリ以下にある shell\nyaos 以下にある _nya と言うファイルに追記するか、 C:\Users 以下にある自分のユーザー名のディレクトリ直下に 上記の設定だけを記載した _nya と言うファイルを新規に作成してください。
# USB メモリーに Rumix 2 を インストールした場合は shell\nyaos 以下にある _nya に追記した方がいいでしょう。
# PROXY 環境下の場合は上記の設定の関連部分をコメントアウトして設定してお使いください。
 これだけ設定すれば、簡単な UNIX コマンドも通るようになるので、 Windows でも Sass が かなり便利に使えるはずです。
 さらに vim とか wget とか使いたいと言うことであれば、 Gow とかインストールして、 パスを通せば、さらに UNIX コマンドラインな環境ができます。

 よろしかったらお試しください ^^ 「 『 Rumix 2 』が正式版に、 Windows 環境へ『 Ruby 』を簡単にセットアップ可能」
「 『 Ruby 』環境のセットアップツール『 Rumix 』の次期バージョン『 Rumix 2 』がベータ公開」
(以上、 窓の杜 より)

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「 Rumix2 で Windows にも Sass 環境を!」
「 Gow v0.5.0 」
Posted on Apr 23, 2014 at 20:43

Syncplify.me Notepad! v1.0.13.53

「 『 Word 2013 』風のデザインが特長。タブレットにもお勧めできるメモ帳『 Notepad! 』」窓の杜 より)

 見栄えに関してはかなり凝ったエディタです。 > Syncplify.me Notepad!

 しかも、見かけ倒しでなく、 正規表現による検索・置換、シンタックスハイライトと機能的にも いけてそうな感じ。

 ただ、今のところ、日本語化する手段はないらしく、 自力で日本語化できる構造になっていないかと思って、一度、インストールしてみたのですが、 ま、私ごときにはそんな簡単にできそうもなく。。。 (^^;A

 ホームページを見てみると、 Syncplify.me FTP! なる Syncplify.me Notepad! に ルックアンドフィールがそっくりな FTP クライアントもあって、 いつか誰かが日本語化してくれたときのために憶えておきたいと思います。

 よろしくお願いします>日本語化のえらい人 (< 他・力・本・願 (^^;;; )
Posted on Apr 21, 2014 at 20:01

最近、 Xperia Z Ultra なんかがいいかなと思い始めてきた理由

 昨年の正月に機種変した ドコモ GALAXY S III α SC-03E (以下 S III α)ですが、 液晶画面全損の苦難 (^^;;; も乗り越え、先般 (4/17) 、ついにオペレーティングシステムも バージョンアップして Android 4.3 になりました。

 朝起きると、 S III αの画面一杯にダイアログが表示されており、 了承するとすぐにバージョンアップが始まりました。
 20 分から 30 分少々でしょうか?
 無事、バージョンアップが完了し、なんだか少し動作が軽快になった気がします。

 ただシステム設定画面がタグでカテゴリ分けされるようになって、 最初はどこに何があるかわからなかったり、 ロック画面に天気予報が表示できなくなったりと最初のうちはだいぶ戸惑いましたが、 もうすっかり慣れました。

 発売されてから丸一年以上もたっているのに、最新機種と比較しても遜色のない。 やはりグローバルで販売されている機種は違うと思いました。万歳! (^^)/ > S III α

 ただ二年縛りの呪い (^^; も 1 年を切りました。
 呪いが解けたらすぐに機種変だ!と言うわけではないですが、 S III α に加えて、タブレットである Nexus 7(2012) も 使っていて、さすがに携帯性は S III αの方がいいので、 普段はこれを持ち歩いていますが、実際、家でアプリなどを使うときは 圧倒的に Nexus 7(2012) の方が利用頻度が高いのです。
 確かに携帯性は落ちますが、通話さえできれば Nexus 7(2012) の方を持ち歩きたいくらいです。

 そんなことを考えていると、最近、 Xperia Z Ultra のようないわゆる「ファブレット」というのがよく見えて仕方がありません。

 Xperia Z Ultra のようなファブレットをそのまま通話に通話に使おうとは思いませんが、 Xperia Z Ultra の場合 Smart Bluetooth Handset SBH52 というオプションが用意されていて、 Bluetooth のレシーバーなのですが、これがハンドセットにもなるという代物です。

( )
 さすがに S III αでは Bluetooth を常時オンで使うにはバッテリ容量に不安がありますが、 ファブレットクラスならバッテリーも十分に大きく、 普段は Bluetooth をオンにしたまま鞄に入れておいて、 通話にはハンドセットを使うという運用にも耐えられるように思います。

