ネタフル
「
価格.com レポート、ネットブック人気に陰り」
最近ちょっと落ち着いてきたので、こういう「ネットブックは終わった」論を
唱える人がぼちぼち出てきました。
そもそもにして、
Vista を動作させるには厳しいスペックで、
XP なら普通に使える。
画面解像度は低く、CPU パワーもないのでメールやブラウザを使っていても、
通常の PC に比較するとちょっと使いづらさが気になることがあります。
それでも最低限のことができる持ち歩ける PC が三万円台からという価格も手伝って
市場を創り出したわけですが、それはニッチな商品カテゴリだったことは
誰の目にも明らかだったことで、ニッチな市場だったところに大量の商品が投入されたわけですから、
当然、サチるのも早かったわけです。
しかし、ネットブックの登場で証明されたことがあります。
それは「安価であれば PC を持ち歩きたいニーズは確かにある」のだと言うことです。
だからこそ
Intel は
CULV(Consumer Ultra Low Voltage) プロセッサを用意し、
Microsoft は Windows 7 を
ネットブック向けにコンパクト化した Starter Edition を
新興国向けだけではなく、全世界で発売することを決めたのです。
こうした背景でネットブックの市場はサチり、
これまでのネットブックでは満足できなかった、もしくはネットブックではやはり性能が足りなかったユーザが
カテゴリバンドが広がった低価格超軽量ノートに流れた。
要はこれまでネットブックという非常に狭い商品カテゴリに集中していた需要が、
低価格超軽量ノートというちょっと広くなった商品カテゴリに需要が広がっただけのことで、
決してネットブックブームが終わったわけではないと思います。
ネットブックという製品カテゴリは確かに根付き、枝葉を広げ始めた。
そう言うことだと思います。
まぁネットブックが終わったことにしたいならそれでもいいですが、
個人的には
ソニー の
VAIO type P や
VAIO X のような
わくわくする持ち歩ける PC が、これからもじゃんじゃん出てきて欲しいものだと思っています。
価格.com - トレンドニュース
「
ノート PC 市場を席巻したネットブック人気に陰り。
今後市場は、 10 万円以下の『非ネットブック』へとシフト」