 なぜヘッドセットではだめなのかと言われると、 まずこれまで何度か試しましたが、今ひとつ耳にフィットとするものがない、 これはそもそもウェアラブルなデバイスがあまり好きではないと言うこともあります。
 加えて、大阪という声を張る人が多い土地柄もある (^^; と思うのですが、 ヘッドセットをして路上や電車の中でも、まっすぐ前を見たまま、突然、笑い出したり、 中空に向かって会話を始めたりする人を見るたびに、 ああはなりたくない。。。特に夏の暑い最中などに隣で始まったりすると、 暑さでどこかへ旅立たれてしまったのかと恐怖すらを感じ、 どんどんヘッドセットに対するイメージが悪くなってきています (_ _;>

 と言うことで、ファブレット+ハンドセットという運用を試してみたくて仕方がありません。
 まぁまだ 2 年縛りの呪いが解けるまでたっぷり半年以上ありますし、 なんと言っても Xperia Z Ultra がそもそも ドコモ から 発売されていない (^^; という高いハードルもあります。

 ま、そろそろ携帯各社の夏モデルの発表(ゴールデンウィーク明けくらいかな?)もあるでしょうし、 これ以外にもいろいろ興味や欲望がわいてくるかもしれませんし、 来年の正月までゆっくり未来のイメージを膨らましていきたいと思います ^^

「 ドコモ、『 GALAXY Note II 』『 GALAXY S III α』を Android 4.3 に」
「 6.4 インチの大画面、スリムでフラットな『 Xperia Z Ultra 』」
(以上、 ケータイ Watch より)
Posted on Apr 20, 2014 at 17:34

がんばれ!コレガ CG-HDC4EU3500 !!

 こないだ、ふと気がつくと GIGABYTE GB-BXCE-2955 に 繋がっている コレガ CG-HDC4EU3500 の REBUILD LED と HDD ERROR LED が赤く点灯しており、 HDD Status LED も四番目の LED が消灯していました。

 年末買ったばかりのハードディスクやぞ…まじか?
 CG-HDC4EU3500 はちょっと休眠期間がありましたが、 購入してからすでに 5 年は経過している代物、 ハードディスクではなくケース、その中のコネクターなどが損傷してもおかしくはありません。
 本当に HDD の故障なのか?

 疑ってみたところで問題は解決しませんし、 仕方なく次の日、会社の帰りに ソフマップ で 同じ HDD を購入して、差し替えました。
 CG-HDC4EU3500 がそもそもホットプラグ対応かどうか よく調べもせずやった (_ _;> のですが、 GB-BXCE-2955 に繋がったまんま、 電源が入った状態で、 HDD Status LED が消灯していた HDD を抜いて、 新しいものに差し替えると、すぐにリビルドが始まりました。
 一昼夜放っておくと翌朝には無事、不吉な赤い点灯はなくなり、今も正常に稼働しています。

 ハードディスクは消耗品です。
 それは重々承知していますが、それにしてもうちの記憶装置はよく逝ってくれる (-_-;

 CG-HDC4EU3500 は装填した HDD を個々に認識する シングルモードがないので、ハードウェア RAID をそのままつかっていたため、 HDD 交換ですぐにリビルドを始めてくれて手間もかかりませんでしたが、 ただ CG-HDC4EU3500 本体が逝ってくれると、 下手をすると復旧の方法がないのが現状です。
 多少手間がかかるとはいえ、NAS4Free で 冗長性を確保でき復旧の手段を講じられる構成へ 早いとこ移行した方がいいのかもしれません。  うーん。。。もうちょっと、夏までがんばってくれ (^^;A > CG-HDC4EU3500
Posted on Apr 18, 2014 at 21:21

Intel ARK 公式アプリ

やじうま PC Watch 「 PC 自作ユーザー必携? オフラインでもスペックが分かる Intel 公式アプリ」 ~ CPU やマザー、 NIC の詳細が表示 ( PC Watch より)

 今のデスクトップにしたときに、ずいぶん久しぶりにマザーボードから交換した上に、 自作を始めたい頃以来の Intel プラットフォームへの 移行だったために主に CPU やチップセットについて、 ずいぶん Intel の製品について調べた記憶があります。

 たとえば、ちょっと前までは「 Celeron 」と言えば、 動作周波数の違いくらいだったのですが、今は Atom ベースのものと、 Core ベースのものが混在しており、それを製品型番だけで区別しなくてはなりません。
 これはマニ…失礼 (^^; 、造詣が深くないとなかなか大変です。

 確かにこのアプリあれば、買い物時から便利だなぁ…入れとくか… でも次、いつ使うんだろう? w
Posted on Apr 17, 2014 at 19:34

Shuttle DS81

「 4K の 2 画面表示に対応した Haswell 対応スリム PC キットが発売」AKIBA PC Hotline! より)
「 Shuttle の『 DS81 』で知る『ベアボーンの組み立ては簡単だ!』」ITmedia PC USER より)

 こないだ GIGABYTE GB-BXCE-2955 を 買ったばかりだというのに、ちっちゃい PC 熱が覚めやりません。病気かもしれません (^^;>

 先般、話題にした MSI の ProBox23 は まだ日本で登場するかどうかもわからない製品でしたが、 この ShuttleDS81 は すでに日本でも市場に出回っているようです。  65W 以下であればデスクトップ用の CPU も使えるようですし、 本体の大きさも ProBox23 より小さめ。

 これもいいなぁ…夏に向けて覚えておこう (^^)

Ellinikonblue.com Weblog 「 Haswell 対応 Mini-ITX 採用ベアボーンキット MSI ProBox23 」
Posted on Apr 16, 2014 at 20:32

NAS4Free で ZFS データセットを作成する

 前回で ZFS プールを作成してマウントし、 ZFS ファイルシステムでストレージを使えるようにまでしましたが、 NAS4Free で ZFS を使う場合、 マウントした ZFS プール上に、データセットもしくはボリュームを作成して使用すると 冗長化以外の ZFS の便利な機能が使えるようになります。

 正確な定義ではないかと思いますが、 データセットは単に ZFS プール上にディレクトリを作成するものだと思ってください。 ボリュームは ZFS プール上にブロックデバイスを作成する、 つまりパーティションを作成するものだと思ってください。

 当方ではまだデータセットの方しか試したことがないので、 こちらの作成方法をまとめておきます。

 まずは NAS4Free の管理画面で、 メニューから「ディスク」 - 「 ZFS 」を選択すると、 「ディスク| ZFS |プール|マネージメント」画面に遷移します。

 ここで「データセット」タブを選択すると、 定義されているデータセットの一覧が表示される画面になります。
 ここで例のごとく、「+」のアイコンをクリックすると、 データセットの追加画面になります。
Image:UNIX/20140412NAS4FreeZFSDataset.jpg
 ここではまずデータセットの名前と、 データセットを作成するプールを指定します。
 以下はデフォルトでもかまわないのですが、 データセットを作成する目的は、主に以下の三つの機能を使えることにあります。
  • 圧縮
  • 重複排除
  • クォータ
「圧縮」は文字通り記録されるデータを圧縮して記録します。
 基本、「 ON 」を設定すればよいかと思いますが、 圧縮形式に gzip を指定して 1 (最速)~ 9 (最高圧縮率)まで 圧縮レベルを指定することができます。
 ただし、記録するデータによっては効果が薄い、 たとえば、そもそもデータ圧縮がかかっているデータ形式である JPEG 画像などの写真を保存するフォルダでは必然あまり効果が得られません。
 しかし、うちの MacBook Air の Time Machine データストアのデータセットなどでは x1.4 程度の容量が記録できています ( 60% 弱程度のサイズまで圧縮される)。
 この設定はあとでも変更できますし、ひとまず「 ON 」にしとくというのはありかと思います。
# GIGABYTE GB-BXCE-2955 ( Haswell 版 Celeron 2955U(1.4GHz)/8GB DDR3L )で 動作させている分には気になるほどパフォーマンスは落ちませんし、負荷もかかっていないようです。

「重複排除」はデータブロック単位(ファイル単位ではありません)で 重複しているデータを削除し、さらに容量を節約するためのものですが、 実メモリーをかなり消費する(らしい)ので当方では使っていません。

 次に「クォータ」はそのデータセットが利用できる最大容量を設定するものです。
 Time Machine 用のデータストアなどではこれを設定しておかないと プールの最大容量までバックアップしてしまいますので、 搭載されている 256GB SSD を半分くらい使っているうちの MacBook Air のための Time Machine 用データセットでは「 200G 」と設定して、 一ヶ月分以上のバックアップを記録できています(もちろん、圧縮は「 ON 」の設定です)。

 これらの設定と、あとお好みで「概要」を設定するほかは、 デフォルトの設定でかまわないかと思います。 「アクセス制限」以下の項目も触らない方がいいでしょう。

 以上の設定が終わって「保存」をクリックすると、 「ディスク| ZFS |データセット|データセット」画面に戻って、 追加したデータセットが一覧に表示されているはずですので、 あとは「変更の適用」をクリックすれば、データセット作成の完了です。

 データセットは ZFS 上のディレクトリとして見えますので、 これを NFS や CIFS の設定で指定して使うなり、 AFP を設定で指定して Time Machine のデータストアに使うなりしてください。

 以上 (^^)>

Ellinikonblue.com Weblog
「 NAS4Free で ZFS を使う #0 」
「 NAS4Free で ZFS を使う #1 」
「 NAS4Free で Time Machine サーバーを実現する」